風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ホワイトチャペル全景

ブログの友人の要望に応えて、子どもの礼拝のために建てられたホワイトチャペルの写真をアップ。 1階は駐車場。階段を上がって玄関ホール、奥に小さなガス台と流しのあるキッチン。その横が広いトイレ。玄関ホールを右に入ると分級室。左が礼拝室になってい…

装幀の仕事

「装幀の仕事をしたい」子が言へば天、平、小口、奥付も見る 出版社装幀家紙漉職人 上(かみ)へ上(かみ)へとさかのぼりゆく 源流へ遡上せんとやわが娘つひには山で木こりとなるかも あとがきに「地母神・・」とあればジャケットにセノルビ地母神隠れてゐ…

赤翡翠(アカショウビン)の目

つややかな野苺摘みて乗せやらむ未だ生まれぬ子のてのひらに 利かん気の赤翡翠の如き目をわがまぼろしの少年は持つ 生まれないまま天へと召されていった子どもがいる。 「お姉さんになる!」と張り切っていた当時5才の娘が、「生まれてくるのは、ぜったいに…

「ゆりの花のしらべ」

ゆりの花のしらべに合はせうたふ歌 故なく追はれしダビデの歌 山ゆりの咲き満つ堂に目を閉ぢて小暗き洞にひとり座しをり [聖歌隊の指揮者によってゆりの花のしらべにあわせてうたわせたダビデの歌 わたしは叫びによって疲れ、わたしののどはかわき、わたしの…

麦秋(ばくしう)

フィンセントの悲しみを知らず麦秋 麦が実る季節も知らなければ、黄色く色づいた麦畑など見たこともない私が、「麦秋」という季語から思い浮かべるのはゴッホの絵だ。『刈る人のいる麦畑』、『黒い鳥のいる麦畑』。ゴッホには『悲しみ』という題の素描がある…

風、聖霊、プニューマ

恩寵は苦難の中に見出だせる静けき朝のきよらかな風今日は聖霊降臨節。 風のように、目には見えないけれど、神の霊によってイエス・キリストがいつも私達と共にいてくださるようになった。そのことを記念する日だ。 元来は、五旬祭(ペンテコステ)と言って…

雨音に

雨音に降り籠められて方舟(ふね)の中 すごい雨だ。 でも、雨の音は好きだ。