風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

説教

2023年2月の『聴く』

「御言葉の飢饉」(アモス書 8章1節~12節) ○○○○長老説教その1 今日は、アモス書から御言葉を聞くことにいたしました。 アモス書を選んだきっかけとなったのは、3月の受難節に、代読を担当した○○先生の説教です。説教は、ルカによる福音書の23章44節か…

「安息日の主」(マルコによる福音書2:23~28)(説教その3)

「安息日の主」(マルコによる福音書2:23~28)(説教抜粋) (略) そしてイエスは最後にとても大事なことを言われました。28節「だから,人の子は安息日の主でもある。」人の子というのは,イエスがご自分を指して使われた言葉で,当時救い主を指す言葉と…

ピエタ像の写真をトレースして・・。

『聴く』2月号ー2の3ページ目 ミケランジェロのピエタ像のさし絵を載せたかったのは、カトリックのように母マリアを聖母として崇めたかったからだろうか? あるいは、この説教で語られている独り子イエスの死に悲しむ神を、人であるマリアに取って代わらせよ…

「安息日の主」(マルコによる福音書2:23~28)(説教その2)

讃美歌21ー452 1 神は私を救い出された。信じるこの身に恐れなどない。 尽きることのない命の水を価なく誰にも与えられる。 この讃美歌を初めて聞いたとき、「信じるこの身に恐れなどない」という歌詞に、凄まじい傲慢さを感じたのだった。しかし、その信仰…

「安息日の主」(マルコによる福音書2:23~28)(説教その1)

今日代読して頂いた説教は何回かに分けて載せたいと思った。 先ずは1回目。 ある安息日にイエスが麦畑を通って歩いて行かれたときのことです。弟子たちは歩きながら麦の穂を摘み始めました。すると,それを見たファリサイ派の人々がイエスに向かって24節「御…

誕生日に・・(夫への手紙)

誕生日に、どんな聖書の言葉を贈ろうかと考えていましたが、この前の日曜に代読して頂いたマルコによる福音書の説教がとても良かったので、説教の最後の部分の言葉を贈ろうと思いました。 (ちょうど今、教会からのバースデーカードが届きました。みんな祈っ…

「恐れなく喜ぶ」(マルコによる福音書2:18~22)

「恐れなく喜ぶ」 2023年1月29日(日) 降誕節後第5主日 聖書箇所:マルコによる福音書 2章18節~22節 ある時、イエスのところに人々がやって来てこう尋ねました。「ヨハネの弟子たちとファリサイ派の弟子たちは断食しているのに、なぜ、あなたの弟子…

「わたしに従いなさい」(マルコによる福音書2:13~17)

「わたしに従いなさい」 2023年1月22日(日) 降誕節後第4主日 聖書箇所:マルコによる福音書 2章13節~17節 イエスは家を出て,再び湖のほとりに出て行かれました。すると群衆が皆そばに集まって来たので,イエスはそこでも人々に教えられました。家…

2023年1月の『聴く』

「愛され、愛して生きる・・愛は決して滅びない」 (ルカによる福音書10:25~37) ○○○○先生説教その1 5月半ばのニュースで、神奈川県丹沢山ふもとの道志村のキャンプ場近くの山で小さな骨が発見され、それが3年前行方不明になった小学生、○○○○さんと一致した…

「わたしはあなたと共にいる」(創世記28:1~22)

「わたしはあなたと共にいる」 2023年1月15日(日) 降誕節後第3主日 聖書箇所:創世記 28章1節~22節 今日は、アブラハムの孫にあたるヤコブの話です。 神の祝福がどうしてもほしかったヤコブは、神の祝福を軽んじていた兄エサウの隙をついて、神の…

「恵みと平和があなたがたにあるように」(テサロニケの信徒への手紙一1:1)

今日、礼拝に来てくださった先生のお説教から、了承は得ていないけれど、抜粋で紹介させて頂こうと思う。 「恵みと平和があなたがたにあるように」(テサロニケの信徒への手紙一 1章1節) (略) 1節の「パウロ、シルワノ、テモテから」を直訳しますと「パウ…

どうして抜粋するのか?(説教について)

「福音の初め」(マルコによる福音書1:1) 福音書はそれぞれ特徴のある書き出しで書き始められています。マルコによる福音書は「神の子イエス・キリストの福音の初め。」という一文で始まります。 (略) このイエス キリストの福音は、イエス キリストが…

「福音の初め」(マルコによる福音書1:1)

「福音の初め」 2023年1月1日(日) 降誕節後第1主日 【新年礼拝】 聖書箇所:マルコによる福音書 1章1節 きょうは1月1日。1年の最初の日です。暦が改まり、新しい年、2023年が始まりました。みなさんご存じのように、この2023という年の数え方は、イ…

占星術の学者達

24日の夜は引退された先生のお説教で久しぶりにイヴの讃美礼拝が行われた。 翌日25日の礼拝でも引退された先生に来て頂いてクリスマスの礼拝と聖餐に与ることができた。 高齢の先生方に支えられて今年も礼拝を守ることができました。感謝です。 25日の礼拝説…

「陰謀論」

この動画の最も恐ろしい部分は、長期的な作用が「癌だ」と言った時にインタビュアー達が高笑いしているところ。 https://t.co/9UfDFTcVUx — 猫祐物語 (@syodainekosuke) 2022年12月20日 「陰謀論」という言葉がある。 実際にはあり得ないという場合には、「…

