風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

思索

信仰義認の根拠となる聖書箇所について、ふたたび

信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。 信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではない…

田川建三訳によるマタイ福音書26:50とヨハネ福音書13:27、そしてマルコ福音書14:21

イエスは彼に言った、「友よ、あなたはこのために来たのか」。その時彼らは進み出て、イエスに手をかけ、つかまえた。(マタイ福音書26:50『田川建三訳著 新約聖書』より) そしてその一片とともに、その時に、サタンがその者の中へと入った。それで彼にイエ…

2023年4月の『聴く』

2023年3月12日(日) 受難節第3主日説教 ○○○○長老代読 ○○○○長老は、「受難節のこの時、主イエスの恵みを、十字架を通して、深く味わいたいと思います。」と、最後にご自身の言葉をもって補って下さった。 この言葉を携えてこの週を過ごすことが出来、感謝…

「聖餐は恵みです」(夫への手紙)

昨日は、○○○○○先生によって、パンとぶどうジュースにあずかることが出来ました。 聖餐(せいさん)の前に、○○先生はコリントの「ふさわしくないままで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は」という点について話されました。 聖餐は権利ではありませ…

「敗北の勝利」というようなものがあるとすれば・・(β遮断剤が切り捨てられた!)

ここに来て、うちの夫の脳内出血の原因に繋がってしまったかも知れない。やはりβ遮断剤を飲み続けていたせいだ。心不全の値は正常に戻っていたというのに。 https://t.co/yfhO6JvAyM — メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2023年3月10日 「敗北の勝利」という…

「大審問官」(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』)

myrtus77.hatenablog.com ニーチェが5歳の時、牧師であった父親が亡くなり、その後すぐ弟も病死する。父親と弟を亡くしたニーチェは、母と妹と共に、父方の祖母らと同居するため生まれ育った故郷を後にする。詳しいことは分からないが、生活に困っていたよう…

信仰義認の根拠となる聖書箇所は?

信仰によって義とされるという「信仰義認」について、この「信仰」は、「キリストの信仰」を指すと聞いてきた。キリストの父なる神への「信仰」によって私たちが「義」とされるのだ、と。 また、「義」とは、神との関係が正しいものとされるということだ、と…

「愛のために労苦する」(テサロニケの信徒への手紙一1:3)

今日お聴きしたお説教を以下に抜粋引用させて頂く。 次に、「愛のために労苦する」という言葉です。愛という言葉に能動的な労苦するという言葉が組み合わさっています。 なお、この愛という言葉は人間同士の恋愛などで使われる愛のことではありません。また…

ピエタ像の写真をトレースして・・。

『聴く』2月号ー2の3ページ目 ミケランジェロのピエタ像のさし絵を載せたかったのは、カトリックのように母マリアを聖母として崇めたかったからだろうか? あるいは、この説教で語られている独り子イエスの死に悲しむ神を、人であるマリアに取って代わらせよ…

陰謀論の最たるものに・・

spyboy.hatenablog.com ナチス戦犯アドルフ・アイヒマンが記録した会議の議事録に基づき、ヨーロッパの全ユダヤ人虐殺計画が立てられていく会議の様子が淡々と再現されます。 陰謀論の最たるものに超富裕層による人口削減の画策というのがあると思うのだが、…

『おいしいごはんが食べられますように』と「主の祈り」

慌てて食べてくある日の朝食。 山崎行太郎氏のYouTube動画で、芥川賞選考委員の記者会見にまつわる話が語られていて、高瀬隼子氏の『おいしいごはんが食べられますように』に興味を感じ、図書館で予約してきた。 予約だけなので、まだ中身は読んでいないのだ…

どうして抜粋するのか?(説教について)

「福音の初め」(マルコによる福音書1:1) 福音書はそれぞれ特徴のある書き出しで書き始められています。マルコによる福音書は「神の子イエス・キリストの福音の初め。」という一文で始まります。 (略) このイエス キリストの福音は、イエス キリストが…

「陰謀論」

この動画の最も恐ろしい部分は、長期的な作用が「癌だ」と言った時にインタビュアー達が高笑いしているところ。 https://t.co/9UfDFTcVUx — 猫祐物語 (@syodainekosuke) 2022年12月20日 「陰謀論」という言葉がある。 実際にはあり得ないという場合には、「…

「このキリストの無力の果てに・・」

myrtus77.hatenablog.com アブラハムが信じた果てに見出した一匹の雄羊、まさにそれこそが…神ご自身が備え与えてくださったイエス キリストを指し示すものです。イエス キリストもまた、神の言葉に従い、十字架の上で自らの命をささげきるまで従われました。…

「キリストの苦しみが満ちあふれてわたしたちにも及んでいる〜」(コリントの信徒への手紙二1:5)

ユースの会の友人が急逝して悲しんでいる娘に、御言葉を分かち合いたいと共通の友人から第二コリントの言葉が送られてきた。 わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。神は、あらゆ…

「多くの民の命を救うために」(創世記50:20)

「主の山に備えあり」(創世記22:1~19) (略) アブラハムは「神が備えてくださる」とイサクに答えたとき、未来が見出し得ないような状況の中にあっても、神の約束の中に生きる道が開かれてくる、それは自分が生きる道というだけでなく、イサクにとっても生…

私は猫かも知れない・・?

