風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

葛原妙子63

水中より一尾の魚跳ねいでてたちまち水のおもて合わさりき 『葡萄木立』 池の辺(へ)にコンクリートの濡れをりき黒き魚跳ねいで黒き魚死にける をさなごが魚呼ぶこゑす、キリストが魚よ、と呼びし哀泣のこゑ 『朱霊』 1:1には「神の子」という言葉が最初に…

クリスマスの、私の短歌擬き6首

生きるとは苦しむことです「受肉」とはそういうことです 御子生まる この短歌擬きは短歌を作り始めた10年ほど前に作ったものだ。 こんなのは笑われるばかりで短歌とは認められないだろうと思っていたのだが、ドストエフスキーの『罪と罰』などを読む中で、私…

椎茸が干せそう・・

外壁塗装で古くなった波板を新しいのに変えて頂いた。 キッチンの所だけは透明の波板に。 椎茸が干せそう・・。 新しく買ってきたのと比べると結構干せてる気がする、椎茸。 pic.twitter.com/trjPX347dm — メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2020年12月28日 …

聖書の人々の物語が今に生きる私たちを支える

この前の待降節第3主日礼拝説教は胸に迫った。 その都度新しく聞き取ったものが組み込まれているようだが、待降節の説教なので、基本的に私自身はこれまでに何度も聞いてきた説教だったのだが・・。 聖書:創世記 22:1〜14(新共同訳) 1節に「神はアブラ…

『聴く』(2020年12月号)ー ドストエフスキー『罪と罰』

江川卓=訳、ドストエフスキー=作『罪と罰』(岩波文庫)について 自分の不幸に囚われている者は、周りの人間は皆自分より幸せに生きていると思い込んでいる。 自分の苦しみにばかり捕らわれている者は、肉体を持ってこの世に来られた神の子キリストの苦し…