風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

福島の林檎

福島から林檎が届いた。 福島は林檎の産地としてはあまり知られていないと思うが、甘みが強く、そのくせ肉質はきりっと引き締まっていて、好みはあるだろうけれど、林檎の中では一番ではないかと私は思う。 蜜柑はたった一個でも皮をむくとその香りは辺り一…

あぢさゐの

あぢさゐの立ち枯るるまま立ちにけり 「枯れてしまったから引っこ抜く」ということを、あまりしたくないと思う。 枯れていく姿を見るのが好きだ。特に紫陽花が枯れていく姿は美しいと思う。 でも、そのままにしておくと、次の年にあまり花が咲かないのだろう…

石蕗(つわ)=ツワブキ1

石蕗(つわ)咲けば、陽ふりそそぐ庭の蔭

石蕗(つわ)=ツワブキ2

石蕗咲くや 燃え落つる陽の喜々として 果て逝く陽 諸手に受けて石蕗咲けり石蕗(つわ)の黄の燃え残りゐる庭の隅 石蕗の花は、冬の季語

小(ち)さき沓(くつ)

ちさき沓落ち葉に揃へすべり台 ポケットに赤い実みつけ笑みこぼる ポケットに木の実しまひてすべり台「木の実」は秋の季語。「赤い実」という季語はない。 坂道の途中に小さなかわいい公園があった。 昔々、落ち葉が降り積もる頃、その誰もいない公園で遊ん…

葛原妙子3

寒き日の溝の邊(へり)歩み泣ける子よ素足のキリストなどはゐざるなり 「飛行」 今回とりあげる葛原妙子の短歌はこれだ。しかし、この短歌をもって妙子が信仰を持たなかったと即断するのはどうだろうか。「キリストなどはいない」と断定してはいるのだが・…

葛原妙子4

市に嘆くキリストなれば箒なす大き素足に禱りたまへり 「鷹の井戸」この短歌を一読すれば、ある人はすぐさま、「イエスの宮清め」といわれる聖書の記事を思い浮かべるだろう。イエスは宮に入り、宮の庭で売り買いしていた人々を追い出しはじめ、両替人の台や…

白うさぎのフルーツサラダから

『自閉症の才能開発』のテンプル・グランディンさんは長年抗うつ剤を服用されていると言う。「神経組織を鎮める要素である脳の中のセラトーニンの分泌を促す抗うつ剤は、しばしば自閉症者に効果がある」と書かれている。 『心の病は食事で治す』では、ビタミ…

ヒスタミン・レベル

『心の病は食事で治す』には、ヒスタミンレベルの低い統合失調症患者はビタミンCとナイアシンを摂取してヒスタミンを正常範囲内におさめることで、失調症状を改善するということが書かれてある。逆に、高ヒスタミンの患者にビタミンCとナイアシンを投与して…

ナイアシンとビタミンCたっぷりの料理

毎日の食事で魚と果物ばかり食べているというのも芸がないので、きのこの中ではナイアシン(VB3)の豊富なマイタケを使って簡単な料理を作ってみたい。乾燥させると、含有量がアップする。ナイアシン食材としてマイタケ、ビタミンC食材としてジャガイモ、ピ…

統合失調症

生田哲=著『心の病は食事で治す』の中には、「ヒスタミンレベルが高すぎるか、低すぎることによって、心の病や神経の異常な興奮が発生していたのである」と書かれている。又、大沢博=著『食事で治す心の病』(第三文明社)でも、統合失調症の患者の生化学…

生田哲=著『心の病は食事で治す』

「分子整合精神医学」という医学の分野が提唱されてきている。 「分子整合精神医学」というのは、体内の栄養素の状態を検査し、不足している栄養素をサプリメントで摂取して身体を生化学的に整えるというもののようだ(これは私の解釈なので、正しくは、柏崎…

秋薔薇の

秋薔薇の深紅に雨のこぼれをり雨 深き紅(くれなゐ)に受くる秋の薔薇紫を湛へて秋の紅き薔薇 FC2ブログ「晴れたらいいね!」のミューさんのお庭に咲いた薔薇があまりに美しかったので、見たままを俳句に詠ませて戴いた。美しい薔薇の写真が掲載されているの…