風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

日本中のあちこちでバラバラに分断されていく

今日の新聞の一面に「福島で虐待相談大幅増」の見出しが載っていた。
「昨年度初めて全国で6万件を超えた児童虐待の件数に関し、とりわけ東日本大震災の被災地で増加が確認された。・・。福島県では311件で前年度より52件増え、増加率は全国平均の倍近い20%。・・。関係者は、震災や原発事故に伴う避難による親のストレスなどを背景に挙げている」とあり、最後に福島県社会福祉協議会児童福祉施設部会長の神戸信行さんの言葉を掲載しているー「虐待してしまう親は元々社会的孤立や夫婦の不和など危うさを抱えている場合が多い。被災と原発避難のストレスに、先の見えない不安感が追い打ちとなっている

下の「四丁目でCAN蛙」さんのURLでは、東電社員への差別についても取り上げられていて、次のように書かれている。
「投げかけられる心ない言葉、「人殺し集団」「無能の集まり」「将来無給で働きなさい」とか、「汚染水を自分たちで飲んでみたらどうだ」とか。また家族や子供にまで。現場で働く作業員も、「放射能がうつる」だとか、「近づくだけで被ばくする」とか、「歩く放射能」などと言われ、耐えられず辞めていく人たちが。
その結果、何が起こるか? 「結局、福島第一原発を知っている熟知している、技術力もあるという人間が、続々と辞めていって、全国から集まった原発の経験が無い作業員に、今、入れ替わっている。」「福島原発廃炉にきちっと向かっているのではなくて、あそこで働いている人間たちは電気をつくる、または作る設備をなおすプロであって、粉々に破壊された原発をなおす集団では決してない。みなが手探りでやっている」「そこで働く方々を支援する仕組みとか、社会が成り立たない限り、もしかしたら、原発事故が再燃するかもしれない。」そうなった時には決して福島だけの問題ではなくて・・・・」