風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

サラサーテ『ツィゴイネルワイゼン』ー 8歳の吉村妃鞠による

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インタビューに応えて、作曲家の伝記を読んだりすることが曲の理解の助けになりますというように語っておられるようだが、この方(吉村妃鞠さん)は、この頃から、世界の不幸、人生の悲哀を感受しておられたのではないかと思う。

 

サラサーテツィゴイネルワイゼン」解説

ツィゴイネルワイゼン(独:Zigeunerweisen)作品20はスペイン出身のヴァイオリン奏者で作曲家のパブロ・デ・サラサーテ(1844-1908)が1878年、34歳の時に書き上げた管弦楽伴奏付きのヴァイオリン独奏曲です。

(略)

作曲家としても独奏ヴァイオリンのための作品を中心に数多くの作品を残していて、今回ご紹介するツィゴイネルワイゼンはその代表作です。

タイトルの「ツィゴイネルワイゼン」はかつては「ジプシー」と呼ばれてきた移動民族「ロマの旋律」を意味しています。

「Zigeuner(ツィゴイナー)」はドイツ語で「ロマ」を意味しています。

移動民族であるロマの音楽はその地域によっても特徴が異なりますが、特にハンガリーにおいてはその影響が顕著です。(https://vivaclassicalmusic.com/post-12506/

 

最近では日本でも移民の問題がクローズアップされてきているが、自分の国を持たない流浪の民の問題はヨーロッパでは大きく、世界大戦でホロコーストへとつながっていったと思われる。

 

私などは、あまり良い家庭環境に生まれなかったので、7,8歳の頃から世の中はなんて暗く不幸なのかと思っていたが、幸福な家庭に生まれ育っても、周り(世界)の不幸を感知して、自分だけ幸福で良いのかと思う人もいるようだ。

 

河合隼雄も、人間は「自分が死ぬということをすごく早くから知っていて、自分が死ぬということを、自分の人生観の中に取り入れて生きていかなければいけない」と語っているが、それが、人生の悲哀へとつながっていると思う。

私も、ごく小さい頃から、いつか自分は死ぬんだと思い、そう思いながら生きてきた。

 

このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。(ローマの信徒への手紙5:12)

 

 

 

会堂は、

クリスマス仕様になっていた。

この絵本の、このサイズ感が良い。

 

午後の薄日に照らされて、

まだ元気に咲いている。

 

そう言えば、医療従事者の先行接種で亡くなったのも若い看護師さんだった、九州の。

夫がお世話になってる病院でそういう被害者の方が出るんじゃないかと、私は、内心で、ずっと心配していた。