風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

説教

まさにキリストの愛こそが・・。

愛は…。今、ここで出会っている、この人への集中である。 神の愛がそうなのだ。 (八木誠一著『キリストとイエス』「イエスの思想」〈愛(対人性)〉よりp50) あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を…

先日のお説教と八木誠一氏の著作から(愛について、聖霊なる神について)

愛にとって人の資格や価値や意味は問題ではない。(中略)愛は計算ではない。 今、ここで出会っている、この人への集中である。一般的な善をより多く行なうということではない。 神の愛がそうなのだ。(八木誠一著『キリストとイエス』「イエスの思想」〈愛…

「主を見つめて」(使徒言行録3:1~10)

今日は、4月から月に一度来て下さることとなった先生によって礼拝が守られた。 簡略原稿から以下にお説教を掲載させて頂く。 「主を見つめて」 使徒言行録 3:1〜10 ペトロは言います。「わたしには金や銀はない。」それは施しを求める足の不自由な男の期…

〈説教〉について(しつこく説教について考察する!)

myrtus77.hatenablog.com この説教の冒頭では、「わたしたちの信仰は伝えられたものです」と語られている。 説教も、「伝えられたもの」、「聴いてきたこと」、「受け止めた事柄」を語るものではないか、と思う。 だから同じようなことを語っているというこ…

2023年6月号の『聴く』

2023年1月29日(日) 降誕節後第5主日説教 ○○○○長老代読 ○○長老の祈り ○○長老は司式の時、代読者と聴く私たちのためにいつも祈って下さっています。感謝です! 誕生日の手紙 今日は、1月31日火曜日です。明日はあなたのお誕生日。 誕生日に、どんな聖書の御…

「御言葉に生きる」(マルコによる福音書4:1~20)

「御言葉に生きる」 2023年6月4日(日) 聖霊降臨節後第1主日 聖書箇所:マルコによる福音書 4章1節~20節 イエスは、再びガリラヤ湖のほとりで教え始められました。イエスが教え始められると、おびただしい群衆がそばに集まって来ました。そこでイエ…

ペンテコステの礼拝に引退教職の先生をお迎えして・・。

今日は引退教職の先生によってペンテコステの礼拝が行われた。 ヨハネによる福音書14:15~21と25~31から。 お説教の中から、最も印象に残った言葉を書き起こして以下に掲載させて頂く。 さて、次の贈り物ですが、マタイ福音書の終わりには主イエスが「わたし…

「キリストによる神の家族」(マルコによる福音書3:31~35)

「キリストによる神の家族」 2023年5月21日(日) 聖霊降臨節前第1主日 聖書箇所:マルコによる福音書 3章31節~35節 イエスについての評判、様々なうわさは、イエスの家族の許にも届きました。身内の人たちはとても心配になり,イエスのことを聞いて…

「主の祝福に覆われて」(使徒言行録1:3〜11)

今日、礼拝を行って下さった先生のお説教原稿はメモ書きということなのだが、良くまとまっているので、実際に語られた内容には少し足りない部分もあるのだが、このまま掲載させて頂こうと思う。 「主の祝福に覆われて」(使徒言行録1:3〜11) 今朝は主イエ…

「主イエスが選んだ弟子たち」(マルコによる福音書3:13~19)

「主イエスが選んだ弟子たち」 2023年5月7日(日) 復活節後第4主日 聖書箇所:マルコによる福音書 3章13節~19節 1.(主の日ごとに主の御前へと召し集められて礼拝を捧げる) イエスは湖のそばから山へと移られました。イエスが山へ行かれたのは,…

2023年5月号の『聴く』(田川建三訳新約聖書から)

2023年5月 ちょっとここで補足しておこう。 新約聖書はギリシャ語で書かれているということだが、イエスが遣っていた言葉はアラム語だったとも言われている。ギリシャ語を日本語に訳すだけでなく、その前の時点から齟齬が生じるとも思える。しかもユダについ…

「神の業が現れるため」(ヨハネによる福音書9:1〜7)(追記)

昨日は、他教派の引退された先生によって礼拝が守られました。 以下にお説教の原稿を掲載させて頂きます。 「神の業が現れるため」(ヨハネによる福音書9:1〜7) ただ今、ヨハネによる福音書9章7節まで読みました。生まれつき目の見えない人が癒やされた話…

「罪の奴隷から義の奴隷へ」(ローマの信徒への手紙6:15~23)

昨日は引退された先生の応援によって礼拝が守られた。 以下に、書き起こした説教原稿を掲載させて頂く。 「罪の奴隷から義の奴隷へ」(ローマの信徒への手紙6:15~23) イエス・キリストによって救われた信仰者とはどのような存在かということを語っている箇所…

「復活の救いへと招かれる」ヨハネによる福音書20:1~18

「復活の救いへと招かれる」 2023年4月16日(日) 復活節後第1主日 聖書箇所:ヨハネによる福音書 20章1節~18節 イエスが十字架で命を献げられたのが金曜日でした。ユダヤでは日没から一日が始まるとされていました。土曜日は安息日だったので、金曜…

今日のイースター礼拝

復活とは、完全に死んでいた者が生き返ること。絶望の中にいた者に希望が与えられること。 では、誰が復活するのか?もちろんそれは、まず第一にイエス・キリスト。しかし、それにとどまらず、イエス・キリストの復活を信じる者にも、死からの復活が約束される…

