風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『アンが愛した聖書のことば』宮葉子=著(いのちのことば社フォレストブックス)

「牧師館のお茶会」の宮葉子さんが、この春、新しい著書を出された。ー『アンが愛した聖書のことば』(いのちのことば社フォレストブックス) 『アンが愛した』の「アン」はもちろん、『赤毛のアン』の、最後にeの字の付いた「アン(Anne)」のこと。子ども…

言語(思考)の身体化を考えるー『るろうに剣心』と『大事なものは見えにくい』と・・

本屋で手にして『大事なものは見えにくい』を購入することにしたのは、「佇まい」という章の次のような文章を目にしたからだった。 イタリアから帰国したあと、留守中にたまっていた仕事をばたばたと処理して、息つぐ間もなくベトナムへ行ってきた。 (中略)…

自閉症の子どもと3

対照的な二つの概念の学習の中に、「多い・少ない」も取り入れた。「多い・少ない」の比較は二つに分かれるように思う。数的な比較と量的な比較である。 ピアジェの理論において、保存の法則の子どもの認知は、量の保存より数の保存の理解の方が先に来る。上…

ヴォーリズ没後50年で、この秋、近江八幡が・・

建築家で近江兄弟社の創立者であるW.M.ヴォーリズの没後50年ということで、この秋、近江八幡が賑わいそうだ。私は、「牧師館のお茶会」で宮葉子さんが、「子どもたちの目線の高さに十字架ののぞき窓がたくさんある近江兄弟社学園の塀」を紹介しておられたの…

田川建三ほか『はじめて読む聖書』からドストエフスキーへ

いつものように夫が買ってきた本を先にちらちら読んでいる。田川建三ほか『はじめて読む聖書』(新潮新書)。この中でもやはり面白いと思うのは「神を信じないクリスチャン」というタイトルのついている田川建三氏のところである。以下に引用する。 積極的に…

長田大三郎=詩『うた』

● 防衛省の予算要求5兆545億円 過去最大3年連続増● 大阪府立高:「開かずの図書館」2割・・・行革で専任司書廃止 必要なものをどんどん削っていった先にあるのは、日本という国と日本人の滅亡(ミルトス)

季節の変わり目にテンセルのこんな・・

ポロシャツの上にかけているのは、近くのスーパーの衣料品売り場で2,3年前に購入した物。肌に触れるとひんやりと冷たく感じるように加工がしてあると書かれてあった。ひんやりとして感じるんだけど体が冷えるわけではない。真夏に冷房のかかっている場所に…

EM農法で作られたプルーンのレモン煮が・・

昔、娘のお弁当に一粒入れて持たせるのに、乾燥プルーンのレモン煮を作り置きしていた。でも、毎日お弁当に持たせるのは気が引けるので時々持たせないでいると、一粒二粒冷蔵庫の中で残って、黴をはやしてしまうことも偶にあった。こちらに帰って来て、EM農…

ロロンかぼちゃのケーキ

ロロンかぼちゃでケーキを作ってみた。近年作ったケーキの中で一番美味しかった気がする。これは、かぼちゃその物の美味しさ、つまり素材の美味しさに負うところが大きい。卵を使わないケーキを作り始めた初めの頃は、バター200gで作っていた。だから焼き立…

絵本『どうぶつのおやこ』と『じどうしゃ』と、「いじわる魔女のさんすうえほん」シリーズ

昔書いた絵本の紹介から 子どもが言葉を話し始める前に“指さし”という行為をすると言われています。あらぬ方向を指さして「あっ!あっ!」と言うのです。この“指さし”は言葉を話し始めてからも少しずつ形を変えてしばらく続くようです。 うちの娘が言葉を少…

自閉症の子どもと2

子どもが言葉を話し始める頃に、「指さし」という現象が見られるという。人差し指でどこかを差しながら、しきりに「アッ、アッ」と発声する。指さす方を大人が見ても何かあるようには思えなかったりする場合もある。指さしたもの(あるいは方向)が必ずしも…

