風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

セルロプラスミンから考えるコロナ後遺症

セルロプラスミン

セルロプラスミン(CP)は分子量は132,000で1分子中6~8個の銅原子を持つ糖蛋白で,肝のミクロソームで銅とアポセルロプラスミンから合成され,血中または胆汁中に分泌・排泄される。サイトカインの上昇による合成促進,シアル酸増加による分解亢進がみられ,動向はC-反応性蛋白,胆管系酵素に一致する。

種々の病的状態で上昇し,疾患の補助的診断法として,またその重症度の判定に役立つ。逆に低下する場合としてWilson病やMenkes症候群の診断には不可欠である。一方悪性腫瘍ではCPはサイトカインの上昇とシアル酸減少により高値を示すが,治療により寛解すると正常化するので臨床的に治療効果および判定に有用性がある。

https://test-guide.srl.info/hachioji/test/detail/011732702

 

C反応性蛋白(シーはんのうせいたんぱく、英: C-reactive protein、CRPと略称される)は、環状の5量体タンパク質であり、体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れる。急性期反応タンパクの一つ。肺炎球菌のC多糖体と結合するためこの名がある。CRPはマクロファージとT細胞からのIL-6の分泌により、肝臓と脂肪細胞から分泌される。CRPは、死細胞や細菌表面のリゾフォスファチジルコリンに結合し、C1qを介して補体の古典的経路を活性化し、細菌の溶菌・凝集に関与する。https://ja.wikipedia.org/wiki/C%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E6%80%A7%E8%9B%8B%E7%99%BD

 

これはコロナ感染後特有の後遺症ではないだろう。コロナに限らず炎症反応が起こっている場合にサイトカインの上昇によってセルロプラスミンの合成が促進されるということだ。が、

ここから、コロナ感染やワクチン接種によって、がセルロプラスミンとして血中に留まり、セルロプラスミンとして最大限に働かされるのではないかと思われる。

つまり、それによって銅が骨や骨格筋での働きに向かえないのではないか?と思えるのだ。そうすると筋力が衰えたり、骨が脆くなったりするのではないだろうか?

 

血清中の銅の70%はセルロプラスミンに結合し、残りはアルブミンヒスチジンなどと結合して循環している。各臓器の細胞が利用できるのは、これらの非セルロプラスミン結合銅である。銅は必須の栄養素であるため輸送系の障害により消化管からの吸収や組織への移行が障害されるとメンケス病と呼ばれる銅欠乏症を呈する。一方、過剰の銅は生体にとって有害である。銅の輸送系の障害により銅の排出機構が障害されるとウィルソン病と呼ばれる銅過剰症を呈する。

(略)

ヒトCTR1は、…。Cu2+に対する親和性は、1〜5μMと非常に高く、エネルギー非依存性でカリウム依存性であることが示されている。CTR1は、ほとんどの組織に恒常的に発現しているが、特に脳の脈絡叢、尿細管細胞、目の結合組織、卵巣、精巣で発現量が高い。また、CTR1の全身欠損マウスは、胎児性致死となる。(日本栄養・食糧学会監修「栄養・食品機能とトランスポーター」p233~)

 

感染後、娘は筋力が衰えたようで、通勤でずっと立っているのが辛いと言う。

ただ、娘は貰ってきた漢方薬や家の常備薬の〈改源〉に含有されているカンゾウによってカリウムを排出させられているし、そしてさらにその前の十年でステロイド剤の内服によってカリウムが排出されて足が細り、筋力がその時点で衰えていたということもあるので、コロナ感染だけによる後遺症とは言い切れないと思うが・・。

 

原因は常に複合的だから、一つだけを見ていては他を見逃すだろう・・。

 

リコリスカンゾウ

 1日に100g以上の十分なグリチルリチンを摂取するとカリウム血症や、混乱、下痢、めまい、疲労、体液うっ滞、頭痛、異常な心臓の脈拍や速度、高血圧、吐き気、皮膚の発疹、視力に問題が出たり、弱くなったりする。(略)

 30gずつ摂るだけで害を生じる。アメリカ食品医薬局は、40歳以上の人は1日50g以上摂取しないよう、2週間以上にわたる摂取はしないよう、また、妊娠中や授乳中の場合は避けるべきであると忠告している。また、手術前の2週間は血圧を不安定にするため避けるべきである。ごくわずかグリチルリチンはリコリスのチューインガムやお茶にも入っている。(ペニー・スタンウェイ=著「スパイスハンドブック」)