この動画かなり前にもRTしたけど、赤ちゃんが階段から落ちないように必死でとめてるの凄いよね猫は母性が強いと言うけどホント賢い https://t.co/Ojxr62Q9Ns — MJ (@ontheline0913) 2022年10月1日 猫の行動には根底に怒りが含まれているように思える。 動画なん…

伝えられたもの、聴いたこと、受けとったことを語る

「おびただしい証人の群れに囲まれて」 2022年11月20日(日)聖霊降臨日後第24主日【逝去者記念礼拝】聖書箇所:ヘブライ人への手紙 11章39節〜12章2節 わたしたちはきょう、先に召された兄弟姉妹を覚えて礼拝を守っています。 わたしたちの信仰は…

ミャーさん達は・・。(追記した💢)

日曜日、牧師館の近くで猫が鳴いているので庭の内側にいるんじゃないかと言うので見てみたが、いなかった。 月曜日、リビングのすぐ外で鳴いているように思えるので、外に出てみるがいない。 鳴き声の方にそぉっと近づいて、ふと溝の中を見ると、黒い子猫が…

バランスを取る!

夫は若い頃からしょっちゅう「バランスを取ることが大事!」と言っていた。 「どうしてバランスを取ることが大事だと思うの?」と尋ねると、自分がバランスが取れていないからだ、と。人間的にということかな?と思いながら深く考えなかったが、 最近になっ…

自分の命をさえどうにも出来ない人間が神になろうとする行為

人間の脳細胞をネズミの脳に移植したところ、ネズミと人間の脳が接続し始めたというネイチャーの論文。ヒト脳オルガノイドを生まれたばかりのネズミの脳に移植したところ、成長に合わせてネズミの神経回路と接続され、最終的に脳の約6分の1を構成するに至っ…

「よろしい。清くなれ」(マルコによる福音書1:40~45)

「よろしい。清くなれ」 2022年10月23日(日) 聖霊降臨日後第20主日 聖書箇所:マルコによる福音書 1章40節〜45節 イエスがガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出している時に、重い皮膚病を患っている人がイエスのもとにやってきました。 …

あっけなく犯人が分かった。(真犯人は別にいた)

myrtus77.hatenablog.com 夜10時過ぎ、 猫たちがやってきた。 おそらくこの人は、子猫を眺めて餌をやって帰るだけなのだろう。 今度、現行犯で見つけた時は、「ここは駐車場の入口なので、猫が車に轢かれると困りますから、ここにキャットフードは撒かないで…

飼い猫の野良猫化計画?

https://twitter.com/syodainekosuke/status/1583254214582468608?s=20&t=9KnJgYe5xlq1lGRljQnUdQ 駐車場の入口に何やら大量にこぼれている。 前にもこの辺りにこんなものがこぼれていることがあった。その時は、子どもが「おっとっと」のようなお菓子を零し…

山上の説教から、「死んでも大丈夫なんです」へ

https://www.youtube.com/watch?v=C9lXJ6xWRwQ&t=175s (16:50~)神的暴力(略)民衆の暴動っていうのは良いか悪いかっていう次元を超えているんですよ。(略)(20:35~)そこ(刑務所)に膨大なお金とか食べ物とか色んな物を送ってくると、送ってくる人達の…

「神の国の福音を宣べ伝える」(マルコによる福音書1:35~39)

「神の国の福音を宣べ伝える」 2022年10月9日(日) 聖霊降臨日後第18主日 聖書箇所:マルコによる福音書 1章35節〜39節 21節から記されているカファルナウムの会堂でのイエスの教えと癒しの評判は瞬く間に近隣の人々に広まりました。日が沈み安息日…

「一籠の夏の果物」(アモス書8章から短歌擬きを一つ、二つ)

主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、一籠の夏の果物(カイツ)があった。主は言われた。「アモスよ、何が見えるか。」わたしは答えた。「一籠の夏の果物です。」主はわたしに言われた。「わが民イスラエルに最後(ケーツ)が来た。もはや、見過ご…

「あなたは、何のために、生きていますか」(信仰問答考)

日曜学校教師をしていた20代の頃、「大」、「小」2冊の「信仰問答(草案)」を手渡された。 「大信仰問答」は、開いて何が気に入らなかったのか、これは要らないと思って、以来一度も開くことがなかった。 「小信仰問答」は、開いて一問目の問いが心に響いて…

〈説教〉について(小林秀雄の言葉から)

どうすれば良かったのかと巻き戻す逝ってしまった6月の海へ 僕は政治的には無智な一国民として事変に処した。黙つて処した。それについては、今は何の後悔もしてゐない。大事変が終わつた時には、必ず若しかくかくだつたら事変は起こらなかつただらう、事変…

「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」(マルコによる福音書15:34)

「夫の本 ー『絶対無と場所 鈴木禅学と西田哲学』(秋月龍珉=著)」で私は、滝沢克己氏は「神の選びと裁きがナザレのイエスというキリストとしてこの世に来られた“人”の上に現されたというバルト神学の真骨頂とも言うべき(二重予定の)部分を理解していな…