はるのはな水仙が咲きはじめましたよ あなたの植えたイースターの花
昨年息子さんの所へと行かれた長老が、蜂に託して「帰る道を忘れました」という俳句を作って送って来られた。私はその句に「花蜂に花あるところ故郷なり」と返した。昨年末急な体調の変化で主の元へと召された。
昨日は、記念会によってその長老をお送りした。
天の国はまた次のようにたとえられる。ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。それぞれの力に応じて、一人には五タラントン、一人には二タラントン、もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけた。早速、五タラントン預かった者は出て行き、それで商売をして、ほかに五タラントンをもうけた。…
さて、かなり日がたってから、僕たちの主人が帰って来て、彼らと清算を始めた。まず、五タラントン預かった者が進み出て、ほかの五タラントンを差し出して言った。『御主人様、五タラントンお預けになりましたが、御覧ください。ほかに五タラントンもうけました。』主人は言った。『忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。』(マタイによる福音書25:14~16、19~21)
讃美歌205番「ここにはあがないあり、ここにはなぐさめあり」と歌いながら、15の時に初めて足を踏み入れた山の上の旧い教会堂と空の青が甦ってきた。
あぁ、私はこの長老を見送るためにこの教会に帰ってきたのかも知れない、と思った。
ここに教会があって、礼拝する人々、祈りの群があったから、私は神の元へと来ることが出来た。