風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2012-01-01から1年間の記事一覧

官邸前エクスプレッション9月28日半年が過ぎた

田中龍作ジャーナルより抜粋掲載。 秩父のパン店経営者(40代)は、小麦を北海道から仕入れている。「再び原発事故が起きればもうパンは作れなくなる」。“No Nukes パン”は、お手製だ。=国会議事堂前。写真:諏訪撮影= 一人目の子供(写真中央・東京武蔵野市…

ルルルルル

Lyricalとリリリリリリリ、リリカルと聞けば聞こえる庭の虫の音つづれさせ嵐の中で鳴いている鼓室の奥に充つるsei-on(しづけさ)鳴くことの無きカマドウマ追いかけて母の帰りを待つ夜は幾夜 螻蛄(けら)鳴くは陽の無き夜の闇の中じりじりじりと苦悶の声に …

街バル(わが街のあれこれ)

台風の前日の土曜日、街バルが行われた。 「バル」というのは南ヨーロッパで軽食店やBARのことを言うらしい。 「街バル」というのは、4枚綴りのチケットを購入して、その日のうちに「街バル」に参加しているお店を回る。1枚のチケットで1フード&1ドリンク。…

秋になると

秋になると花の色が冴え冴えとしてくる。台風で傷んでしまったプランターの花が植えかえられた。 新しく植えられたのはパンジー。小さな蕾がついている。[[[

原爆と共に生きてきた肥田舜太郎医師(95歳)の講演記事から抜粋引用

原発や放射能のことを考えると絶望的な気分に陥る。 自分だけのことならまだいい。私自身はもう二、三十年もしないうちに(いや、もっと早いかも知れない)確実に死ぬだろうから。けれど、娘や娘に生まれてくるかも知れない子どものことを考えると何とも言え…

やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識

はてなブログ「ミルトスの木かげで」さんのところで紹介されていた本とサイトをここでも紹介させていただきます。 田崎晴明=著『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』 ↓ http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/ この本は、…

白きカーテン

白きカーテン閉ぢたるままに声聴きをり庭に来ているあの子の声を 牧師館の小さな庭を挟んで向かい側に教会の玄関と前庭がある。 牧師館の庭は放りっぱなしで草が蔓延っているが、教会の前庭にはプランターに長老が植えた花がきれいに咲いている。その庭に、…

葛原妙子24

鳥の巢のごとき高原の繁會にこころ逃れてあさきねむりぞ『飛行』 その胸よひた思ふなり肋骨が知慧(ちけい)のごとく顯ちたる胸を 椿の花の赤き管よりのぞくとき釘深し磔刑(たくけい)のふたつたなひら たれかきたり祕(ひそ)やかにいま死を勸(すす)めよ…

小鳥の巣も

讃美歌77の3番にこんな歌詞を見つけた。讃美歌77 3 荒ぶる夜あらし 声たけりて ちからの限りに 吹き来ばこよ み許しあらずば、みねの松に かけたる小鳥の 巣もうごかじ 昨日は、台風の迫り来る礼拝でこの讃美歌が歌われた。なんてタイムリーなんだろう…

葛原妙子25

寺院シャルトルの薔薇窓をみて死にたきはこころ虔しきためにはあらず『薔薇窓』 第四歌集『薔薇窓』の後書きである「『薔薇窓』について」には次のような文章が記されている。 こころ虔しきためにはあらずーの歌は、一生のうちにこの美の極致をみたい、とい…

風を残して

吹き荒るる風を残して今日の月

葛原妙子23

その胸よひた思ふなり肋骨が知慧(ちけい)のごとく顯ちたる胸を『飛行』 自分の中に弱さや醜さを見つけて苦しむと、人はキリストの苦しみに思いを向け始めるのだろうか。ゆだやびと花の模様をもたざりきその裔にして生(あ)れしきりすと『薔薇窓』 キリス…

葛原妙子22

第一歌集『橙黄』には原罪について詠った短歌がある。 ここでは、後に改変され森岡貞香によって異本とされたほうから引用したい。原罪をうべなふつつしみ缺けし者容れし御堂の色玻璃昏し 異本『橙黄』 この歌は、妙子が娘さん達の通っておられたミッションス…

葛原妙子21

葛原妙子の第一歌集『橙黄』にはイヴのことを詠った次のような短歌がある。禁斷の木の實をもぎしをとめありしらしら神の世の記憶にて イヴといふをとめのありしことすらや記憶にうすれゆくこのごろか ところが、その後妙子自身の手で大幅に改変されたという…

『スノーホワイト』と『白雪姫』

この夏、映画『スノーホワイト』を観た。映像的には、スノーホワイト役のクリステン・スチュワートと継母役のシャーリーズ・セロンの美の競演といった感じだったが、内容的にも、グリム童話の『白雪姫』をずっと現代的にしながら深みのあるものになっていた…