「その一つ一つに何の意味があるのかと問われても答えることはできません」(今日の説教から)

「聖書の言葉が実現するため」 2023年4月2日(日) 受難週主日 聖書箇所:ヨハネによる福音書 19章17節~30節 (略) 3.(神から託された務め) イエスを十字架につけた兵卒たちが、自分たちのものとなる衣服にしか興味を持ってない、その場に、イ…

2023年4月の『聴く』

2023年3月12日(日) 受難節第3主日説教 ○○○○長老代読 ○○○○長老は、「受難節のこの時、主イエスの恵みを、十字架を通して、深く味わいたいと思います。」と、最後にご自身の言葉をもって補って下さった。 この言葉を携えてこの週を過ごすことが出来、感謝…

「響きわたる主の御言葉」(テサロニケの信徒への手紙一 1:4~8)(追記あり)

今日は、応援の先生によって礼拝が行われた。 以下に、お説教の抜粋を掲載させて頂きます。 「響きわたる主の御言葉」 2023年3月26日(日) 受難節第5主日 聖書箇所:テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 1章4節~8節 (略) ですから、テサロニケ教会から発せら…

「聖餐は恵みです」(夫への手紙)

昨日は、○○○○○先生によって、パンとぶどうジュースにあずかることが出来ました。 聖餐(せいさん)の前に、○○先生はコリントの「ふさわしくないままで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は」という点について話されました。 聖餐は権利ではありませ…

「あなたがたはわたしを何者だと言うのか」(ヨハネによる福音書18:37~19:16a)

「あなたがたはわたしを何者だと言うのか」 2023年3月19日(日) 受難節第4主日 聖書箇所:ヨハネによる福音書 18章37節~19章16a節 ヨハネによる福音書によれば、イエスはキドロンの谷にある園で捕らえられました。マタイとマルコがゲツセマネの…

「キリストの十字架によって」(マルコによる福音書3:7~12)

「キリストの十字架によって」 2023年3月12日(日) 受難節第3主日 聖書箇所:マルコによる福音書 3章7節~12節 2月19日の礼拝で3章1節から6節を読みましたので、本日はその続きとなります。 1節から6節までのところで、安息日に関する律法に…

「敗北の勝利」というようなものがあるとすれば・・(β遮断剤が切り捨てられた!)

ここに来て、うちの夫の脳内出血の原因に繋がってしまったかも知れない。やはりβ遮断剤を飲み続けていたせいだ。心不全の値は正常に戻っていたというのに。 https://t.co/yfhO6JvAyM — メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2023年3月10日 「敗北の勝利」という…

2023年3月号の『聴く』

○○○○先生説教その1 ○○○○先生説教その2

「大審問官」(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』)

myrtus77.hatenablog.com ニーチェが5歳の時、牧師であった父親が亡くなり、その後すぐ弟も病死する。父親と弟を亡くしたニーチェは、母と妹と共に、父方の祖母らと同居するため生まれ育った故郷を後にする。詳しいことは分からないが、生活に困っていたよう…

「喜びのゆえに」(ヘブライ人への手紙12:2 聖書協会共同訳)

今日の礼拝は長老のお説教によって守られた。 引退教師の先生方や長老達によって、なんと豊かに礼拝が守られていることか、と感謝に堪えない。 今日のお説教から以下に抜粋引用させて頂く。 2節に「このイエスは御自分の前にある喜びを捨て、恥をもいとわな…

お聴きした二つの説教と・・

3つ目は「希望を持って忍耐している」という言葉です。この「忍耐」という言葉は受動的で消極的な意味に思われそうですが、そうではなく能動的で積極的であり持続的で耐久性のある意味を有します。また、この「希望」という言葉は、こうなれば良いとか、嬉し…

「愛のために労苦する」(テサロニケの信徒への手紙一1:3)

今日お聴きしたお説教を以下に抜粋引用させて頂く。 次に、「愛のために労苦する」という言葉です。愛という言葉に能動的な労苦するという言葉が組み合わさっています。 なお、この愛という言葉は人間同士の恋愛などで使われる愛のことではありません。また…

「見えなくなってしまっている大切なもの」(今日の説教から抜粋)

今日の説教から、最後の部分を抜粋。 「見えなくなってしまっている大切なもの」 2023年2月19日(日) 復活節前第7主日 聖書箇所:マルコによる福音書 3章1節~6節 (略) イエスはご自分の命を懸け,救いの御業をなし,わたしたちが新しく生きるための…

本来、相容れない者たちが、イエスを殺すことにおいて協力する

ヘロデ派というのは,ガリラヤの領主ヘロデ アンティパスに従う政治的な一団で,ローマの支配を受け入れ,現実的な路線をとる人々です。 一方,ファリサイ派はユダヤ教の宗教的なあり方を徹底しようとする理想を求める人たちでした。 本来,ヘロデ派とファリ…

2023年2月の『聴く』

「御言葉の飢饉」(アモス書 8章1節~12節) ○○○○長老説教その1 今日は、アモス書から御言葉を聞くことにいたしました。 アモス書を選んだきっかけとなったのは、3月の受難節に、代読を担当した○○先生の説教です。説教は、ルカによる福音書の23章44節か…