風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

なぜ無機酸のものより有機酸のものの方が細胞内に取り込まれやすいか(修正追記あり)

meromeropy77.hatenablog.com


以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。
ここの記事は修正しなくてはならない。とりあえず、下に追記を載せておく。

なぜ、無機酸化合物より有機酸化合物の方が細胞内に取り込まれやすいのか、と考えていた。

炭素骨格を持たない無機酸化合物が分解されれば、細胞外に水素が一価の陽イオンとなって増える。水素の原子量は1.008。あらゆる原子の中で一番小さい。水素がイオンとなって切り離されるとナトリウムよりカリウムより先に細胞内に入るだろう。よって、無機のものとくっついたナトリウムやカリウムは細胞内外の電位差を保つために細胞外液に取り残される。


カルボン酸=「少なくとも一つのカルボキシ基(−COOH)を有する有機酸である」(ウィキペディア
炭素骨格を持つ有機酸化合物が分解すれば、水素はイオンに分離されず、炭素とくっついて、例えば炭酸水素イオン(HCO3-)等をつくり出しやすいのではないだろうか?(この辺、間違ってる)
有機酸の化合物が分解されても水素は一価の陽イオンとならない。そのため有機酸とくっついたナトリウムにしてもカリウムにしても、水素イオンという原子量のもっとも小さい邪魔者がいないので細胞内に入りやすくなるということではないだろうか?


追記
以前ブログで引用させていただいた国府台病院のサイトの「カリウムの体内動態」について記した中の無機酸アシドーシスのところで、「Cl-は細胞内に入りにくいため、H+が細胞内に入るときにKが細胞外へ出て行く。対して有機酸アシドーシスの場合はH+と共に陰イオンも細胞内に入りやすいため、Kの放出が起こりにくい。呼吸性アシドーシスの場合もKは上昇しない。」と記されていた。
ということは、有機酸化合物でカリウムやナトリウムを摂った場合、水素イオンと共に陰イオンも細胞内に入りやすいため電位を保つためにカリウムやナトリウム等の陽イオンも細胞内に留まるということか?と思ったりする。