風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

多価不飽和脂肪酸は切り離されやすく、免疫反応を引き起こしやすい?

 

 リン脂質はリン酸を含む複合脂質で、グリセロリン脂質とスフィンゴリン脂質に大別される。ヒト体内では生体膜や神経組織の構成成分である。リン脂質は脂質であるから本来は疎水性だが、構造体の一部に親水性の部分を持つのが特徴である。(川端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』)

 

このリン脂質を構成する疎水性の部分に多価不飽和脂肪酸であるアラキドン酸やDHAが組み込まれている、ということだ。

 

二重結合を2個以上持つ多価不飽和脂肪酸は、切り離されやすい、と言えるだろう。

 

上にリンクさせて頂いた宮澤先生のツイートでイオン化しないLNPは全く免疫反応起こさず」という部分について考えると、本体(脂質)から切り離されにくい脂肪酸を持つもの(LNP)は、全く免疫反応起こさず、多発性硬化症の免疫寛容誘導mRNAワクチンとして使われ」る、ということなのではないだろうか?

(これは私の思考過程のものであり、仮説に過ぎません。)

 

『しっかり学べる!栄養学』には、他にも脂質の種類として、中性脂肪コレステロール「糖脂質」「遊離脂肪酸が上げられている。

 

 

myrtus77.hatenablog.com『栄養医学ガイドブック』(柏崎良子=著)には、アラキドン酸からはアレルギー症状を引き起こすロイコトリエン4へと代謝され、魚のEPAからはアレルギー症状を抑制するロイコトリエン5へと代謝される経路とDHAへと代謝される経路が記されている。

DHAからロイコトリエン5へ向かう矢印は記されていない。