風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

受難週 ー 十字架の下に座す時

「何もしない」というのは、物凄くエネルギーのいることだと思う。だいたい、何もしないでいることに堪えられなくなって、焦って動いて失敗する。 https://t.co/w9ZkVvtJAn— メロメロピー (@syodainekosuke) 2018年3月3日 こんなツイートをしたら、思いのほ…

淡々(あはあは)と

まっしろな豆腐を水に放ちたり娘が家を出ていった朝 今井恵子『渇水期』 Amazonのレヴューで紹介されたこの歌を見た時、「豆腐の白」が胸に沁み入るようだった。 そして、この歌集をどうしても手元に欲しいと思った。 『渇水期』の最初に措かれた一首だ。そ…

今井恵子歌集『渇水期』(砂子屋書房)ー 紹介第一弾

今井恵子さんの『渇水期』は、私にはどの一首も良くて、読んでいると心が穏やかになってくる。 だけど、そんなことを言っていたらきりがないので、選りに選って極力少なめに紹介してみたいと思う。 家族の声はるかなる記憶に青く揺れている水あるごとし油蟬…

今井恵子歌集『渇水期』より「芭蕉布」他

久高島カベールは神の降り立つところにてここよと指しぬ島の男は 戦場に父の死なざりし偶然より生まれ来たりてわれがもの言う 風葬の島の断崖あおられて澄みとおるまで木々の屈曲 何もないことが背筋を滑りゆくまばたきの間(ま)を岩に向き合う 見上げては…

今井恵子さんの「二つの林檎」(歌集『渇水期』から)

十二月二十八日午後二時のひかりのなかに二つの林檎 今井恵子『渇水期』この歌を砂子屋書房の『一首鑑賞 日々のクオリア』で目にした時、過去からの光がこちらに向かって射して来たような気がした。 この短歌を、昨年12月に葛原妙子の「卓上に塩の壺まろく照…

スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)とがんの関係?(つけ足しあり)

以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いがあるかも知れません。ウィキペディアの「スーパーオキシドジスムターゼ」の項には、「がん細胞では活性酸素が高頻度に産生されており、SODの阻害に感受性を示す場合があるため、抗がん剤の標的として研究が行…

妬みより怖ろしいもの

人々がイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。(マタイによる福音書27:18)妬みというのは、聖書にも「ねたみの前には誰も立ち得ない」と語られているほどに怖ろしいものである。そしてイエスは妬みによって十字架につけられたの…

副腎皮質(ステロイド)ホルモンはコレステロールから造られる

コレステロールは脂質の一種で、食物から吸収されて血液の中に入り、肝臓で細胞膜などの細胞構成材料や、ビタミンDの材料などに、また、副腎や精巣、卵巣ではステロイドホルモンの生成などに利用されます。…。 コレステロールは、水に溶けないので、血液中で…

カルシウムを摂る!

カルシウム食材を摂る際の注意点を記しておこうと思う。 これまでにも書いてきたがカルシウムの吸収を高めるためにはビタミンDが活性型になる必要がある。このためにマグネシウムが必要となる。しかしマグネシウムを摂り過ぎるとカルシウムの働きを抑制する…

風邪の後に咳型の喘息が長く続くということは・・(カルシウム欠乏の観点から)

私が咳型の喘息と診断されたのは風邪の後だった。風邪は治ったものの、咳だけは長引いてなかなか治らなかった。 5月に心不全で入院した年の3月頃まで夫も咳で悩まされていた。この時の長引く咳も、風邪を引いたことが引き金となっていた。 基本的には亜鉛…

カルシウムに関する過去記事から

● カルシウムとビタミンD、そしてアレルギー反応 カルシウムについて解説したこのサイトには、「Caが神経細胞に入る事で神経細胞が興奮し刺激の伝達が行なわれる」と記され、「細胞の外からCaが入ることが刺激となって白血球などが働きます」とも書かれて…

カルシウム不足でアレルギーマーチを引き起こす

アレルギーマーチに関する新しい記事は以下、 meromeropy77.hatenablog.com ● アレルギー反応を制御する重要分子「STIM1」を発見-細胞外からのカルシウム流入が、アレルギー反応を引き起こす- 理化学研究所 これまで、肥満細胞からの顆粒放出には、細胞質内…

公文書改竄!ー信用が損なわれるということ

安倍政権は全員辞めろ #0312官邸前抗議 pic.twitter.com/afSTrv2TKr— 特別な1日 (@giornata34) 2018年3月12日 すごいよなー、全ては安倍のこの答弁を嘘にしないようにするために、財務省は文書を290ヶ所も改ざんし、52億円かけて全パソコンを取り替え、佐川…

愛とは他者を生かすこと。決して「被曝し合うこと」なんかじゃない!

出張で出かけた先で、ヒラメのエンガワをご馳走になった後、夫はA型肝炎になった。その後甲状腺機能亢進症という診断を受けたとき、医師から、A型肝炎が発症の引き金になっている可能性がある、と言われた。メタロチオネインによる解毒機能について述べたい…

痛風結節と(痛風)関節炎

痛風結節は尿酸塩が軟骨の内外、滑膜、腱および皮下組織などに沈着したもので、無痛性である。血流の乏しい部位や足指の関節、肘関節、手指、くるぶしなどの伸側部にできやすい。この結節は、大量の尿酸塩結晶と巨細胞、組織球を含む反応性肉芽組織である。…

甲状腺機能亢進とカリウムの体内動態、そしてアシドーシスで起こると思われる痛風

以下の内容は私の思考過程のものであり間違いが含まれているかも知れません。 meromeropy77.hatenablog.com ● カリウムの体内動態 「国府台病院」 ・アルカローシス 細胞内から細胞外への[H+]の移行→[K+]が細胞内に取り込まれる。 ・無機酸アシドーシス Cl-…

細胞外液による緩衝作用とアルカローシス、アシドーシス

以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。体液中に存在する二酸化炭素(CO2)の一部は、水(H2O)と反応して炭酸(H2CO3)となり、H2CO3の一部はH+とHCO3ーに解離し、血中に酸性物質(H+)が増えた場合、H+はHCO3ーと反…

なぜ無機酸のものより有機酸のものの方が細胞内に取り込まれやすいか(修正追記あり)

meromeropy77.hatenablog.com 以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。 ここの記事は修正しなくてはならない。とりあえず、下に追記を載せておく。なぜ、無機酸化合物より有機酸化合物の方が細胞内に取り込まれやすいの…

ナトリウム・カリウムポンプはタンパク質でできている

私の過去記事『葉茎菜類(ようけいさいるい)人養へり』にアクセスして来てくださった方、 また、昨日、「赤血球を破壊+硫化アリル」の検索で来てくださった方へ。 溶血性貧血は抗体をつくるアレルギー的なもののようですね。アフリカや地中海地方に多い遺伝…

高張性脱水(水欠乏型脱水)と低張性脱水(塩欠乏型脱水)ー書き直しあり

以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。 1 高張性脱水 炎天下での作業やスポーツ時に、大量の発汗によって起こりやすい。ナトリウム損失の割合より水分損失の割合が大きいことから、体液が濃縮されて細胞外液の浸透圧…