風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

過酸化脂質とVB2(アトピーとの闘い最終章)

自分でお弁当を作れないならやっていけないだろうと思い、食堂でお昼を食べるようにし始めた。本人もお弁当を持って満員電車で通勤するのが荷物になるので嫌だったということもある。

しかし、やはり食堂で食べるようになってから具合が悪くなってきた。やはり使い回しの油で調理しているためだろう。もちろんそれだけではなく複数の事柄が重なってはいると思うが、元々の原因はそこにある。

 

問題は過酸化脂質なのだ。

 

過酸化脂質が増えると、抗酸化したいと体が反応するのだろう。梅干しを食べたがった。以前もそうだったが、ここでクエン酸を摂るとますます状況を悪くして悪循環に陥るのである。

その前提に、痒みを抑えようとビオチン食材を摂っていたことが挙げられる。

「痒みを抑える三つの方法(アトピーとの闘い最終章)でも書いたが、痒みを抑える方法の一つとしてプロスタグランジンE1を合成するというものがある。

このプロスタグランジンE1は、リノール酸からγ-リノレン酸等を経て合成される。その過程において、亜鉛マグネシウム、VB6、VC、ナイアシン、ビオチンを必要とする。

この中でもビオチンはマイナーな栄養素であるため特に着目して摂り、却って過剰になっていた可能性がある。

 

「痒みを抑えようとする」あるいは「抑える」ということは、言ってみれば、対症療法であると言える。

プロスタグランジンE1は脂肪酸から合成されるものであるから、例えば、亜鉛、Mg、VB6が多くて、他の栄養素が足りていなければ、γ-リノレン酸の状態で留まる可能性もある。γ-リノレン酸は一説ではアトピーに良いとも言われているが、不飽和脂肪酸であるから酸化しやすい。

α-リノレン酸や魚油なども体に良い、アトピーに良いと、もて囃されているのだが、酸化しやすいという欠点がある。

 

私たちは酸素がなければ生きていけない存在でありながら、酸素が多くなりすぎると体に害をなし、老化を早めることになる。

 

過酸化脂質が問題であったと分かったところで私の頭の中でクローズアップされてくるのがVB2なのだが、これを働かせるように摂取するのがとても難しい。

 

抗酸化というと、VB2よりもセレンの方が着目されているように思われる。過酸化水素を消去するグルタチオンペルオキシダーゼの活性中心がセレンだからだ。しかし過酸化水素が消去された後に生成される活性酸素の最終段階であるヒドロキシラジカルを消去するグルタチオンの合成にはB2が挙げられている。

 

ところが、セレンを摂りすぎて甲状腺機能が亢進されるとB2は活性化を抑制され、働けなくなるのである。過酸化脂質が蓄積されると、娘は、クエン酸を摂りたがるのと同じようにセレンの多いパンを食べたがるように思われる。これは無意識に体が反応していると言える。すると、甲状腺が亢進してB2が働かず、ますます悪い方へと悪循環に陥る。

meromeropy77.hatenablog.com生体内では主にFAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)の形で存在し、脂質代謝脂肪酸→アセチルCoA)に必要であるとともに、TCA回路でエネルギー代謝(新陳代謝)にかかわることで皮膚の炭水化物、タンパク質の合成に関与します。

(略)

ビタミンB2はビタミンB6、B12、葉酸とともにホモシステイン代謝にも関与している。ホモシステインは体内に存在するアミノ酸の一種として、動脈硬化の危険因子で、心血管系のリスクを増大させる。
ビタミンB2はメチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR)の補酵素として作用し、メチルテトラヒドロ葉酸の生成を通じて、ホモシステイン代謝に関与している。

MTHFRはホモシステイン代謝の重要な酵素であり、これの酵素活性が低いと血中ホモシステインの濃度が上昇して心血管疾患の危険が高くなる。

ビタミンB2、メチルテトラヒドロ葉酸の生成を通じて、葉酸の活性化とビタミンB12の作用に関与し、さらに、ビタミンB6の活性化にも必要であるため、単独での欠乏症はまれで、他のビタミンB群の欠乏も合併している場合が多い。
乳製品や肉類、黄緑色野菜に多く含まれていて、熱には安定ですが、水溶性。光に不安定なので、遮光に気をつける。(https://kanri.nkdesk.com/hifuka/eiyou11.php

 

メチオニン代謝過程で生成されるホモシステインには「脂質を酸化させる作用がある」(http://hobab.fc2web.com/sub4-homocysteine.htmが、このホモシステインを無毒化する過程で葉酸、VB6、VB12が必要とされる。しかし、この過程で葉酸が活性型に変わるためにはB2が必要なのである。

 

B2は表舞台には現れないで裏方として働いている場合が多いように思うが、抗酸化のために、また「皮膚の炭水化物、タンパク質の合成」のために最も重要な栄養素だと考えられる。

meromeropy77.hatenablog.comビタミンB2を消耗させる要因
ステロイドホルモンの多用
・過酸化脂質が多く含まれる食物の摂取。

つまりステロイド剤を使い続けることで余剰となり蓄積し酸化されるため、VB2が抗酸化に働かされて消耗する。

 

 

蓄積し酸化するという過程が必要だから、不具合が遅れて生じる。よって、元々の原因を突き止めるのが難しい。
では、直後に亡くなるというのはどういう場合だろうか?
アナフィラキシーと言われることがある。心不全という場合もあるだろう。これらは副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンに関連していると思われる。
そのためアナフィラキシーを起こした場合、アドレナリン注射をするのだ。
交感神経にスイッチを入れ替えるためだ。
また、心臓はアセチルコリンが多量に合成されると呼吸を抑制する。では、急激にアセチルコリンが増えた場合はどうなるか?心停止ではないだろうか?
コリンはリン脂質の構成成分でもある。
コロナワクチンのアジュバントはLNPだということだ。

 

 

myrtus77.hatenablog.com「犯人は菜の花!」と分かった段階で、食堂で使っている油は菜種油かも知れない、と考えた。

使い回しの油が悪いという可能性もあるが、それだけでなく菜種油ということも考えられる。菜種油にはリノール酸が多い。

うちではオリーブ油を使っていて、リノール酸の多い胡麻油などは仕上げにほんの少し垂らすだけなのだが・・。

 

 

自然に戻すと花を咲かせる。

神さまにお任せするのが一番だ。

いや、お任せしたなんて偉そうなことも言えないのだが、ほったらかしにしていただけだから。