風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

俳句らしきもの

このところの玄関のサザンカと置物のお飾り

昨日は、 黄門様の起き上がり小法師と、 手鞠。 猫のジジ横目で見てるお雛様 これは、娘が小さかった頃の祖父母の家に飾られていたおひな様を詠んだ駄句。 これは娘が小さい頃作った俳句だった。長い年月の間に記憶が変容してしまっていた。 myrtus77.hatena…

うちの野良猫だった・・

家族で出かけて帰ってくると、 玄関の前で可愛い顔して眠ってる。 芙蓉黄葉 夢枕してうちの野良(のら) ねこすけの思い出(↓)。 myrtus77.hatenablog.com myrtus77.hatenablog.com myrtus77.hatenablog.com 以下は、「希望ヶ丘猫対策会」のこんな取り組み…

今日の説教、『バベルの塔』(創世記 11:1〜9)

コロナの中で 窓あけて雨の礼拝 燕鳴く fruktoj-jahurto.hatenablog.com バベルの塔、と言われる聖書の箇所です。昔話のような語りで話は進みます。 昔、昔、「全地は同じ発音、同じ言葉であった。時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ…

東日本大震災後に発行した『聴く』(2011年5月号)

以下は、2011年の東日本大震災の直後に発行した『聴く』の1ページ目。 myrtus77.hatenablog.com 塩地より光の色の黄水仙。 https://twitter.com/syodainekosuke/status/1502104032676298756?s=20&t=UGeo29faNx2oWm9nzYcCMQ これはそもそも英独の対立とイギリ…

木曜日、自分のために花を活ける

昨日の朝、会堂の玄関に飾った露草が萎んでしまったので、午後、牧師館の中に取り込んでいたのだけれど、今朝また新しい露草が花を開かせていたので、自分の精神統一のために水を入れかえて生け直した。 アサガオを足して。 もうすぐ開く? この朝顔、絶対に…

バラの世話をしていると・・。

鉢のミニバラを雨に打たせようと思い、昨夜は軒下に取り込まなかった。 蕾を沢山付け始めているのだが、その蕾のすぐ下にスモモのような色をしたアブラムシが群がっている。混み合った葉も切り取って少し風通しも良くしたのだが・・。 テントウムシが来てく…

私の春の歌

裏木戸に祖母の呼び声 春夕べ youtu.be 「夕暮れ迫る街並み辿れば 遠くで呼ぶ声 誰かの帰りを待って」Wakana『金木犀』ー 祖母を思い出して、泣ける。 あの人が歌っているよあの人が歌ってるとき淋しきとき 歌ってる声をわたしは聞いている 君と分かてり春の…

早春(はる)

白湯飲めば涙となりてあふるる早春 夫は、僕よりも君が少しでも長生きできて君を自由に出来たらいいなぁ、と言っていた。 私は、一つずつ薬を減らしていってβ遮断剤だけは飲み続けるかもしれないけれど70歳位までは生きさせてみせる、と思っていた。 神様は…

向日葵が好きだ

昔から向日葵が好きだ。 枯れても、部屋の隅にひまわりがあるのは・・。 米津玄師アルバム『STRAY SHEEP』、そして「ひまわり」。 あさがおがひまわりに絡もうとする 植物園のひまわり。

夏から秋への私の四句と、米津玄師『まちがいさがし』

無口なる叔父の優しさ晩夏光 手負ひたる猫を濡らして夏の雨 晩夏落日 風に吹かれて泣く人よ 黄昏れて夏の終わりの雨が降る 君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 退屈なくらいに何気な…

紅(べに)滲ませて・・

ナデシコ。 昨年長老が持ってこられたのを、花瓶にずっと入れておいたらこの色のだけ根を出した。 花壇の隅に埋めておいたら、花を咲かせた。 こちらは、 ヒルガオ? 近所のサツキの植え込みに這い上がって群がって咲いているのを、夜、こっそり貰ってきた。…

フィンセントの悲しみは知らず麦秋

私はゴッホにどこで出会ったのだったろうか?と考えていた。 好きだった絵は? 『オーヴェールの教会』だ。 子どもの頃、カレンダーか何かで目にした絵だった。オーヴェールという所が実際はどういう所かは知らないが、この絵を見ると、私の生まれ育った紀南…

「薔薇ももう終わりだ」と、私の三首(春から夏へ)

一面に薔薇を散らして紅を敷く 横たわる薔薇にひらめく星二つ 薔薇の花の重みで、フェンスに取り付けてあった針金が切れてしまったので、取り替えて、少し剪定し、飾ろうと思うが、花びらがはらはらとこぼれ落ちる。 飾る分だけ残して、紫陽花の根元に置く。…