「神は我々と共におられる」(ヘブライ人への手紙2:9~18)

myrtus77.hatenablog.com夫は、良く、「僕は自分の語った言葉じゃなくて、聖書の言葉が後に残るような説教をしたいと思ってるんだ」と言っていた。そういう説教を目指しているんだ、と。 聖書の言葉が後に残るような説教を目指していたせいか、昨日代読して…

12月(クリスマス)の『聴く』

今年して頂いた長老のお説教がキリストで締めくくられていたので、12月号の『聴く』に掲載させて頂こうと思った。 このお説教を読み返していて、夫が言っていた言葉を思い起こした。 夫は、良く、「僕は自分の語った言葉じゃなくて、聖書の言葉が後に残るよ…

「このキリストの無力の果てに・・」

myrtus77.hatenablog.com アブラハムが信じた果てに見出した一匹の雄羊、まさにそれこそが…神ご自身が備え与えてくださったイエス キリストを指し示すものです。イエス キリストもまた、神の言葉に従い、十字架の上で自らの命をささげきるまで従われました。…

「多くの民の命を救うために」(創世記50:20)

「主の山に備えあり」(創世記22:1~19) (略) アブラハムは「神が備えてくださる」とイサクに答えたとき、未来が見出し得ないような状況の中にあっても、神の約束の中に生きる道が開かれてくる、それは自分が生きる道というだけでなく、イサクにとっても生…

引退教職の先生方に支えられて・・

今年も、長老達と引退教職の先生方に支えられて、礼拝を守ることができた。 以下は、毎月送られてくる無牧師の教会の応援をしておられる先生のお説教。 牧師不足の中で、引退教職の先生方によって支えられているなぁ、と思う。 以下は、引退教師ではないが、…

いつの間にかクランツが飾られて・・

待降節。 執事さんのお家の庭のノイバラと 教会の庭の柊を使って作られたそう。 ベルも素敵。 踊り場もクリスマス仕様に・・。 このキャンドル、 一つ一つに名前がついていて、 奥にあるのが、 ペーパーナプキンを上手に使って飾ってる。 去年作った松ぼっく…

待降節第一主日の階段を上がっていくと・・。

玄関には、 「アブラムにおいて成就したイエス・キリスト」 2022年12月27日(日) 待降節第1主日 【アドベント】 聖書箇所:創世記 12章1節〜9節 (略) 神のこの召しには、約束が伴っていました。 (略) アブラムに語られた神の言葉は真実でした。そ…

伝えられたもの、聴いたこと、受けとったことを語る

「おびただしい証人の群れに囲まれて」 2022年11月20日(日)聖霊降臨日後第24主日【逝去者記念礼拝】聖書箇所:ヘブライ人への手紙 11章39節〜12章2節 わたしたちはきょう、先に召された兄弟姉妹を覚えて礼拝を守っています。 わたしたちの信仰は…

逝去者記念の花

今日は、逝去者記念の礼拝だった。 このテーブルに、皆さん、写真を持ってきて飾られる。 前の週にどなたかが持ってこられた菊と庭のパンジーとミルトスを・・。 いとすぎは、いばらに代って生え、ミルトスの木は、おどろに代って生える。 これは主の記念と…

「私たちは愛されるために生まれた」(創世記1:27~28)長老説教抜粋

「私たちは愛されるために生まれた」 2022年11月13日(日) 聖霊降臨日後第23主日 聖書箇所:創世記 1章27節〜28節 長老説教抜粋 1.(はじめに) 今日、読まれた創世記は、聖書の最初に載っています。世界の始まりがどのようにしてできたのかが記さ…

その願いが祈りとなって・・。

一年半ぶりに面会が許された。色々規制のかかった面会だったが、従兄弟からの電話の内容を伝えた。目も開けず、じっと聞いているようだったが最後に、「『私は仏教だけど祈ってるから』って言ってくれてたよ」、と言うと、深く何度も頷いた。 かつて夫は、説…

「本当に大事なもの」(ホセア書9:1~9)

「本当に大事なもの」 2022年11月6日(日) 聖霊降臨日後第22主日 聖書箇所:ホセア書 9章1節〜9節 今日の聖書の箇所、預言者ホセアのこの言葉は、秋の収穫祭である仮庵の祭の際に語られた言葉です。仮庵の祭はイスラエルの三大祭の一つで、そのうちで…

聖書的なあまりに聖書的な絵本『しあわせなふくろう』

教会の青年が何気に飾っていた絵本の内容が凄かった! 幸せそうに暮らしている二羽のふくろうに、百姓家の鳥たちが「どうして静かに仲良く暮らしているのか」と尋ねて、聞き終わると、「なんてまあ、ばかばかしい!」、「そんなことでしあわせになれるはずが…

「よろしい。清くなれ」(マルコによる福音書1:40~45)

「よろしい。清くなれ」 2022年10月23日(日) 聖霊降臨日後第20主日 聖書箇所:マルコによる福音書 1章40節〜45節 イエスがガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出している時に、重い皮膚病を患っている人がイエスのもとにやってきました。 …

山上の説教から、「死んでも大丈夫なんです」へ

https://www.youtube.com/watch?v=C9lXJ6xWRwQ&t=175s (16:50~)神的暴力(略)民衆の暴動っていうのは良いか悪いかっていう次元を超えているんですよ。(略)(20:35~)そこ(刑務所)に膨大なお金とか食べ物とか色んな物を送ってくると、送ってくる人達の…