秋
木の葉が落ちる、遠くからのように落ちる。
天の彼方の楽園が枯れてゆくかのように、
「嫌だ、嫌だ」と言っているかのように、落ちる。
そして夜々には重たい地球が、
あらゆる星の群れから孤独の中へと落ちる。
私達はみな落ちる。この手も落ちる。
まわりをご覧!みんな落ちている。
けれど ただひとり 落ちてゆくものたちを
限りなくやさしくその両腕に受けとめる方が、いる。
とこしえにいます神はあなたのすみかであり、下には永遠の腕がある。(申命記33:27)