風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アロマセラピーと高血圧と腎臓

腎臓は体の肝要ないくつかのプロセスにかかわっています。それらには、血液から毒性の老廃物をこしとり、それを体から尿のなかに排出し、血液のなかのカリウムとナトリウムのバランスを保ち、体内の体液の量を調節することが含まれます。こうした機能のどれ…

佐古純一郎氏の『罪と罰』

キリスト教という視点から『罪と罰』を読むとき、いちばん重要な意味を持っているのはソーニャという娘である。(略)ドストエフスキーはソーニャをとおしてイエス・キリストの愛をあらわそうとしたのだという意味づけはもちろん間違いではない。たしかにソー…

「恐れ」と「畏れ」と、『海と毒薬』の罪意識の欠如

私に洗礼を授けた牧師には二人の娘がいた。上のほうの人は、私より4歳くらい年長で、すでに看護師として働いておられた。 礼拝後の青年会で、テキストを読んだ感想だったか何かを聞かれ「神様はおそろしい方だと思った」と言った私に向かって、その方は、「…

『医者が教える最強の栄養学』伊藤豊=著(ロング新書)

ニコチンはアセチルコリン受容体に結びつく作用があります。アセチルコリンは脳の神経細胞や免疫細胞を活性化させ、意欲や快感にかかわるドーパミンや、中庸・調和のセロトニンを分泌するともいわれています。 このようなことから、喫煙者にアルツハイマーや…

椎名麟三 ー 彼の軌跡

愛したと言えるだろうか文字の中に入り込み共に生きた人をば 踏んでゆく 乳房に喰らひわが生の母体となしし彼の軌跡を 『邂逅』といふ名前持つ小説を読みたし冬のはじまりの朝この離人状態は神経症としてだけでなく、分裂病の初期やうつ病の場合にも一過性に…

みたび主を否みしのちに漁夫ペテロ(葛原妙子歌集『朱霊』より)

● ルカによる福音書22:54~62からの説教 「聖書の言葉を聴きながら」 わたしたちは、主イエスが十字架を負われ命を献げられたのは、このわたしのためであったと気づいたとき、主イエスを救い主として信じるのです。ただ素晴らしい人、尊敬できる人としてでは…

カルシウム拮抗薬とグレープフルーツとシトクロムP450

● ヘム代謝系関連酵素の構造生物学的研究 CPRとHO-1の相互作用解析結果は,HO-1単体ではCPRと相互作用できないことを示しており,これはHO-1単体での揺らぎに関係すると考えられる.すなわち,この構造揺らぎは単純に誘導適合的な酵素と基質の認識というだけ…

ヘム(つまり2価の鉄原子とポルフィリンから成る錯体)という奴と、シトクロムcオキシダーゼ

以下のリンク、引用以外の私の考察の中には間違いが含まれているかも知れません。ヘム=2価の鉄原子とポルフィリンから成る錯体である。(略)ヘモグロビン、ミオグロビン、ミトコンドリアの電子伝達系(シトクロム)、薬物代謝酵素(P450)、カタラーゼ、一…

冬の匂ひ

懐かしき冬の匂ひや夕厨 この時の匂いは大根。二階から降りて行くと自分の作った夕餉の匂いが立ちこめていたのだった。 私は冬の台所で煮炊きされた大根の匂いが大好きだ。また、季節が巡ってきたと思う。写真は、白菜。使って使って小さくなったのが、まだ…

葛原妙子59

かすかなる揺れをみたしし一杯の水あり師の君死にたまひけれ 『薔薇窓』 ミケランジェロ彫りたるヴィンコリ聖堂のモーセとおもふ御(み)顔を拝すこれらの短歌は第四歌集とされる『薔薇窓』の中の「白輪」に収められたものである。 「白輪」の一首目に措かれ…

「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」(マルコ福音書1:1)からの礼拝説教

聖書箇所:マルコによる福音書 1:1(口語訳) きょうは大晦日。1年最後の日です。明日になりますと、暦が改まり、新しい年、2018年が始まります。みなさんご存じのように、この2018という年の数え方は、イエス キリストの誕生を基準として定められました。…

紅(べに)青きまで

縁取らる紅青きまで冬の薔薇 寒空の中で花開いた時はもっと青味が強かった。 下は、頂いたお菓子の「寒氷」

突然、「ビタミンB6不足で聴覚過敏を起こす」ということへ(追記あり)

ビタミンB6の欠乏症としては、湿疹、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎、貧血、てんかん発作、聴覚過敏、脳波異常、免疫力低下などが知られている。てんかん発作は、神経伝達物質の1つであるγーアミノ酪酸(GABA)の生成がビタミンB6不足によって障害を受けるためだ…

虚血性心不全とうっ血性心不全(追記あり)

● <不適切な画像検査>撮影増は病院利益 被ばくリスク考慮を 海外では、医学的根拠を基に価値が低いとみられる検査や治療をリストに挙げて、過剰な医療行為を見直す動きがある。(略) 「数年前、経営サイドから『もっとCT検査をするように』と催促の紙が…

『かもめの日』黒川創=作(新潮社)

「…わかると思う」 大柄な彼は答える。 そうは言ったものの、結局、他人の悲しみについて、本当のことは、きっとわからない。ヒデと呼ばれる肥った青年は、そうも思う。恐怖についても、そうだろう。 それを悲しみながら、シュガーペーストがたっぷり塗りつ…

鉄と亜鉛(追記あり)

ここに関連した最新記事は以下 ↓ https://meromeropy77.hatenablog.com/entry/2018/09/22/143633 以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。 過剰症としては、鉄を大量に含むビールの常習的な飲用や、鉄鍋からの鉄混入が…

猫年じゃなくて戌年

「猫はミステリアスな存在だ。彼らの頭の中には、我々が気づくこともできないものが、去来している。」ウォルター・スコット 頂いた動物のカレンダーに上のような言葉が記されていた。 右の写真は、前の牧師館の庭に来ていたのを網戸越しにそぉーっと後ろから…