風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

短歌らしきもの

米津玄師の『カムパネルラ』と、私の「青き天鵞絨」

天の川に列車走らせどこまでも君を乗せゆく青き天鵞絨 ふり向かば黒くびろうど広ごるを恐れゐて我、列車走らす 「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねぇ」ジョバンニが斯う云いながらふりかえって見ましたらそのいままでカムパネルラの座っていた席にもうカ…

夢のあわいに、時の間(ま)に・・・

目覚ましが鳴るまでもうあと11分 妹あやしき保護区の保護に 私には妹も弟もいない 「沈黙は加害の側に立つこと」と洗脳電波流れく・・・、沈黙 わたくしは祈ってなどはおりません立ちつくしているただそれだけの・・ 電話の後で 友人の悩みの深さに祈ること…

梅雨には雨がふさわしい

生きるのがいやになります生きてます雪に傘さすこともなくて・・ 子どもの頃から人は皆いつか死ぬのだと考えては死を恐れていた。そのくせいつも死にたい死にたいと思い、それなのに死のうとしたことなど一度もなくて、死を予告する手紙を寄越した友人を大騒…

「薔薇ももう終わりだ」と、私の三首(春から夏へ)

一面に薔薇を散らして紅を敷く 横たわる薔薇にひらめく星二つ 薔薇の花の重みで、フェンスに取り付けてあった針金が切れてしまったので、取り替えて、少し剪定し、飾ろうと思うが、花びらがはらはらとこぼれ落ちる。 飾る分だけ残して、紫陽花の根元に置く。…

郵便局への路(みち)

郵便局への路 露草のむらさきむるる路地抜けてむらさき群るる路地を戻れり

黒鯥(クロムツ)

えぇ、黒鯥は大好物です煮付けにし、お皿の海に泳がせましょう 故郷に帰ってすぐの頃、短歌というものが分からなくて手当たり次第「五・七・五・七・七」に当てはめて短歌擬きを作っていた。連作にしてたけど他のは忘れてしまった。 紀州というとマグロとい…

マツバウンラン(Linaria canadensis)

揺れているサイドミラーに松葉海蘭 捨てに来た焼きに来たクリンセンターの隅に群れ咲くマツバウンラン マツバウンラン 松葉海蘭(Linaria canadensis)

美しい緑をひろげはじめた

「咲くところ散るところ見せ桜かな」ー これ、いいな〜。 https://t.co/3XynGiKvyU — myrtus77 (@myrtus77) 2019年3月28日 菫咲く仏の座咲く繁縷咲く山見上ぐれば山桜 今年は、我が家の広い広い空き地に雀の豌豆が美しい緑を広げ始めた。 こういうの大好きな…

あなたの植えたイースターの花(長老を送る)

はるのはな水仙が咲きはじめましたよ あなたの植えたイースターの花 昨年息子さんの所へと行かれた長老が、蜂に託して「帰る道を忘れました」という俳句を作って送って来られた。私はその句に「花蜂に花あるところ故郷なり」と返した。昨年末急な体調の変化…

片隅に

片隅にいのち生きをりさみどりの茎をのばして厨の隅に (この、はてなブログの文字の大きさの選べ無さ、どうにかなんないのかねぇ?標準から中にしたら急に大きくなって、とても「片隅に」生きてる感じとは言えなくなるよ。はてなブログに文句言いたい。) …

ヘンレのわなのわなとは罠か?

ヘンレのわなのわなとは罠か 塩の加減を考え倦む 「ナトリウムが足りなくなると体はそれを感知してナトリウムを再吸収しようとしますか?」と主治医に確認したところ、「そうですね」という答だった。 「ナトリウムの値は理想的なので塩は控えなくてもいいと…

106歳を送る

「生くるのは大変」といふ102歳の言葉聞きつつ掛くる言葉無し 聖書は「健やかな人が八十年を数えても 得るところは労苦と災いにすぎません」(詩編90:10)と語る一方で、「白髪は輝く冠」(箴言16:31)、「白髪は老人の尊厳」(箴言20:29)とも語られる。そ…

さんま寿司食ぶ(ビタミンB6食材、秋刀魚)

ふるさとに帰り来たりて空白を埋めるごと食ぶ さんま寿司食ぶ 紀南の食、さんま寿司。 うちの地方では、お正月にはおせちよりお寿司に力を入れて準備する。その中で欠かせないのがさんま寿司だ。南下して来て脂の落ちた秋刀魚を酢でしめて寿司にするのだ。今…

「雪に傘」を、「傘に雪」にして・・。

一首鑑賞 » Archives » 小池光/雪に傘、あはれむやみにあかるくて生きて負ふ苦をわれはうたがふ まず、「雪に傘」というイメージ鮮烈な初句。「ゆきにかさ」と「あ音」に開かれていて、そのままぱっと傘を開いたような印象を与える。これが、「傘に雪」だと…

どうしてもひっくり返したかった、「夏の野の」を「野の夏の」に

これはそう、探しまわった野の夏のくさのかおりに掛けたぼうし 12月24日の『一首鑑賞 日々のクオリア』(https://sunagoya.com/tanka/?p=19747)で平岡直子さんが引用された塚本邦雄の「ゆきたくて誰もゆけない夏の野のソーダ・ファウンテンにあるレダの靴」…

リシンは「アルギニンの働きを阻害する」が、根底にあって強化するのではないか?

