風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2013-01-01から1年間の記事一覧

香りー

冷え冷えと暗き厨にかをりゐる林檎は石の棺思はせ 哀しみの中に香れり過ぎし日の我が幸福の林檎の香り

基本の林檎のケーキ

「卵を使わないケーキ」で一番初めに作ったのは、りんごのケーキだった。卵アレルギーの娘のためにアップルパイを作ったのだが、パイ皮を作るのが大変だったので、卵を使わないクッキー生地にフィリングとして煮りんごを入れたケーキを試作したのだ。毎年秋…

2013年12月29日のツイート

● 孤立 第二の理由は、もっと深刻で日本人の特異な宗教性に根ざしているのではないかと思う。「イワシの頭も信心から」というのが日本人の宗教性である。つまり、信心は拝む対象が何であるかではなく、拝む心が大事なんだという主観的な宗教性である。この宗…

2013年12月28日のツイート

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映画『永遠の0』を観てきたー夕景の空の映像が美しかった

映画『永遠の0』を観てきた。夕景の空の映像が美しかった。私が原作を読んで号泣した台詞は微妙に変えられていたのだが、考えてみるに、宮崎アニメ『風立ちぬ』の中に出てくる台詞とちょっと被る感じだったから遠慮したのかな?なんて勘繰ってしまった。そ…

『右からの脱原発』針谷大輔=著(K&Kプレス)ー子供たちの命と麗しき山河を守るために

しかし、首相官邸前に集まった人たちは左翼ではありません。彼らが暴力に訴えることなどありません。そこに参加しているのは、ベビーカーを押す女性、仕事帰りのサラリーマン、制服姿の中高生など、ごくごく一般の人たちです。 また、彼らはかつての左翼のよ…

葛原妙子44

使徒長き人差指に示したる羊なりしや葡萄なりしや『鷹の井戸』 「葛原妙子38」で「この歌の使徒は、イスカリオテのユダだろうかと何とはなしに思った」と書いたのだったが、町田俊之『巨匠が描いた聖書』(いのちのことば社)の中のマティアス・グリューネ…

今宵はあなたの誕生祝い

二千年の時を経てなお祝われる今宵はあなたの誕生祝い クリスマスの夜は毎年イブ礼拝を行う。この礼拝はいつもと違って聖書の朗読と讃美歌を歌うことが中心になった礼拝だ。昨夜は教会員が所属している合唱サークルの人達が大勢お見えになって、最後の2曲の…

幼子イエスに献げられた没薬と乳香

イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき、見よ、東からきた博士たちがエルサレムに着いて言った、「ユダヤ人の王としてお生れになったかたは、どこにおられますか。わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきまし…

『凍りのくじら』辻村深月=作(講談社文庫)

『凍りのくじら』辻村深月=作(講談社文庫) 『ぼくにとっての「SF」は、サイエンス・フィクションではなくて、 「少し不思議な物語」のSF(すこし・ふしぎ)なのです』(藤子・F・不二雄) 『凍りのくじら』の各章には「ドラえもん」の道具の名前が付けら…

2013年12月22日のミルトスのツイートから

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今年のクリスマス・サラダは甘くない!

● 環境問題の本質は・・・ 「消費が社会のモーターの世界では 私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。 消費が止まれば経済が麻痺し、 経済が麻痺すれば不況のお化けが みんなの前に現れるのです。 このハイパー消費を続けるためには 商品の寿…

聖樹灯しー田川飛旅子俳句

聖樹灯し治癒なき病いまだあり この句は自分のことを詠った作品である。 「人間、誰もがを持っているものです。病をなくそう、避けようとするのでなく、むしろ同伴者のようにつき合うように考えた方がよい。神様は同伴者として病を与えて下さっているのかも…

クリスマスツリーの起源

日照時間が短くなる冬至の頃に、太陽の力を取り戻すことを願って雷神の宿る樫の木に子どもの生け贄を捧げていた地方があったという。その地方に、キリスト教の宣教師達が福音を伝え、「もう生け贄を捧げる必要はない」と言ったところから、代わりにクリスマ…

「積極的平和主義」ー言葉っていうのは使いようによって・・

今日の新聞の一面にこんな見出しが出ていた。初の安保戦略 対中重視 「積極的平和主義」を提唱 言葉っていうのは使いようによって良いように思えてしまうから、怖い! 積極的平和主義の本来の意味は以下に、 ↓ http://d.hatena.ne.jp/myrtus77/20140309/p1

クリスマスにふさわしい五味太郎の絵本ー『もみのき そのみを かざりなさい』

五味太郎という絵本作家の言葉への感性は素晴らしいと常日頃思っているのだけれど、その五味太郎氏にはクリスマスに相応しい絵本が何冊かある。その中の一冊を今年のクリスマスの絵本にしよう。 『もみのき そのみを かざりなさい』(文化出版局)。 絵本作…

荒野の果てに(ThePianoGuysによる)

● 文楽 イエス・キリストの生涯 こちらは血が騒ぐ ● 特定秘密保護法に反対する牧師の会 賛同してくださる牧師の皆さんへ 賛同署名フォームは左記

ふざけた話二つ!

