風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

考える耐力をつけるためにー「読解」という作業を通して

YouTubeで自作の短歌を自分で朗読している動画を見つけ、葛原妙子のを探しているところで、永田和宏氏の大阪大学での講演に行き当たった。それで、私の教員時代の読解力をつけるための取り組みを書いておこうと思った。16日のブログで「読解の授業というもの…

葛原妙子32に手を入れたもの

「葛原妙子32」に手を入れて印刷したものを写真に撮って掲載する。 咲きをへし緋のちゆうりつぷ球根のいたく痩せしをてのひらに載す『をがたま』 白でなく、真紅でもなく、「緋」であるところが印象的であり象徴的であると思う。 闘い抜いて来たのだ、生き…

ひとりゐる晩秋の家あめのおと10月は良いお天気の日が続いたが、11月に入った途端お天気が良くない。 アプローチのすぐ脇で虫に葉を食べられながらも花を咲かせた紫蘇が、あらかた種を落とした頃に、細かく切って庭の隅に敷いた。その上を歩くと、踏みしだか…

聖堂

途中、丘の上に建つSaint-Roch教会のミサに出席した。今日はちょうど日曜日である。とても小さな教会なので、礼拝堂に全員は入らない。それでもわざわざ、車でこの小さな教会での礼拝を守るためにやってくる人がたくさんいる。そのため階段広場で青空のもと…

讃美歌と教会堂ーあるご婦人の葬儀から

今年の春先、ご高齢の教会員が亡くなられた。晩年、不遇の身となられ、施設に入っておられた。施設から車椅子で礼拝に来ておられたのが、最後の1,2年来られなくなっていた。それが、昨年のちょうど今頃、インフルエンザの予防接種の帰りに「どうしても教会…

対談本二冊

● うるさい奴は消せ! 「へんてこ日記」より 昨日、フランスのテロを利用した日本の「共謀罪」を書いた。 ら、案の定自民党が「共謀罪」が必要という話が出てきた。 テロに便乗して「共謀罪」言い出す 自民党はまるで火事場泥棒(この記事にはリンク先からお…

ちっとも分かっていない、と思うこと

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ルリシジミ羽を散らして飛び立てり

● 冬の暮小さな花と暮らす家 ブログ「いらくさのとげはいたいよ」 「ルリシジミ羽を散らして飛び立てり」、花びら散るたびビオラは告ぐる 自分ではパンジーやビオラの苗を買って植えたことはないのだが、花屋の店先で花を見ていて良い香りに惹かれて思わず買…

「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」芳賀言太郎のエッセイ第19回

「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」第19話 雨の中 〜寒波の中のメセタ〜 イングランドで開催されたラグビーワールドカップでの日本代表の活躍は記憶に新しいところである。そのラグビーにおいて現在世界ランキング1位であり、今大会の優勝国…

「神の霊を知る」(ヨハネの第一の手紙4:1~3からの説教)

● スピリチュアル、ニューエイジ、パーマカルチャー、トランジション・タウンについてーブログ「風の谷」再エネは原発体制を補完する新利権構造 今日は、脱原発市民運動の周辺に見られるマインドコントロールと自然エネルギーの関係について、自分の経験も含…

風が来るので・・

● ニュースあれこれ(TPP、雇用、同性パートナーシップ)と1106 再稼働反対!首相官邸前抗議 と、いうことで今週も官邸前へ 伊方に続いて、直下に活断層があると言われている敦賀原発まで再稼働の申請が出されました。ボクにはわからないんです。安全対策…

里芋のポタージュと豚しゃぶの茹で汁で作ったポ・ト・フー

● 「今を生きる」人こそ、未来を考えよう 機械化や人工知能の進歩によって、近い将来「消える仕事、食えなくなる仕事」などをよく耳にするようになりました。(抜粋引用) これは、秋の初めに作った里芋のポタージュ。昆布の出し汁でささみを茹でたスープに…

『キャベツ炒めに捧ぐ』井上荒野=作(ハルキ文庫)

● 「おいしいを読もう ! 食の本の読書会」で集まった本たち マルコ1:6 荒野より吾を呼ばはる声聞こゆイナゴを食する者の声なり 新聞を取り置いて、生ゴミの袋などの下に敷くようにしている。それで、井上荒野の『キャベツ炒めに捧ぐ』を紹介した古い「今週の…

「楕円の焦点は二つ」ーフロマートカと、『パンセ』のパスカル

私が属している教派の8月の月報に、もう退職した牧師の本の紹介が掲載された。パスカルの『パンセ』である。これを書いたのは私の師にあたる人なので、就職浪人中に読みかけて働き始めてから中断したまま持っていた『パンセ』を、下巻から読もうと思い、取り…