以下の内容は私の思考過程のものであり間違いが含まれているかも知れません。 解無しと言えば一つの解となる大海はいまだ蕾の中に リジンは必須アミノ酸のひとつに数えられ、からだのタンパク質の組み立てに欠かせない重要なアミノ酸です。タンパク質中に2~1…

クリスマス飾りの家を

クリスマスツリーのように活けられて千両の実も降誕を待つ 明日はクリスマスの日曜日。 ポリポット鉢に入ったポインセチアの苗を活かして、そのまま花瓶に入れて、周りに千両を活けてある。面白い生け方だなぁと思う。ここに帰って来た初めの頃、千両だけを…

生きて露さへ

もみぢいよいよ燃えて一切まにあはぬ我のひと日を笑ふうつくし 馬場あき子『渾沌の鬱』 https://sunagoya.com/tanka/?p=19563 結句でふいに置かれる「うつくし」で、歌は主体の主観に集約される。燃えるような紅葉のありようや「一切」の語感、間に合わない…

自己中心的とか利己的とか・・

さざんくわの咲く家、槇の実の生る家・・・・人は愛さうとこころみながら いわゆる自己中、自己中心的であるとか利己的というのは、キリスト教においては大いなる罪だと言えるだろう。キリスト教は、共に生きるようとする宗教だからだ。 利己的な生き方というの…

百年の孤独蔵して・・

百年の孤独蔵して蟻の道 「コリアンダーは昔つくつていましたよねぇ」それほど昔と思わないまま いやぁもう30ねんはゆうに過ぎたヤブカラシの蔓たぐりよせつつ せんねんはいちにちのよういちにちはせんねんのよう夢のまた夢 バビロニアは確か神に用いられ・…

『聴く』6月号

〈 本の紹介 〉 黒川創=作『暗殺者たち』(新潮社) 彼にあって、二つのものをひとりの新しい人に造りかえて平和をきたらせ・・。 (エペソ人への手紙2:15)

原発はいらない!空に鯉のぼり

さみどりの中に何やら蟠る青きものありさみだれの朝 わだかまる青きものをば拾い上げさみどりのなか泳がせてみる 大風の中を夜の間に泳ぎきて不時着したり緑の海に 時ならぬ嵐と呼ばるる夜がある世界が明るく輝く五月に メイ・ストームという言葉があるらしい…

この牡丹は主に用いられたぼうたん

長く教会を支えてこられた長老・執事のご夫妻が息子さんのご家族の住む地へと旅立たれる朝、牡丹が花を咲かせた。牧師館を建て直して新しく花壇を造った時、奥にミルトスを一本植え、他はこの長老にお任せした。 私が植えたミルトスは、その夏、花を咲かせた…

牡丹(ぼうたん)ひらく

「写真にとって見せてください」旅立ちの朝ふたつめのぼうたんひらく

イースター・エッグの中の春光

「見えるけど触れないのね」卵型とうめいケースの中の春光 今井恵子『渇水期』 イエスは彼女に「マリヤよ」と言われた。マリヤはふり返って、イエスにむかってヘブル語で「ラボニ」と言った。それは、先生という意味である。イエスは彼女に言われた、「わた…

淡々(あはあは)と

まっしろな豆腐を水に放ちたり娘が家を出ていった朝 今井恵子『渇水期』 Amazonのレヴューで紹介されたこの歌を見た時、「豆腐の白」が胸に沁み入るようだった。 そして、この歌集をどうしても手元に欲しいと思った。 『渇水期』の最初に措かれた一首だ。そ…

「免許は取らんできたもんだから・・」

玄関あけると鳥が飛び去り猫が跳び去り冬日向 橋渡り籠に野菜を入れて来つ「免許は取らんできたもんだから・・」 野菜売りのおじいさんは三輪車で大橋を渡ってやってきた。間に合っていると言うのに夫は行き大根と葱買って持ち来る先はわたしが追いかけて行…

椎名麟三 ー 彼の軌跡

愛したと言えるだろうか文字の中に入り込み共に生きた人をば 踏んでゆく 乳房に喰らひわが生の母体となしし彼の軌跡を 『邂逅』といふ名前持つ小説を読みたし冬のはじまりの朝この離人状態は神経症としてだけでなく、分裂病の初期やうつ病の場合にも一過性に…

カルシウム拮抗薬とグレープフルーツとシトクロムP450

● ヘム代謝系関連酵素の構造生物学的研究 CPRとHO-1の相互作用解析結果は,HO-1単体ではCPRと相互作用できないことを示しており,これはHO-1単体での揺らぎに関係すると考えられる.すなわち,この構造揺らぎは単純に誘導適合的な酵素と基質の認識というだけ…

冬の匂ひ

懐かしき冬の匂ひや夕厨 この時の匂いは大根。二階から降りて行くと自分の作った夕餉の匂いが立ちこめていたのだった。 私は冬の台所で煮炊きされた大根の匂いが大好きだ。また、季節が巡ってきたと思う。写真は、白菜。使って使って小さくなったのが、まだ…