風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

娘がコロナになりまして・・その2(漢方薬も貰ってきたが)

金曜日近くの耳鼻科に行って、コロナ陽性ということで、薬をいっぱい貰ってきた。

ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用):感冒、発熱、悪寒、頭痛、咽頭炎扁桃炎、中耳炎、顎関節症、神経痛、肩こり。

(カッコン、タイソウ、マオウ、カンゾウ、ケイヒ、シャクヤク、ショウキョウ)

 

ツムラ小柴胡湯加桔梗石膏エキス顆粒(医療用):扁桃のはれを和らげる薬。

(セッコウ、サイコ、ハンゲ、オウゴン、キキョウ、タイソウ、ニンジン、カンゾウ、ショウキョウ)

 

・レボフロキサシン錠500mg(トーワ)(レボフロキサシンとして):細菌感染を治療する薬。意識障害が現れることがあるので…。

 

・ロキソプロフェンNa錠60mg「トーワ」:痛みや炎症を抑えたり、熱を下げたりする薬。

 

 

と言うことで、葛根湯は飲まなかった。

 

それに、貰ってきた漢方薬のどちらにもカンゾウが入っている。ショウキョウも。

またカンゾウは〈改源〉にも入っている。

 

漢方を専門的に勉強したわけでもなく少し囓った程度で医者が処方するのは考えものかも知れない。

 

カンゾウリコリス)には副腎皮質ホルモン様作用があるようだ。

だからペニー・スタンウェイ=著「スパイスハンドブック」には、

リコリス

 1日に100g以上の十分なグリチルリチンを摂取するとカリウム血症や、混乱、下痢、めまい、疲労、体液うっ滞、頭痛、異常な心臓の脈拍や速度、高血圧、吐き気、皮膚の発疹、視力に問題が出たり、弱くなったりする。(略)

 30gずつ摂るだけで害を生じる。アメリカ食品医薬局は、40歳以上の人は1日50g以上摂取しないよう、2週間以上にわたる摂取はしないよう、また、妊娠中や授乳中の場合は避けるべきであると忠告している。また、手術前の2週間は血圧を不安定にするため避けるべきである。ごくわずかグリチルリチンはリコリスのチューインガムやお茶にも入っている。

と記されている。

 

そのためか、小柴胡湯加桔梗石膏〉を二日飲んだ後、ふらつきが起こったようだ。

足の指で暖房のスイッチを押してつけようとしたら、ふらついていつものように出来なかったと言う。

これはカンゾウによってカリウムが排出され低カリウム血症に陥ったためだと考えられる。

筋肉細胞に銅が入るためにはカリウムが必要だが、カリウムが排出されたために銅が細胞内に入ることが出来ず足の筋力が衰えたと思われる。

 

銅(http://ipidiw.co.jp/nutrition/copper.html

不足・欠乏

疲労感、筋肉の緊張低下

 

カリウムhttp://ipidiw.co.jp/nutrition/kalium.html

筋肉細胞、骨、脳、肝臓、心臓、腎臓などに多く存在する

症状(低カリウム血症)

筋肉が弱り、力が出ない

 

また、発熱に伴うエネルギー産出のために横紋筋を分解したということも考えられる。

ポカリ(ブドウ糖入り)は飲んでいたが。

 

カリウムと銅の不足に気づいた後、銅とカリウムの多いリンゴを摂るようにした。

熱を出した初日だったか、昔ながらのすりおろしリンゴを喜んでいた。

 

 

さて、金曜の夜は、もう一度体温を上げさせるために、牛肉の切り落としですき焼きにした。

ウイルスと闘うために好中球が放出する活性酸素もタンパク分解酵素の合成にも亜鉛が関与しているだろう。

だからウイルスと闘うために最も重要な栄養素は亜鉛だと思われる。

亜鉛は牛肉に多く含有されている。

 

この日は改源は飲まず、就寝前にカモミールティを飲んだ。

「私は好きじゃないけど」という一言に娘は笑っていたが、これは大事な一言だ。

何にでも、人によって合う合わないということがある、ということだ。