なお、 活性酸素の一重項酸素が、PGG2からPGH2が合成される際に産生される。
(http://hobab.fc2web.com/sub2-arakidonnsannkasuke-do.htm#PGE2)
一重項酸素は、抗酸化物質でも、カロテノイドが消去する。
カロテノイドには、細胞膜で作用するカロテノイド(リコピン、α-カロテン、β-カロテン)と、細胞内で作用するカロテノイド(ルテイン)が、存在する。
食事から摂取したカロテノイドは、細胞(細胞膜や細胞内)に移行し、1~2日間、活性酸素(一重項酸素)の消去に有効と言われる。
β-カロテンは、紫外線により発生する一重項酸素を消去し、皮膚のシミなどを改善・予防する。ニンジンは、茹でると、β-カロテンの腸からの吸収が高まる。茹でたニンジンを摂取した場合、生のニンジンを摂取した場合に比して、血中のβ-カロテン濃度は、高い:摂取6時間後で平均1.4倍、摂取8時間後で平均1.6倍、血中のβ-カロテン濃度が、高い。ニンジンを茹でたジュース(果汁)を飲むと、皮膚のシミが、改善する。
一重項酸素の消去には、ビタミンCやビタミンEは、有効でない。
(http://hobab.fc2web.com/sub2-kasseisanso.htm#ichijyuukousannso)
今回はビタミンAではなくてカロテノイドなんだ、な。やっぱ人参食べようっと。
ルテインは体内でビタミンAに変換されないため、その価値があまり評価されていなかったカロテノイドですが、現在では、抗酸化作用があり、紫外線の活性酸素から目を守ることがわかっています。
(略)
ルテインはほうれんそうやからし菜、キャベツ類、とうもろこし、そばなどに含まれていますが、これらの食品から毎日最低6mgのルテインを摂取している人は、そうでない人に比べて、黄斑変性の罹患率の低いことが判明しています。また、ルテインの効力に関する実験では、皮膚がん、大腸がんに対しても抑制効果のあることが確認されています。(中村丁次=監修『栄養成分バイブル』)
つまりアラキドン酸が細胞膜のリン脂質から遊離してプロスタグランジンを生成する過程において活性酸素も発生させるということだ。プロスタグランジンが炎症を引き起こすだけでなく活性酸素によっても細胞が傷害されると考えられる。