風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「とぶように・・・」長田大三郎=詩

この詩を初めて目にしたとき、なんて苛酷なのか、と思った。 けれど、今は違う。 きっと、飛びつづけることで、慰められるのだ、と思う。 悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう。(マタイによる福音書5:4)

「地は混沌として、闇が深淵の面にあり」(創世記1:2)

創世記1章1−5節 「光あれ」礼拝説教 (抜粋) 1節の「初めに、神は天地を創造された」という宣言の後、2節以降に具体的な創造の御業が述べられています。まず、2節の言葉「地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた」とあります…

聖霊降臨節前第1主日礼拝説教抜粋

「聖霊なる神」 2022年5月29日(日) 聖霊降臨節前第1主日 聖書箇所:エフェソの信徒への手紙 3章16節~19節 1.イエス・キリストの昇天 (略) 2.イエスキリストの昇天はわたしたちを神の国へと導く救いの御業 (略) わたしたちの命は、神の祝福…

スティッキオ(フィッシュハーブ、フェンネル)の塩麹漬けを・・

スティッキオの塩麹漬け。 腸活ミニ野菜で届いたスティッキオはフェンネルの仲間らしい。確かに香りもスーっとフェンネルの香りがする。 フェンネルというのは魚に添えられるハーブだが、種子はディルなどと一緒にピクルスの漬け込み液に使われたりする。 若…

自覚することの難しい「無自覚の罪」 ー ドストエフスキー『罪と罰』から

自分の罪というのはそれぞれに与えられる出来事を通して自覚されるものだろうと私は考えていて、私自身の「罪」についてはこれまでにいくつかの出来事を通して自覚しているのだが、ここでは、自覚することの難しい「無自覚の罪」について考えてみたいと思う…

受け止めきれないことを・・。

○○先生の奥様が突然倒れられて、天に召されてしまわれました。 このことは伝えない方が良いかと思いましたが、あなたに聞いてもらいたいと思い、書くことにしました。 注解書(ちゅうかいしょ)を持ちに御夫妻でうちに来られた時、「先生のためにも、お体に…

アロマオイル(サンダルウッドとローズ・オットー)を使って・・(アトピーとの闘い最終章)

カレンデュラ油にバラ精油を1滴。 娘の皮膚が大方もち直した。この切っ掛けとなったのが、アロマオイルの使用であった。 アロマオイルを使い始めてからも食事内容によっては組織液が出ることはあったが、皮膚の傷み具合がそれまでとは格段に違ってきている。…

「毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように・・」(イザヤ書53:7 聖書協会共同訳)

第二に、女性の不在について。神による「試し」の物語、絶対的責任の、極限の証しの物語であるイサク奉献は、徹頭徹尾、父と息子、男性的形象(父なる神、アブラハム、イサク)の物語であって、サラをはじめとして女性についてはなに一つ語られない。それは…

「アブラムは主を信じた」(創世記15:1~6)

「アブラムは主を信じた」 2022年5月22日(日) 復活節前第2主日 聖書箇所:創世記 15章1節〜6節 神は、救いの御業のためご自身の民を召し出されました。それがアブラハムであり、彼の子孫であるイスラエルです。そのアブラハムの物語が創世記12章から…

再建されるキリスト(『デリダ 脱構築と正義』から考察する)

私は今、あなたが買って持っていた『デリダ 脱構築と正義』に嵌まって読んでいます。栞が挟まっていた「アブラハムと責任のパラドクス」から読み始めました。 それで、「脱構築」とは、建て上げるための前段階なのだと思いました。 エレミヤに臨んだ主(しゅ…

「わたしはまことのぶどうの木」から「私は真の葡萄酒」へ

「切り取られる」(ヨハネによる福音書15章1~11節) https://drive.google.com/file/d/1kzPwVq9qjPvC9Hb6lzwKd1wigSPsmgI0/view アルコールというものを聖書は必ずしも悪くは言ってなくて、むしろイエス・キリストによってもたらされる救いを予め指し示すよ…

「じっさいには神こそが決定するのです」(『デリダ 脱構築と正義』より)

さらに、デリラの「決定」論のもう一つ重要なポイントが、アブラハムの決定をとおして見えてくる。それは、「主体」には決定はできない、なぜなら、真の決定はある意味で他者の決定でなければならないから、ということである。 主体は決定することができない…

アロマオイルのシナジー効果とクエンチング効果と鶏モモ肉(皮つき)!

アロマセラピーでは、精油のシナジー効果やクエンチング効果という作用が言われる。 クエンチング効果毒性や刺激性などマイナス面の作用を示す成分の働きが、他の特定の成分によって弱められること。精油をブレンドするときや、精油内の成分同士の間で生まれ…

「祝福の源となる」(創世記12:1〜4)

「祝福の源となる」 2022年5月15日(日)復活節後第4主日 聖書箇所:創世記 12章1節〜4節 神は、救いの御業のためご自身の民を召し出されました。それがアブラハムであり、彼の子孫であるイスラエルです。そのアブラハムの物語がこの創世記12章から始ま…

高橋哲哉=著『デリダ 脱構築と正義』から、イザヤ書53章7節

彼は虐げられ、苦しめられたが口を開かなかった。屠り場に引かれて行く小羊のように 毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように口を開かなかった。(イザヤ書53:7 聖書協会共同訳) デリダはまず、キルケゴールとともに、アブラハムの「秘密」に注目する。ア…

夫の本 ー『デリダ 脱構築と正義』(高橋哲哉=著)

このところの夫は、哲学者の哲学や思想を解説した本をよく買っていた。 『デリダ 脱構築と正義』(高橋哲哉=著)。この写真、デリダ自身かな? これもその一つだ。新しい本だ。 捨てなくちゃと思いながら捨てられず、中を開いてみると、栞を挟んだページの…

『聴く』5、6月号 ー 長老の説教から

「逃げない主」(マルコによる福音書14章43節〜52節) ○○長老説教その1 〈 本の紹介 〉『わたしはよろこんで歳をとりたい』 ○○長老説教その2 娘の皮膚をもとに戻すことに難航している時に、この原稿を作っていた。 原稿を仕上げてぼんやりと眺めていると、…

庭の薔薇3種と、なるこゆりの葉。

庭の薔薇を 3種類、入れた。 赤い薔薇が “ たれパンダ ” に見える。 水曜に飾ったピンクの薔薇をそのまますぽっと別の花瓶に入れると、 ブーケの様だったので、写真に撮った。 このピンクの薔薇が午後には萎れていたので、家の中に取り込んで水切りしたのだ…

「愛したい!愛したい!」という叫び

私はどうして『カラマーゾフの兄弟』は没頭して読むことができたのだろうか。 それは、この小説の中から、「愛せない!愛せない!」という無数の叫びが溢れ出していたからなのだ。否!「愛したい!愛したい!」という無数の叫びが。 それはドストエフスキー…

問題はナイアシンとセレン!(アトピーとの闘い最終章)

そもそも食堂の定食の量が多すぎるというところから始まっていた。 多すぎて食べたくないということで、朝食も摂らずお昼はおにぎりとパンというような食生活になっていた。そして目の周りが赤くなり始めていた。 唐揚げ定食などを食べていたから、今から考…

今日の説教、『バベルの塔』(創世記 11:1〜9)

コロナの中で 窓あけて雨の礼拝 燕鳴く fruktoj-jahurto.hatenablog.com バベルの塔、と言われる聖書の箇所です。昔話のような語りで話は進みます。 昔、昔、「全地は同じ発音、同じ言葉であった。時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ…