「治療もオーダーメイドであるべき」
— メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2023年11月29日
これ!ホントこれ!
正解は一人一人で違ってくる。
目の前のその人!なんだよ。 https://t.co/dYWrIHaOGz
うちの夫なども、30代からの十数年間亜鉛を排出する抗甲状腺剤を飲み続けていたためにこうなったというのがあるのだが、そういう個人の背景は全く聞かれることがない。ただ現在の検査数値を見て薬を処方されるだけだった。
最初に入院した医療センターで、心臓だけでなく腎臓機能も悪いということで腎臓内科の先生からも話をされたが、若い頃に長年甲状腺の病気だったと訴えたが、「それはちょっと横に置いておきましょう」と言われて終わった。そうだよね、専門外のこと言われてもって感じだよね。だから今の医療界でオーダーメイドの治療など出来ないだろうと思う。
しかし、オーダーメイドの治療をやろうとしている人はいる。
昨日アップしたこの記事でリンクさせて頂いた宮澤先生のツイート、
⚠️日本人が知っておくべきなのに知られていない知識
— カンパはプロフ欗🙏宝塚宮澤大輔医師Daisuke Miyazawa (@blanc0981) 2021年6月10日
日本人は体温が40度位になるとCPT2という酵素が失活しやすい多形の人が多く、熱中症やインフルエンザ等の高熱で脳症や多臓器不全になると考えられています。https://t.co/wB1hdmQttS
このツイートには以下のような続きがある。
熱せん妄やインフルエンザ脳症は東アジアに特有の病態で、欧米ではあまり見られません。
— カンパはプロフ欗🙏宝塚宮澤大輔医師Daisuke Miyazawa (@blanc0981) 2021年6月10日
小児では成人より脂肪酸代謝によるATP産生が優位なためCPT2失活の影響を受けやすいと言われています。https://t.co/V4qr5Z0a4t
ちなみにアスピリンやボルタレン、インドメサシンなど
— カンパはプロフ欗🙏宝塚宮澤大輔医師Daisuke Miyazawa (@blanc0981) 2022年6月13日
アセトアミノフェン以外の殆どのNSAID解熱剤はインターフェロンを上げてサイトカインストーム悪化させる可能性あります。
熱せん妄起こったら(ごく一部脳症に発展しかねない)
物理的に冷やすと同時にステロイドを一回だけ飲む事が効果有ります
ここでは、
アスピリンやボルタレン、インドメサシンなど
アセトアミノフェン以外の殆どのNSAID解熱剤はインターフェロンを上げてサイトカインストーム悪化させる可能性あります
と言っておられるのだが、
以下のツイートでは、
コロナ感染3週間後の静脈血栓リスクは40倍。
— カンパはプロフ欗🙏宝塚宮澤大輔医師Daisuke Miyazawa (@blanc0981) 2023年11月27日
だからコロナ感染したらアスピリン飲めと言ってきた。
そのタイミングや量はこちら↓https://t.co/3qKUK8kDvWhttps://t.co/Ot10i7JT7G
このように言っておられる。
アスピリンは他の解熱剤と違って抗血小板薬として用いられるからだ。
例外は、アスピリンで、これはシクロオキシゲナーゼ(COX-1,2両方とも)をアセチル化することで阻害する。これは不可逆的な反応であり、核を持たず蛋白合成ができない血小板にとっては不可逆的な作用をもつ。この特性からアスピリンは冠動脈疾患や脳梗塞の既往のある者に対して投与される抗血小板薬として用いられる。アスピリンの抗血小板作用は退薬後、血小板の寿命である約10日間持続する。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E6%80%A7%E6%8A%97%E7%82%8E%E7%97%87%E8%96%AC)
つまり、同じ薬でもこの場合には害となり、別の人には有益となる場合があるということだ。
治療はオーダーメイドであるべき!
発熱による脳症に対しては「ステロイドを一回だけ飲む事が効果有ります」とも言っておられる。この場合は、「プレドニン5mg一錠」。
スレッド最初のリンクが消えてるからこれ貼っとく
— カンパはプロフ欗🙏宝塚宮澤大輔医師Daisuke Miyazawa (@blanc0981) 2022年6月13日
子供のインフルやコロナでは高熱で頭おかしいこと言い出したら飲ませて、とプレドニン5mg一錠とかシロップとか頓用で出しておく様になったら脳症は減ると思う、副作用も一回じゃ心配無いしhttps://t.co/qDI8e0Mpsohttps://t.co/bD6eQwpEGL
プレドニンというのは、電解質作用を併せ持つステロイド剤である。ナトリウムイオンを再吸収して水分を引き込み、高熱による脱水から脳を守ると考えられる。
アトピーで使用されるステロイド剤には抗炎症作用の強さによってランクづけがなされている。デキサメタゾンの作用はストロングに分類されている。
ステロイドホルモンにはいくつかの働きがあるが、ステロイド剤は抗炎症作用に特化して造られている物もあるようで、デキサメタゾンには電解質コルチコイドの作用はなく糖質コルチコイドの働きである抗炎症作用が強いようだ。
逆に、「抗炎症作用が弱い」に分類されているプレドニゾン(プレドニン)は電解質作用も持つようである。
電解質コルチコイドは、尿細管でNaイオンを再吸収しKイオンを排出する働きをする。つまりプレドニゾン(プレドニン)のようなステロイド薬は、「脱水気味にする」のとは真逆の作用をするということである。
薬というのは、ほんとうに、適確に使いこなせる医師が居てこそ薬となる、と思う。