短歌らしきもの
https://www.youtube.com/watch?v=C9lXJ6xWRwQ&t=175s (16:50~)神的暴力(略)民衆の暴動っていうのは良いか悪いかっていう次元を超えているんですよ。(略)(20:35~)そこ(刑務所)に膨大なお金とか食べ物とか色んな物を送ってくると、送ってくる人達の…
どうすれば良かったのかと巻き戻す逝ってしまった6月の海へ 僕は政治的には無智な一国民として事変に処した。黙つて処した。それについては、今は何の後悔もしてゐない。大事変が終わつた時には、必ず若しかくかくだつたら事変は起こらなかつただらう、事変…
目が覚めて眠れぬままに夜の海見ていたと聞けば何か切ない 最初にうっ血性心不全で入院したとき、β遮断剤を朝のむように処方されていた。 退院してから、私は色々調べて、「この薬は夜のむようにしてはいけませんか?」と主治医に尋ねて貰ったが、「薬は朝の…
コロナの中で 窓あけて雨の礼拝 燕鳴く fruktoj-jahurto.hatenablog.com バベルの塔、と言われる聖書の箇所です。昔話のような語りで話は進みます。 昔、昔、「全地は同じ発音、同じ言葉であった。時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ…
ところで信仰における第一の問題は、「人間が何をするか」ではなくて、「神が私達人間のために何をしてくださったか」、そのことにあるのです。そのように言って良いかと思います。その神が私達のために何をしてくださったかということを知らせるのが、この1…
夢の中で行ったとこから帰るとこもうすぐさめるさめたら帰る 『月刊日本』2月号の山崎行太郎氏の「江藤淳の『成熟と喪失』を読む」を読んでいて、芥川龍之介の『トロッコ』を思い浮かべた。 芥川龍之介のものは、小学校高学年頃に、『羅生門』や『杜子春』、…
ひとたびは交はりし孤独な魂(たま)よ 女は生へ男は死へ 出ださるる愛を取りなば死に切れず捨てて男は絞首台へと 死へ向(ゆ)くは独りの作業、務めにて 永山則夫、絞首台へ 背を向けて死へと向ひしたましひを女は抱きて今を生きゐる 「秋山駿」と「石」と「ノー…
家具が好きだ。中でも椅子が・・。 この椅子は前の教会の牧師館に備え付けられていたものだが、ホワイトチャペルの物置の取り壊しや牧師館の建て替えに伴って、うちで貰い受けることとなった。40年以上経っているようだが、座り心地が良いのでここまで持って…
stand.fm ブログを始める切っ掛けになったのは、2016年に心不全で1ヶ月あまり入院したことです。予想していなかった病気になり、自分の生涯の終わりが思っていたより早いかも知れないと思ったことです。 それまでは自分がする聖書の話は完璧ではないし、未熟…
裏木戸に祖母の呼び声 春夕べ youtu.be 「夕暮れ迫る街並み辿れば 遠くで呼ぶ声 誰かの帰りを待って」Wakana『金木犀』ー 祖母を思い出して、泣ける。 あの人が歌っているよあの人が歌ってるとき淋しきとき 歌ってる声をわたしは聞いている 君と分かてり春の…
ある教会に電話をすると、「この電話は迷惑電話防止のために録音をしています」と設定された声が先ず聞こえてきた。 教会で、迷惑電話防止のために録音をするというのは、どういうことだろうか? 病む人の心の悲鳴響かせて非通知電話鳴る午前4時 睡眠は確保…
日替わりで姫の歌が頭をめぐる ♪ わたし悪魔ァ〜、わたし天使ィ〜 ♪ (『AL-MAUJ』) youtu.be 風が強いようで観客が寒そうにしていたのだろうか?歌の合間に客席に向かって「さむい?さむい?さむい?」と3度尋ねている。客席の方が肯いたのだろうか?困っ…
生きるとは苦しむことです「受肉」とはそういうことです 御子生まる この短歌擬きは短歌を作り始めた10年ほど前に作ったものだ。 こんなのは笑われるばかりで短歌とは認められないだろうと思っていたのだが、ドストエフスキーの『罪と罰』などを読む中で、私…
江川卓=訳、ドストエフスキー=作『罪と罰』(岩波文庫)について 自分の不幸に囚われている者は、周りの人間は皆自分より幸せに生きていると思い込んでいる。 自分の苦しみにばかり捕らわれている者は、肉体を持ってこの世に来られた神の子キリストの苦し…
