風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

カラスはお日様にぶつかっちゃうよ

お隣の坊やが保育園からの帰りにお母さんと話しているのを小耳にはさんだ。坊や:(このまま飛んでいったら、)カラスはお日様にぶつかっちゃうよ。 母親:大丈夫だよ。お日様は、烏が飛んでる所よりもっとずっとずっと高い所にいるからぶつからないよ。 ふ…

今日、お誕生日の方に -こどもさんびかより

生まれて今日までみんなから 愛されてきた友達の 誕生日です おめでとう〜 「こどもさんびか80番 - 2」

「わたしは荒野を見たことがない」エミリー・ディキンソン

わたしは荒野を見たことがない エミリー・ディキンソン わたしは荒野を見たことがない。 わたしは海も見たことがない。 けれども、知っている。 ヒースの花がどんな風だか、 怒濤というものが何であるか。 わたしは、神と話したことも、 天国に行ったことも…

ひらり蝶々を追いかけて -『ハナミズキ』(一青窈=作詞)

ひらり蝶々を追いかけて白い帆を揚げて・・母の日になればミズキの葉贈って下さい待たなくてもいいよ・・知らなくてもいいよ・・ しばらく前に花水木の枝が会堂に活けられていた。 開いた花の横に不思議な形をした蕾がついている。 四弁の向かい合う二弁が手…

受難週に罪に向き合うー矢口以文=作『詩集イエス』から

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「扇動された人の話」ーもんじゅ虚偽報告疑い

● いちえふに今日も溢れる水のことみんな黙って缶ビールぷしゅ window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js…

「あなたの手は」ー矢沢宰=詩『光る砂漠』より

手袋 高田敏子 もしも 真っ白な手袋をお買いなら 「さようなら」は もちろん その手を振って・・・ 別れた人の心に いつまでもにおう花びら 赤い毛糸の手袋なら ひとの大きな荷物も 気軽に持ってあげられそう ころんだ子どもは抱き起こして その泣きべそのほ…

星野富弘さんの2013年のカレンダーよりーあかべこの詩と絵

● NHK経営委員:新聞社拳銃自殺事件を礼賛 百田氏は『永遠の0』で「天皇のために死んだのではない」と連呼していたから、同じNHK経営委員でもこの長谷川三千子氏とは考え方が真逆なんだな。それとも百田氏も「特攻隊員達は天皇のために死んでいった」と今で…

とぶように・・・長田大三郎=詩

「とぶように・・・」、私の大好きな詩だ。今年の目標は「継続」と「削ぎ落とす」で行こうと思う。 「継続」はそのまま、続けること、ブログも細々とでも続けていこうと思う。 「削ぎ落とす」というのは、昨年、fumi’s俳句日記の芙美さんが「俳句とは、削ぎ…

夢みたものは・・・(立原道造=詩)

● 国連人権理事会が特定秘密保護法案に憂慮を示す 特別報告者は法案にある、情報を公開した人に対する罰則について特に注目し、「違法行為や、公的機関による不正行為に関する情報を、公務員が誠意を持って機密情報を公開した場合、法的制裁から守られなけれ…

知らずにわかれた人びと(室生犀星=詩)

ある日 室生犀星 私は雨がすきである 雨はいつも私を机のそばにつれてゆき 喜ばしい落ちつきを与へ 本を手にとらせる この世界に小さな座を与へてくれる 『室生犀星詩集』(彌生書房)より 若い頃、室生犀星のこんな詩が好きだった。 けれど、メモっていたノ…

柱の軋(きし)む音

長き夜の更けて柱の軋む音 真夜中に中途覚醒して明け方近くまで眠れない時がある。 そんな時は、家人の鼾に耳を澄ませて生存を確認したり、雨が降っていないかと耳を澄ましたりして、そのうち俳句を作り始めてしまったりする。もう11月だけど、こんな詩を思…

祈りの道ー熊野古道とサンティアゴ巡礼の道

サンティアゴ・コンポステーラと熊野路をはるかに結び天の花咲く 『祈りの道 サンティアゴ巡礼の道と熊野古道 祈りの道へのいざないー三つの道がまじわるところ』写真=六田知弘、ルイス・オカニャ 図書館に行くと、入ったすぐの所にこんな写真集が展示して…

讃美歌21−419番とやなせたかしさんのアンパンマン

「あんぱんが飛ぶようなくだらぬ絵本は描くな」。40年前、絵本「あんぱんまん」が世に出た時に面と向かってそう言われた。・・。▲お気づき通り名前はひらがな表記、今より足の長いアンパンマンは砂漠で餓死寸前の人に自分の顔を食べさせる。さらに森で迷子に…

再会ー(矢沢 宰詩集『光る砂漠』より)

再会 矢沢 宰 誰もいない 校庭をめぐって 松の下にきたら 秋がひっそりと立っていた私は黙って手をのばし 秋も黙って手をのばし まばたきもせずに見つめ合った

誇りー葛西弘吉=作

誇り 葛西弘吉 配給の食事を待つ 子供達 老人達 数えきれない彼らの列が 熱い大地にえんえんと連なる 木の器にそそがれる 一杯のとうもろこしの汁 盲目の老人が 地面にこぼした汁を土ごと喰う 配給所の柵の周り 飢えた大人達が中をのぞいている しかし決して…

ききょう「矢沢宰詩集光る砂漠」より

ききょうおまえは 本当に健康そうだね つぼみは ちょっとさわれば はじけそうだね 第一に死が 第一に、そこに死があり、死と戦わなければならなかっ た。そこには死と自分だけしかなかった。そこから個人 的な真実、祈りが生まれ、それが詩となって表された…

政治家は私達有権者が育てる(緑の党グリーンズジャパンはこれから成長する!)

