金曜日近くの耳鼻科に行って、コロナ陽性ということで、薬をいっぱい貰ってきた。
・ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用):感冒、発熱、悪寒、頭痛、咽頭炎、扁桃炎、中耳炎、顎関節症、神経痛、肩こり。
(カッコン、タイソウ、マオウ、カンゾウ、ケイヒ、シャクヤク、ショウキョウ)
・ツムラ小柴胡湯加桔梗石膏エキス顆粒(医療用):扁桃のはれを和らげる薬。
(セッコウ、サイコ、ハンゲ、オウゴン、キキョウ、タイソウ、ニンジン、カンゾウ、ショウキョウ)
・レボフロキサシン錠500mg(トーワ)(レボフロキサシンとして):細菌感染を治療する薬。意識障害が現れることがあるので…。
・ロキソプロフェンNa錠60mg「トーワ」:痛みや炎症を抑えたり、熱を下げたりする薬。
飲んではいけない解熱剤は別として、解熱剤は飲むか飲まないかが問題ではなく、飲むタイミングが問題なのではないだろうか?
— メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2023年11月11日
漢方薬局をしていた知人は、葛根湯は風邪の初期に飲むのは良いが熱が上がってから飲ませるとさらに体温を上がらせて良くないと言っていた。
ハーブのカモミールティ等も同じ https://t.co/wQv2FPyhza
もう一回言うぞ(何回目だ?)、
— 櫻井 大典 (@PandaKanpo) 2023年3月22日
喉が痛いときに葛根湯を使わないで!
喉の痛みは炎症。炎症があるときに温める漢方は使わないの。葛根湯は温めて発汗させる薬。寒気が有るときに使うもの。
たとえ寒気が有っても(無くても)、喉が痛いなら、葛根湯ではなくて、銀翹散を使ってください。
と言うことで、葛根湯は飲まなかった。
それに、貰ってきた漢方薬のどちらにもカンゾウが入っている。ショウキョウも。
漢方を専門的に勉強したわけでもなく少し囓った程度で医者が処方するのは考えものかも知れない。
カンゾウ(リコリス)には副腎皮質ホルモン様作用があるようだ。
だからペニー・スタンウェイ=著「スパイスハンドブック」には、
1日に100g以上の十分なグリチルリチンを摂取すると低カリウム血症や、混乱、下痢、めまい、疲労、体液うっ滞、頭痛、異常な心臓の脈拍や速度、高血圧、吐き気、皮膚の発疹、視力に問題が出たり、弱くなったりする。(略)
30gずつ摂るだけで害を生じる。アメリカ食品医薬局は、40歳以上の人は1日50g以上摂取しないよう、2週間以上にわたる摂取はしないよう、また、妊娠中や授乳中の場合は避けるべきであると忠告している。また、手術前の2週間は血圧を不安定にするため避けるべきである。ごくわずかグリチルリチンはリコリスのチューインガムやお茶にも入っている。
と記されている。
そのためか、〈小柴胡湯加桔梗石膏〉を二日飲んだ後、ふらつきが起こったようだ。
足の指で暖房のスイッチを押してつけようとしたら、ふらついていつものように出来なかったと言う。
これはカンゾウによってカリウムが排出され低カリウム血症に陥ったためだと考えられる。
筋肉細胞に銅が入るためにはカリウムが必要だが、カリウムが排出されたために銅が細胞内に入ることが出来ず足の筋力が衰えたと思われる。
銅(http://ipidiw.co.jp/nutrition/copper.html)
不足・欠乏
疲労感、筋肉の緊張低下
カリウム(http://ipidiw.co.jp/nutrition/kalium.html)
筋肉細胞、骨、脳、肝臓、心臓、腎臓などに多く存在する
症状(低カリウム血症)
筋肉が弱り、力が出ない
また、発熱に伴うエネルギー産出のために横紋筋を分解したということも考えられる。
ポカリ(ブドウ糖入り)は飲んでいたが。
脂質からエネルギーを産生するCPT2が失活するからブドウ糖などの甘い飲み物を補給するということなのかな?
— メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2023年11月5日
CPT2欠損の場合、タンパク質を分解してエネルギー変換しようとするためか、横紋筋融解症も起こすようだ。
生命活動においてエネルギーを造るということがどれほど大事かが分かる気がする。 https://t.co/uasWGQ8SMu
カリウムと銅の不足に気づいた後、銅とカリウムの多いリンゴを摂るようにした。
熱を出した初日だったか、昔ながらのすりおろしリンゴを喜んでいた。
さて、金曜の夜は、もう一度体温を上げさせるために、牛肉の切り落としですき焼きにした。
ウイルスと闘うために好中球が放出する活性酸素もタンパク分解酵素の合成にも亜鉛が関与しているだろう。
だからウイルスと闘うために最も重要な栄養素は亜鉛だと思われる。
亜鉛は牛肉に多く含有されている。
カモミールティの場合は体温を上げ発汗作用があるが、同時に抗炎症、消炎作用も持ち合わせているから風邪の引き始めや喉が痛い時にも良いと思う。
— メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2023年12月10日
このところ風邪を引くことも熱を出すこともなかったので忘れていたが、今回もカモミールに助けられた。
娘の好きなハーブティだ。私は好きじゃないけど。 https://t.co/poL4V8rXnQ
「私は好きじゃないけど」という一言に娘は笑っていたが、これは大事な一言だ。
何にでも、人によって合う合わないということがある、ということだ。