私の祈り
「聴く」に載せる絵を探して、古い「聴く」の綴りを見ていると、見開きにこんな雪の結晶の絵を載せた号があった。 これはどこから取った挿し絵だったか? ちょうど良い折りなので、この時の「聴く」を載せることにしよう。 《本質を求めて》第20回 《子ども…
結婚するまでの10年を、語られる神の愛と赦しの中に身を置いてきた。 唐藤空木とヒオウギ 「天の国はまた次のようにたとえられる。ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。それぞれの力に応じて、一人には五タラントン、一人には…
一年半ぶりに面会が許された。色々規制のかかった面会だったが、従兄弟からの電話の内容を伝えた。目も開けず、じっと聞いているようだったが最後に、「『私は仏教だけど祈ってるから』って言ってくれてたよ」、と言うと、深く何度も頷いた。 かつて夫は、説…
神よ、守ってください あなたを避けどころとするわたしを。 主に申します。 「あなたはわたしの主。 あなたのほかにわたしの幸いはありません。」 この地の聖なる人々 わたしの愛する尊い人々に申します。 「ほかの神の後を追う者には苦しみが加わる。 わた…
この世の生活でキリストに望みをかけているだけだとすれば、わたしたちはすべての人の中で最も惨めな者です。(コリントの信徒への手紙一15:19 新共同訳) この言葉を聴いた時、ヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」というのは、この言葉が元にあるので…
それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たちに教え始められた。しかも、そのことをはっきりとお話しになった。すると、ペトロはイエスをわきへお…
それからまた、イエスはティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた。人々は耳が聞こえず舌の回らない人を連れて来て、その上に手を置いてくださるようにと願った。そこで、イエスはこの人だけを群衆の中から…
イエスがまだ話しておられるときに、会堂長の家から人々が来て言った。「お嬢さんは亡くなりました。もう、先生を煩わすには及ばないでしょう。」イエスはその話をそばで聞いて、「恐れることはない。ただ信じなさい」と会堂長に言われた。そして、ペトロ、…
一行は、湖の向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。イエスが舟から上がられるとすぐに、汚れた霊に取りつかれた人が墓場からやって来た。この人は墓場を住まいとしており、もはやだれも、鎖を用いてさえつなぎとめておくことはできなかった。これまでにも…
その日の夕方になって、イエスは、「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。しかし、…
更に、イエスは言われた。「神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。それは、からし種のようなものである。土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど…
祈りというと、私の中では、願いを胸にいつも抱えているようなイメージだった。 言葉にして祈るのは、皆で食べる時の食前の祈りか、祈り会以外ではなかった。 祈り会では、牧師の語る説教を受けて、それに応じるように祈っていた。私の祈りはずっとそういう…