「葛原妙子27」で私は、妙子は「(破れて)落ちる不安」を「原不安」として抱えていたのではないかと考えたのであるが、「落ちる」という不安を感じさせる短歌を以下に書き出してみようと思う。フォームを外れて着きし列車より夜の人暗き雪に飛びたり『葡…
秋 リルケ 木の葉が落ちる、遠くからのように落ちる。 天の彼方の楽園が枯れてゆくかのように、 「嫌だ、嫌だ」と言っているかのように、落ちる。 そして夜々には重たい地球が、 あらゆる星の群れから孤独の中へと落ちる。 私達はみな落ちる。この手も落ちる…
立っていても 倒れても ここは あなたの手のひら星野富弘詩画集『あなたの手のひら』(偕成社)より
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。