つづれさせ

つづれさせ嵐の中で鳴いている鼓室の奥に充つるsei-on [ 鳴き声をインターネットで調べてみると、どうもクサヒバリの鳴き声に似ているようだ。 かすかな音で鉦叩きも混じっているな、庭の虫の音。くさひばり嵐の中で鳴いている鼓室の奥に充つるsei-onう〜ん…

こんなことが・・

拡散希望と言うことなので掲載します。 【大拡散希望】福島の甲状腺検査は自分の子どもの結果を知るのに県に「情報開示請求」を出さなければならない。 これは開いた口がふさがりません。 福島県立医大による子どもの甲状腺検査は、健康診査ではなく、研究論…

秋の風鈴

歌人の松村由利子さんのブログで風鈴に纏わる素敵な句が紹介されていたので、 私も、昔作った風鈴の俳句を一つ。 鳴り渡る秋の風鈴 路地静か

牛飼ふ人の

置いてきた 牛たちの瞳に 花てまり いらくさ牛飼いが 牛の眼の中に 居られない そういう村に なりましたので いらくさ まなこくろぐろいっとうのうしたちており うしかうひとのときのしじまに眼黒々一頭の牛立ちてをり牛飼ふ人の時の静寂に ほうたる来by い…

立ちてをり

花合歓の眠れる如く立ちてをり無力の淵に佇つといふこと立ちてをり大斎原の大鳥居大洪水の記憶むなしくまなこ しじま 眼黒々一頭の牛立ちてをり牛飼ふ人の時の静寂にふふまれぬままに落ちたる赤き実の枝に無きまま林檎は立てり ベル 鳴るはずのWedding bell…

光嶋裕介=著『みんなの家 建築家一年生の初仕事』

帯に、施主の内田樹さんが建築家の光嶋裕介さんのことを「救国のために出現した青年」とまで書いている。「救国」とはまた凄いと思って読み始めたのだが、読むにつれて、そうかも知れないと思い始めた。 以下、本書からの引用。 ひと昔前は1本1万円だったも…

立ちてをり 大斎原(おほゆのはら)の大鳥居

立ちてをり 大斎原の大鳥居大洪水の記憶むなしく 大斎原(おおゆのはら)には元々熊野本宮大社が建っていたのだが、100年ほど前の洪水で山の上に移された。100年前の大洪水の頃は、林業が盛んに行われ、山の木が大きく伐採された時代だったようだ。今は、こ…

猫祐物語

うちの野良猫である猫祐に近づくときには、「ミャー」と声をかけながら近づいていく。だけど、猫祐は一声も発せず、そのうち、のっそりと起き上がってどこかへ行ってしまう。何だか、「ミャーって何よ?どういう意味よ?ミャーとか言われても分かんねぇーか…

守宮(ヤモリ)の子ども

吸盤でピタリ玻璃戸にはりついて守り呉るるか守宮の子ども この家に来て、初めて守宮というものを見た。 目がクリクリで、何てかわいいのだろうと思った。足の吸盤がまたかわいい。 今回初めて写真を撮ることに成功した。ぼやけてるけど。

簡単なおかずを多めに作って少量ずつ戴く

ドミニック・ローホーさんの『シンプルに暮らす』を読んで、簡単なおかずを多めに作って少量ずつ何回かに分けて戴くようにしてみた。もう夏も終わりだけれど、この夏に作ってみたものを載せてみよう。 先ず、1日目の夕食、作ったばかりの煮豚にスライスした…

多めに作って・・

キュウリとキャベツとワカメの酢の物も多めに作って。 [[[ 挽肉のすき焼き風炒め(挽肉200gに玉ねぎ4コ)も多めに作って。 ある時は炊きたてご飯の上に乗っけて、ある時は豆皿に少量よそって・・。 酢の物を作るのに地元のこんな寿司酢が便利。 那智勝浦町天…

茶粥というのは

茶粥というのは、私にとっては祖母の味。 母は茶粥を作らなかったから、祖母が亡くなってからは食べなくなっていた。結婚したばかりの夏、さらさらとした冷たい茶粥を食べたくて作ってみたが、全く上手くいかなかった。故郷に帰ってきて、今年、茶粥を毎日の…

虫鳴く闇に

じりじりと虫鳴く闇に老いの母 母が頸椎の手術をした時、夜中に付き添いながらこの句を作った。 子育て俳句を作り始めたときに、師匠から、「『虫』というとそれだけで季節を充分表現している。だから、『虫の音を聞く』とか『虫が鳴いている』とか余計な言…

神の計らい

花芙蓉神の計らい受けて落つ 郷里に連れ帰って5日で母は亡くなった。 心拍停止で救急車で運ばれて処置を受けている時、「北海道から連れて来たことが体に負担になったのでしょうか?」と医師に尋ねた。医師は「私達にはそれは何とも言えません。でも、そう…

愛する人の傍らで

昔からがんばり屋だったちぃちゃんはがんばらないでは生きられなかった誰も皆自分としてより生きられずちぃちゃんは走るの速い子だった学年で郡で一番走るのが速くてだぁれも追いつけなかった速すぎるだから待ってて天の川のすすきの原にきっと行くから最後…