風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2012-01-01から1年間の記事一覧

珈琲豆屋(コーヒーショップ)

いらくささんへ 音たてて板チョコ割るる冬を愛す半島の突端の街に旧くから一軒だけある珈琲豆屋北海道で出来たコーヒー豆というのをいただいたので、コーヒーミルを買ってきた。 昔持っていたのが壊れて以来、挽いた豆しか買わなくなっていた。手持ちの電動…

冬のはじまり

湯沸かしに耳を澄ませり冬の朝 読みかけの二つ三つの物語抱えて生きる冬のはじまり

「なおりたいのか」(ベテスダの池のまわりで)

今日は牧師不在のため長老の説教によって礼拝がまもられた。 以下は、聴いて要約したもの。 こののち、ユダヤ人の祭があったので、イエスはエルサレムに上られた。 エルサレムにある羊の門のそばに、ヘブル語でベテスダと呼ばれる池があった。そこには五つの…

TPP加盟で盲腸手術が200万円!?

TPPは農業問題じゃないヨ!放射能のように、日本人すべての上に降りかかってくる大問題! 原発よりも危険かも!!だって、日本がTPPに加盟したら… 〇国民皆保険制度がなくなってしまうかも。盲腸の手術だけで200万円、それが 払えない貧乏人は死ぬよう…

落ち穂は、貧しい者と他国の寄留者のために(ルツ記を終えて)

毎週水曜日の祈りの会で行われている講解説教で「ルツ記」が終わった。 たった四章だけの短い物語なのだが慰めに満ちていた。「ルツ記」というと、ミレーの絵画で有名な「落ち穂拾い」の場面が出てくる物語である。あなたがたの地の穀物を刈り入れるときは、…

葛原妙子30

クリスマス・イヴを持たざる童女たち凍みし路面に石蹴りて遊ぶ『橙黄』 この歌の前後には、次のような短歌が連なっている。母子寮に燈(ひ)の入るが見ゆ電燈のほそきコードと主婦の影ゆれ 寡婦たちを支ふるさびしき歌のありつよく脆くきりきりとすさぶとき…

原発廃炉は経済的にも正しい

へんてこ日記のへんてこさんの9日のブログ記事の上に、「原発廃炉は経済的にも正しい」という東京新聞のニュースの見出しが掲載されていた。これは、7月に脱原発宣言をした城南信用金庫の最近の取り組みを伝えたものだ。 城南信用金庫はシンクタンク「城南総…

『王のしるし』(ローズマリ・サトクリフ=作)

『王のしるし』を読んだ。心が震えた。本当の自由とは何かということを描いた物語だ、と思った。これを子ども達にだけ読ませておくのは、もったいないくらいだ。大人にこそ、こういった物語が必要だと思う。自分の人生を愛によって仕上げるために・・。本当…

「光は闇の中に輝いている」

小海キリスト教会牧師所感の今日のブログに、ヨハネ福音書1:5の言葉が掲載されていた。光は闇の中に輝いている これまで何度も目にしてきた御言葉なのに、今日ほど胸に沁み入るように思えたことはなかった。光が到来したから、闇がなくなったわけではない。「…

葛原妙子29

街の原の冬星に視力とどかざるわれを抱(いだ)きあるは象(かたち)なきかひな『飛行』 薄ぐらき谷の星空金銀交換所とぞおもひねむりし『鷹の井戸』 おほきなるみ手あらはれてわれの手にはつかなるかなや月光を賜ぶ 「薄ぐらき」の短歌について妙子が書いた…

葛原妙子28

「葛原妙子27」で私は、妙子は「(破れて)落ちる不安」を「原不安」として抱えていたのではないかと考えたのであるが、「落ちる」という不安を感じさせる短歌を以下に書き出してみようと思う。フォームを外れて着きし列車より夜の人暗き雪に飛びたり『葡…

秋(リルケ詩)

秋 リルケ 木の葉が落ちる、遠くからのように落ちる。 天の彼方の楽園が枯れてゆくかのように、 「嫌だ、嫌だ」と言っているかのように、落ちる。 そして夜々には重たい地球が、 あらゆる星の群れから孤独の中へと落ちる。 私達はみな落ちる。この手も落ちる…

あなたの手のひら(星野富弘=詩)

立っていても 倒れても ここは あなたの手のひら星野富弘詩画集『あなたの手のひら』(偕成社)より

詩篇80篇8〜19節

あなたは、ぶどうの木をエジプトから携え出し、もろもろの国民を追い出して、これを植えられました。 あなたはこれがために地を開かれたので、深く根ざして、国にはびこりました。 山々はその影でおおわれ、神の香柏はその枝でおおわれました。 これはその枝…

「脱原発は選択の問題ではなく、不可避の現実である」田坂広志氏自由報道協会会見

この記事は、みんな楽しくHappy♡がいい♪ 2011年3月11日。その後私は変わりました。さんが音源から書き起こされたものです。 「みんな楽しくHappy♡がいい♪」さんの労に敬意を表して、この記事を掲載させていただきます。以下、田坂広志氏会見内容。私もまず最…