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どくだみー星野富弘詩画集『風の旅』(立風書房)より

どくだみの季節だ。 どくだみの名は、「毒矯(だ)み」に由来するらしい。別名「十薬」とも言われ日本薬局方にも収載される生薬でもある。主要成分 :精油(デカノイルアセトアルデヒド)、フラボノイド配糖体(クエルシトリン、ルチン)、カリウム おもな作…

詩「たとえ短い命でも」石川正一=作

たとえ短い命でも 石川正一 たとえ短い命でも 生きる意味があるとすれば それはなんだろう 働けぬ体で 一生をすごす人生にも 生きる価値があるとすれば それはなんだろう もしも人間の生きる価値が 社会に役立つことで決まるなら ぼくたちには 生きる価値も…

「衣の中に」(志村ふくみ=著『色を奏でる』より)

衣の中に 清涼寺の楸(ひさぎ)で染めた灰色は 山門や、塔のまわりを群れて飛ぶ 鳩の羽いろ 淡(うす)ねずみに、紫すこし、茶をすこし 筒の中から振りかけて うっすら夕靄(ゆうもや)のかかった♭(フラット)の鳩羽鼠(はとばねずみ) どんな色も黙って静…

二番目に言いたいことしか(星野富弘=詩)

二番目に言いたいことしか 人には言えない 一番言いたいことが 言えないもどかしさに耐えられないから 絵を書くのかも知れない うたをうたうのかも知れない それが言えるような気がして 人が恋しいのかも知れない 星野富弘『風の旅』(立風書房)より これま…

水野源三第一詩集『わが恵み汝に足れり』(アシュラム・センター)

主よなぜ 主よなぜそんなことをなされるのですか 私はそのことがわかりません 心には悲しみがみちています 主よどうぞこのことをわからせたまえ水野源三=作『わが恵み汝に足れり』より

「私の中に」矢口以文=作『詩集イエス』より

私の中に先祖たちの 後ろめたさが うずたかく 積もっているーーそれに 自分のも 加えて そっくり 引き継ぐーー 子供たちの中にーーいつかそれが 子孫の誰かの中で 風に吹かれて突然 乱舞するのを恐れながらーー 矢口以文=作『詩集イエス』(日本基督教団出…

桜井哲夫=詩「雪の降る夜には」

雪の降る夜には 桜井哲夫 夜のカーテンを引いた庭には 降る、降る、雪が降る 雪の降る夜には 焼きたてのホカホカの 餡この入った粢(しとぎ)を抱きたい 曲り家の囲炉裏で粢が焼けた 焼きたての粢を抱いてわらしは寝る あやはあっぱを抱いて寝る おどはおか…

秋(リルケ詩)

秋 リルケ 木の葉が落ちる、遠くからのように落ちる。 天の彼方の楽園が枯れてゆくかのように、 「嫌だ、嫌だ」と言っているかのように、落ちる。 そして夜々には重たい地球が、 あらゆる星の群れから孤独の中へと落ちる。 私達はみな落ちる。この手も落ちる…

あなたの手のひら(星野富弘=詩)

立っていても 倒れても ここは あなたの手のひら星野富弘詩画集『あなたの手のひら』(偕成社)より

光る砂漠(FictionJunctionYUUKA)

光る砂漠 歌詞 梶浦行由記 夢の途切れた白い真昼に 心を風に任せ浮かんでる 風は僕等を未来へ 眠り漂う間も 運ぶ 還らぬ記憶がくれた優しさで 静かに歩き出せる気がしてる さよならと手を振りながら 砂の輝きの中を行くよ 僕等は 見えない明日を見上げて 途…

ノーモア!ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ

へんてこ日記のへんてこさんのデザインマークを使わせて頂きました。 青い空は 作詞 小森香子 青い空は青いままで 子ども等に伝えたい 燃える八月の朝 影まで燃え尽きた 父の 母の 兄弟達の命の重みを 肩に背負って 胸に抱いて 青い空は青いままで 子ども等…

青い空は(作詞 小森香子)

青い空は青いままで 子ども等に伝えたい 燃える八月の朝 影まで燃え尽きた 父の 母の 兄弟達の命の重みを 肩に背負って 胸に抱いて青い空は青いままで 子ども等に伝えたい 全ての国から 戦(いくさ)の火を消して 平和と 愛と 友情の命の輝きを この堅い握手…