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パウロ・コエーリョ=作『星の巡礼』Part2ー「愛する」とはどういうことかを考える

『星の巡礼』パウロ・コエーリョ=作(角川文庫)Part1からの続き。 ここでは、一番初めに読んだ第七章「結婚」の中で語られた、主人公をサンチャゴへと案内する導師の言葉から、私が考えさせられたことを中心に書いてみたいと思う。パウロはサンチャゴへの…

『星の巡礼』パウロ・コエーリョ=作(角川文庫)Part1

サンティアゴへの道を歩かれた若い友人から頂いた『星の巡礼』を読み終えた。私にしては珍しく訳者のあとがきを一番最後に読んだのだが、そこに書かれていた作者パウロ・コエーリョ氏の経歴に驚いた。コエーリョ氏は私と10歳ほどしか変わらない年齢のようだ…

加齢による鍋底のイボ

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チャップマン邸の近況と冬芒(ふゆすすき)の句

● 「街場の憂国論」号外のためのまえがき「多くの人たちは前の民主党政権に対してしたように「自民党が暴走したら、選挙でお灸を据える」ということができると信じているようです。僕はそこまで楽観的になれません。そのような自由な選挙の機会がもう一度巡…

風邪を引いてしまって、アロマオイルをやむなく使う

風邪引きの家族の中で一人頑張っていたのだけれど、他二人がようやく治ってきたと思って油断をしたせいか、とうとう風邪を引いてしまった。そういえば今年は春にも風邪をこじらせてイースターの礼拝を休んだのだった。お蔭で復活し損なった気分だった。今回…

パンジーが復活していた!

● 秘密保護法 法廃止へ揺るがず 監視国家 広がる「反対」● 特定秘密保護法への学者の会からの抗議声明「賛同人を募っております」学者でなくても一般市民も賛同署名できるようです。こちらのサイトから署名フォームへ入ることができます。学者以外の賛同者(…

『柄谷行人中上健次全対話』からドストエフスキーを考える

ここの記事は以下に移しました。myrtus77.hatenablog.jp ● 秘密保護法成立 「違う」声結集を 脚本家・小山内美江子さん法律は成立した。だが、小山内さんは力を込める。「全てが決まったから駄目だと思ったら私たちの負け。これからも戦争に向かう流れに抗し…

百年の時経れどなほ・・(大逆事件から)

冤罪の古き事件の映像に笑みて映れり処せられし人は大逆の幸徳秋水覚えしに大石聞かずふるさとに生ふ 冤罪に死せる「わが町の毒取る(ドクトル)」と呼ばれし人の笑みの柔らし「大石だになかりしならば」と云ふ母のありて傷める思郷の心 紀州グループと称され…

風の旅人復刊第3号

『風の旅人復刊第3号』が届いた。「風の旅人〜放浪のすすめ〜」で紹介されていた木村肇さんの撮られたマタギの里のお婆さんの写真を見たくて購入したのだった。 お祖母ちゃん子だった私はお婆さんに目がない。この他にもお婆さんを撮られた写真が沢山載って…

暖炉燃ゆ

お爺さん今夜も来てる暖炉燃ゆ お爺さんはカンテラをゆらしながら、通り過ぎました。顔にストーヴの煤がついています。いつもそうでした。冬のあいだ、一日も欠かさずにストーヴの番をしてくれていました。おかげで、《海猫宿舎》の子どもたちは暖かく眠るこ…

火を乞ふ日

冬麗やみなしごのごと火を乞ふ日「濡れそぼつみなしごのごと火を乞ふ日」ーこの方が理解されるだろうか? けれど、私の中では冬麗(とうれい)の方がぴったりくる。私の母は日曜も祝日もなく働いていた。 労働基準局の指導が入るまでは休みは月に1日しか取…

『海猫宿舎』の装丁と帯の色と・・

霧は晴れる船は旅立つ老爺を乗せて 長野まゆみ=作『海猫宿舎』(光文社)の表紙の装画は作者自身によるもののようだ。そして装丁は松田行正さんとなっている。『海猫宿舎』を買ったのは、この表紙画を含む装丁と、帯の色と、帯に書かれた文章に惹かれたため…