熟したるりんごは風に

熟したるりんごは風にころげ落つ 病の子らの友なりしりんご熟したるりんごは風にころげ落つ 赤きほっぺをゆめにみながら熟したるりんごは風にころげ落つ ちひさきほほにふふまれもせず畑は荒れ、地は悲しむ。これは穀物が荒れはて、新しい酒は尽き、油も絶え…

ネコ

[この春うまれて育ったらしい仔猫がいたので近寄ると、凄まじい身軽さで建物のかげに逃げて、こちらをうかがっている。 そこで、行ってしまったふりをして仔猫の視線から外れ、もう一度戻ってみると、居た居た、薄茶のしっぽを体にスイっと巻き付けてすわっ…

私達を元に返してください!(詩篇80篇1〜7から礼拝説教抜粋)

神よ、われらをもとに返し、み顔の光を照してください。そうすればわれらは救をえるでしょう。 万軍の神よ、われらをもとに返し、われらの救われるため、み顔の光を照してください。 (詩篇80篇3、7) この詩篇80篇は北イスラエル王国が滅んだ後の、その…

餓死したる牛らの

10月22日の毎日歌壇に郡山市の橋本英之さんの短歌が載っていた。餓死したる牛らの哀れ牛小屋の柱どれにもかじられし跡 橋本英之 米川千嘉子さんの選で、「原発事故による避難で置き去りになった牛。飢えて柱まで食べようとしたのだ。報道されない生々しい具…

京都の街で「緑の党」の産声あがる

今年7月に結党された緑の党。その中で関西に住む「みどり関西ネットワーク」の 約40人が10月21日に街に出て「脱原発」「オスプレイ配備反対」の声をあげた。 記事は、市民の市民による市民のためのみんなでつくるニュースブログより ↓ http://www.janjanblog…

ヨハネによる福音書3章16~17節より礼拝説教

函館相生教会牧師久野牧(のぞむ)先生による特別伝道礼拝説教より抜粋掲載。 「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛してくださった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。神が御子を世につかわされたのは、世を…

河北新報社特集「神話の果てにー東北から問う原子力」の記事から

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1098/20121018_01.htmこの記事は悲しすぎる。双葉町の町長さんだった人が可哀想すぎる。 こんな記事を読むと、アダムが罪に堕ちたためにこんな酷い世界になったとしか私には考えられない。でも、自分のこととしてちゃん…

双葉町(ふたばまち)

パンジーの苗のちひさき花揺れて双葉町はかなしすぎる町 種苗屋の店先にパンジーの苗が並んでいた。 秋のかすかな風に小さな花たちが揺れていた。 こんな日はどんな光景を見ても世界が暗く悲しく見える。 パンジーの密生そよぎゐるあはひ暗き空間のなしとい…

葛原妙子27

私にとつては第六歌集にあたるこの『葡萄木立』が作られた期間は、前歌集『原牛』が作られた時のやうに平明な年月ではありえなかつた。私はきはめて身近に大きな葡萄の玉をみた氣がするのである。從つてこの歌集の名、『葡萄木立』は、この集中にある作品『…

葛原妙子26

「日向を若い父親に抱かれて子供がやつてくる。日向が眩しいだけではなく、見知らぬ人の顔をみると大きに照れてふにやつとわらひ、目を瞑つてしまふ。「弱々しいやつだ」と口に出して呟けるのは私が息子を通じてこの男の子に濃い血液をわけ與へてゐるからで…

関電の漏電検査とちょっとだけ関係ある楽天三木谷氏

今日は4年に一度の漏電検査と言うことで、関電から依頼を受けた人が来た。終わってから、ちょっと玄関先で立ち話。「原発、止めてくださればいいのにね」と私。「この夏、うち(関電)だけが動かさせて貰って、でも、(電気)足りてましたしね」「自民党の…

続猫祐物語

うちの野良猫である猫祐は、この頃、草ぼうぼうのうちの庭で寝ていることが多くなった。 ヤブカラシがなどが覆っている下の部分が空洞になっていて潜り込むのに丁度良さそうだ。 最新の猫祐映像、朝の身繕い中を激写! こちらは少し前の猫祐。

読書の秋

久しぶりに図書館に行った。2冊本を借りてきた。ローズマリ・サトクリフ作『王のしるし』 リュドミラ・ウリツカヤ作『通訳ダニエル・シュタイン』 どちらも、上巻だけ。 『通訳ダニエル・シュタイン』は、今年は絶対に読もうと思っていたのだが、今年ももう…

被ばくし続ける子どもたち

市民の市民による市民のためのみんなでつくるニュースブログより ↓ 被ばくし続ける子どもたち以下、抜粋引用 「モニタリングポストによる放射線の測定で、福島県民の健康が守られることが大事なのに、調査していくと、これほどまでに県民の健康が足蹴(あし…

「原発差止判決」を書いた元裁判官、官邸前で訴える

市民の市民による市民のためのみんなでつくるニュースブログより全文掲載。「原発差止判決」を書いた元裁判官、官邸前で訴える 数ある原発差し止め訴訟で次々と原告住民側が敗れる中で、ただひとり「原発差し止め」判決を書いた裁判官がいる。その2006年3月…