「夢みたものは ひとつの愛 ねがったものは ひとつの幸福」
● 国連人権理事会が特定秘密保護法案に憂慮を示す 特別報告者は法案にある、情報を公開した人に対する罰則について特に注目し、「違法行為や、公的機関による不正行為に関する情報を、公務員が誠意を持って機密情報を公開した場合、法的制裁から守られなければならない」と強調した。
健康への権利に関する特別報告者のアナンド・グローバーは去年日本を訪問し、福島原発問題への対応を調査した。彼は、緊急事態において常に完全なる透明性を確保することの重大性を強調し、「特に災害においては、市民が継続的かつ迅速に情報を提供されることは必要不可欠だ。それによって、市民が健康に関して正確な判断が下せるからだ」と述べた。(抜粋引用)
このところ、しきりにこんな詩が頭に浮かぶ。
私たちが願ったのは、それほど大それたものではなかったのではないか。
ささやかな幸福にすぎなかったのではないか。
それなのに、どんどん間違った方へ向かって行くように思える。どうしてなのだろう・・。
夢みたものは・・・
夢みたものは ひとつの幸福
ねがつたものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しづかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある
日傘をさした 田舎の娘らが
着かざつて 唄をうたつてゐる
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊りををどつてゐる
告げて うたつてゐるのは
青い翼の一羽の小鳥
低い枝で うたつてゐる
夢みたものは ひとつの愛
ねがつたものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と
『立原道造詩集』(彌生書房)より