24日の夜は引退された先生のお説教で久しぶりにイヴの讃美礼拝が行われた。
翌日25日の礼拝でも引退された先生に来て頂いてクリスマスの礼拝と聖餐に与ることができた。
高齢の先生方に支えられて今年も礼拝を守ることができました。感謝です。
25日の礼拝説教は占星術の学者達の箇所(マタイによる福音書2:1~12)で、とても興味深い内容だった。
お説教の冒頭部分を書き起こしてみる。
Ⅰ 星に導かれて
東方の学者たちは、不思議な星に導かれてエルサレムにやって来た。彼らが東方で見た不思議な星は、彼らがこれまで蓄えてきた知識によるとユダヤに新しい王が誕生したというしるしと判断できた。それでやって来たのである。
なぜ、彼らにユダヤの王に関する知識があったのかといえば、紀元前6世紀〜5世紀にイスラエルがバビロンに占領され、ユダヤ人のおもだった人々がバビロンに連れて行かれた。いわゆるバビロン捕囚である。連れて行かれたユダヤ人のある者たちがバビロンの占星術の学者たちを指導し育てた。その一人がダニエルである。ダニエル書2:48にこう記されている。「王はダニエルを高い地位につけ、多くのすばらしい贈り物を与え、バビロン全州を治めさせ、バビロンの知者すべての上に長官として立てた」と。恐らくこの時にユダヤではメシアが待望されていることをバビロンの学者たちの知るところとなり、彼らの間に伝えられてきた。だから、学者たちはひときわ明るい星をメシア到来のしるしと判断できたのであろう。
原稿には書かれていなかったが、お説教の中では、星占いなどと言っても、宇宙のことなどは当時の世界では、この占星術に聞いていたので学者だった、というようなことも語っておられた。
占星術を元にしたタロットカードなんかを見ても、キリスト教を元にしているなぁと思える物が結構ある。それで、元を辿っていくとやはりキリスト教へと行き着くのだな、と思ったのだった。ダニエル書は旧約だから、この時点ではユダヤ教かも知れないけど・・?
彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。(マタイによる福音書2:9~11)