自閉症の子どもと1

テンプル・グランディン=著『自閉症の才能開発』(学習研究社)ー以前にもブログで取り上げたことのあるこの本の中に、次のように書かれている箇所がある。 成長するにつれて私にとって大きな支援となった人々は、創造的で因習にとらわれないタイプの人だっ…

『料理と科学のおいしい出会い』石川伸一=著(化学同人)

石川伸一=著『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人) 先ず、「おわりに」から引用。 私は、分子レベルの食品学と栄養学を専門としていますが、分子レベルの料理の「ガストロノミー(美食学)」の研究をずっと趣味的に行っていました。趣味的だったのは…

「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」芳賀言太郎のエッセイ第6回

● 「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」第6話フランスの終わり、スペインの始まり 〜サン・ジャン・ピエ・ド・ポー〜 バスクの旗はイクリニャと呼ばれ、赤地の上に緑の斜め十字と白の十字を交差させた、ユニオンジャックに似たデザインである。…

『ヘレンケラーはどう教育されたかーサリバン先生の記録ー』より

最初と最後の1,2年を除いて、短い教員生活のほとんどを障害を持つ子ども達と過ごしてきた。その間、通常の子どもを対象に作られた指導要領は役に立たないから、子ども一人一人の課題も指導内容も自分で考えて組み立てるしかなかった。もちろん、私より先に…

ロロンかぼちゃとささげの豆のスープ

近所の八百屋にラグビーボールのようなこんなカボチャが売られていた。種苗会社のタキイが開発したカボチャらしい。ロロンという名前らしい。煮付けにしてみると、とても甘くて美味しかったので、又買ってきた。 こちらは、ササゲを乾燥させたもの。お粥に入…

腰を痛めた夫に

長時間車を運転して出張に出掛け、帰って来てから「腰が痛む」と言っている夫に、ホホバ油にマジョラム(Origanum majorana)を希釈したオイルを塗ってマッサージ(いや、本来はマッサージという言葉は法規上使ってはいけない)していたのだが、もう一つ良く…

ある日の粗食

粗食と呼んでいるものにお豆腐ばかり使っているとお豆腐をバカにしているように思われるかも知れないのだが、そうではない。この場合の粗食は、亜鉛含有が少なく、且つ亜鉛と銅の割合が10:1を超えないものということでの粗食なのである。 このお豆腐には柚子…

白いゴーヤと夏のなごりの・・

地産地消のコーナーに白いゴーヤがあった。 ニンニクを食べると具合が悪くなることがあるので、にんにく味噌炒めは止めて、この夏は片栗粉(馬鈴薯でん粉のことだけど、小麦粉よりからりと揚がる気がする)をまぶして揚げることにした。それで白いゴーヤも揚…

葛原妙子49

淡黄のめうがの花をひぐれ摘むねがはくは神の指にありたき 『薔薇窓』「葛原妙子48」で私は、最晩年の病の後、妙子が自分が歌人であったことさえも忘れていたと、川野里子=著『幻想の重量−葛原妙子の戦後短歌』(木阿弥書店)の中で森岡貞香氏によって語…

梅じゅーすのサイダー割り

作った梅じゅーすを三ツ矢サイダーと水で割って、飲む。 三ツ矢サイダーにはスクラロースとかアセスル何とかとか余計なものが入っていないから好き。それにしても何でわざわざ不味くなるものを入れるんだろうねぇ?スクラロース入ってると不味くて飲めない!…

海のしずくー七宝の青

海のしずく固めたような七宝の青を飾れば胸にひろがる 私はほとんど身を飾るということをしない。日曜の礼拝の数時間だけ口紅をつけ、服に合ったペンダントをつけるぐらいで、普段はアクセサリーを何もつけない。けれど、若いときに貰ったペンダントを後生大…