コロナの時代の・・

薔薇薫るコロナの時代の物干しに 二階の物干し場から見ると、昨日は気づかなかった白い小花が咲いているように見えた。 庭に行ってみると、ノバラが開きはじめていたのだった。 香り高い。 西側の壁一面に、 様々な 薔薇が 庭の 入口近くまで 植えられている…

2020年3月号の『聴く』

この庭は小鳥たちがたくさんやって来てバードウォッチングにも最適なのだけど、私の技術ではなかなか写真には撮れない。

『聴く』12月号

〈 聖書を読む 〉マタイによる福音書26章26節 イエスはパンを取り、祝福してこれをさき、弟子たちに与えて言われた、「取って食べよ、(マタイによる福音書26:26 口語訳) 10月の聖書を読む会は、〇〇〇さんの要望で「聖晩餐」について話すということでした…

夏の匂ひを

ドアノブに夏の匂ひをさげゆきし 二階に居てインターホンに気づかないでいた。 玄関のドアに「家庭菜園の○○です。おひとつどうぞ!!」と書き置きの入った袋が提げてあった。袋の中は夏の匂いに満ちていた。 スーパーで野菜を買ってくるとだいたいすぐに冷蔵…

一時帰宅で

潮の香の混じる六月朝の部屋 meromeropy77.hatenablog.com

新しい教会の庭木

新しい街に公園 楠(くす)薫る かつて幼稚園を併設していた教会の園庭には、 沢山の庭木が植えられている。 花を切ろうとしていると、かすかに良い香りがする。 私に馴染みのチェリーセージはこんな香りは漂わせない。お隣のこれには?香りはない。 ふと目…

復活!

抜き置きし野芥子開きてイースター 30年ほど前に作った俳句擬き。 イースターなので、 駄目になった柄の部分を作り直して途中で放らくりっぱなしにしていた鍋の 元々ついていたネジを小さいのに変えて 復活させた。 ヒバの棒を買って来たので湿気に強いだろ…

マツバウンラン(Linaria canadensis)

揺れているサイドミラーに松葉海蘭 捨てに来た焼きに来たクリンセンターの隅に群れ咲くマツバウンラン マツバウンラン 松葉海蘭(Linaria canadensis)

水音(みなおと)に

水音に椿浮かべり石の神 梅の香の飛び交ひてけふ忌日かな

ヘンレのわなのわなとは罠か?

ヘンレのわなのわなとは罠か 塩の加減を考え倦む 「ナトリウムが足りなくなると体はそれを感知してナトリウムを再吸収しようとしますか?」と主治医に確認したところ、「そうですね」という答だった。 「ナトリウムの値は理想的なので塩は控えなくてもいいと…

〈 聴くということ 〉ー 「聴く」1月号から

〈聴くということ〉というテーマで3回にわたって書いてきた。 静かなる祈りの堂に春の風 はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。 二人または三人がわ…

すべてには終はりがあると雷(らい)、告ぐる

はてなダイアリーが来年の春で終了するということで、はてなブログに引っ越さなくてはならない。 面倒くさいなぁと思って、ブログ生活もお終いにしようか?ついでに人生もおしまいでもいいんだけど等と思ったりしてしまうのだが、自分で死ぬほどの気力も体力…

淡々(あはあは)と

まっしろな豆腐を水に放ちたり娘が家を出ていった朝 今井恵子『渇水期』 Amazonのレヴューで紹介されたこの歌を見た時、「豆腐の白」が胸に沁み入るようだった。 そして、この歌集をどうしても手元に欲しいと思った。 『渇水期』の最初に措かれた一首だ。そ…

「免許は取らんできたもんだから・・」

玄関あけると鳥が飛び去り猫が跳び去り冬日向 橋渡り籠に野菜を入れて来つ「免許は取らんできたもんだから・・」 野菜売りのおじいさんは三輪車で大橋を渡ってやってきた。間に合っていると言うのに夫は行き大根と葱買って持ち来る先はわたしが追いかけて行…

冬の匂ひ

懐かしき冬の匂ひや夕厨 この時の匂いは大根。二階から降りて行くと自分の作った夕餉の匂いが立ちこめていたのだった。 私は冬の台所で煮炊きされた大根の匂いが大好きだ。また、季節が巡ってきたと思う。写真は、白菜。使って使って小さくなったのが、まだ…

紅(べに)青きまで

縁取らる紅青きまで冬の薔薇 寒空の中で花開いた時はもっと青味が強かった。 下は、頂いたお菓子の「寒氷」

塩の壺と、二つの林檎

● 十二月二十八日午後二時のひかりのなかに二つの林檎 今井恵子『渇水期』(2005年・砂子屋書房) 卓上に塩の壺まろく照りゐたりわが手は憩ふ塩のかたはら 葛原妙子『朱靈』 あなたの素祭の供え物は、すべて塩をもって味をつけなければならない。あなたの素…