天の川に列車走らせどこまでも君を乗せゆく青き天鵞絨 ふり向かば黒くびろうど広ごるを恐れゐて我、列車走らす 「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねぇ」ジョバンニが斯う云いながらふりかえって見ましたらそのいままでカムパネルラの座っていた席にもうカ…
目覚ましが鳴るまでもうあと11分 妹あやしき保護区の保護に 私には妹も弟もいない 「沈黙は加害の側に立つこと」と洗脳電波流れ来・・・、沈黙 わたくしは祈ってなどはおりません立ちつくしてるただそれだけの・・ 電話の後で 友人の悩みの深さに祈ることで…
生きるのがいやになります生きてます雪に傘さすこともないまま・・ 子どもの頃から人は皆いつか死ぬのだと考えては死を恐れていた。そのくせいつも死にたい死にたいと思い、それなのに死のうとしたことなど一度もなくて、死を予告する手紙を寄越した友人を大…
一面に薔薇を散らして紅を敷く 横たわる薔薇にひらめく星二つ 薔薇の花の重みで、フェンスに取り付けてあった針金が切れてしまったので、取り替えて、少し剪定し、飾ろうと思うが、花びらがはらはらとこぼれ落ちる。 飾る分だけ残して、紫陽花の根元に置く。…
郵便局への路 露草のむらさきむるる路地抜けてむらさき群るる路地を戻れり
えぇ、黒鯥は大好物です煮付けにし、お皿の海に泳がせましょう 故郷に帰ってすぐの頃、短歌というものが分からなくて手当たり次第「五・七・五・七・七」に当てはめて短歌擬きを作っていた。連作にしてたけど他のは忘れてしまった。 紀州というとマグロとい…
揺れているサイドミラーに松葉海蘭 捨てに来た焼きに来たクリンセンターの隅に群れ咲くマツバウンラン マツバウンラン 松葉海蘭(Linaria canadensis)
「咲くところ散るところ見せ桜かな」ー これ、いいな〜。 https://t.co/3XynGiKvyU — myrtus77 (@myrtus77) 2019年3月28日 菫咲く仏の座咲く繁縷咲く山見上ぐれば山桜 今年は、我が家の広い広い空き地に雀の豌豆が美しい緑を広げ始めた。 こういうの大好きな…
はるのはな水仙が咲きはじめましたよ あなたの植えたイースターの花 昨年息子さんの所へと行かれた長老が、蜂に託して「帰る道を忘れました」という俳句を作って送って来られた。私はその句に「花蜂に花あるところ故郷なり」と返した。昨年末急な体調の変化…
片隅にいのち生きをりさみどりの茎をのばして厨の隅に (この、はてなブログの文字の大きさの選べ無さ、どうにかなんないのかねぇ?標準から中にしたら急に大きくなって、とても「片隅に」生きてる感じとは言えなくなるよ。はてなブログに文句言いたい。) …
ヘンレのわなのわなとは罠か 塩の加減を考え倦む 「ナトリウムが足りなくなると体はそれを感知してナトリウムを再吸収しようとしますか?」と主治医に確認したところ、「そうですね」という答だった。 「ナトリウムの値は理想的なので塩は控えなくてもいいと…
「生くるのは大変」といふ102歳の言葉聞きつつ掛くる言葉無し 聖書は「健やかな人が八十年を数えても 得るところは労苦と災いにすぎません」(詩編90:10)と語る一方で、「白髪は輝く冠」(箴言16:31)、「白髪は老人の尊厳」(箴言20:29)とも語られる。そ…
ふるさとに帰り来たりて空白を埋めるごと食ぶ さんま寿司食ぶ 紀南の食、さんま寿司。 うちの地方では、お正月にはおせちよりお寿司に力を入れて準備する。その中で欠かせないのがさんま寿司だ。南下して来て脂の落ちた秋刀魚を酢でしめて寿司にするのだ。今…
一首鑑賞 » Archives » 小池光/雪に傘、あはれむやみにあかるくて生きて負ふ苦をわれはうたがふ まず、「雪に傘」というイメージ鮮烈な初句。「ゆきにかさ」と「あ音」に開かれていて、そのままぱっと傘を開いたような印象を与える。これが、「傘に雪」だと…
これはそう、探しまわった野の夏のくさのかおりに掛けたぼうし 12月24日の『一首鑑賞 日々のクオリア』(https://sunagoya.com/tanka/?p=19747)で平岡直子さんが引用された塚本邦雄の「ゆきたくて誰もゆけない夏の野のソーダ・ファウンテンにあるレダの靴」…
以下の内容は私の思考過程のものであり間違いが含まれているかも知れません。 解無しと言えば一つの解となる大海はいまだ蕾の中に リジンは必須アミノ酸のひとつに数えられ、からだのタンパク質の組み立てに欠かせない重要なアミノ酸です。タンパク質中に2~1…