ニンニクを食べ始めるずっと前から母はアリナミンを飲んでいた。
アリナミンはVB1製剤だと思っていたが、B1を中心として、B2、B6、B12、VEが入っているようだ。葉酸は入っていないようだ。
ニンニクに最も多く含有されているのはビタミンB6と記されている(https://calorie.slism.jp/106223/)。
ビタミンB6(http://ipidiw.co.jp/nutrition/vitaminb6.html)
過剰摂取・副作用
・筋肉の脆弱
・感覚神経障害、末梢神経の痛みやしびれ
・血中葉酸濃度減少
もしかしたら、アリナミンによるB1、B6の過剰と相俟ってニンニクのB6が、B12だけでなく葉酸と亜鉛の欠乏も引き起こしていたのかもしれない。そうすると頸椎ヘルニアだけでなく多血症にもつながる気がする。
今朝、この内容を纏めていて、VB6の過剰で筋肉が分解されて足腰が弱くなるという大変な事実へと至り着いてしまった!
中村丁次=監修『栄養成分バイブル』のビタミンB6の項には「タンパク質代謝の主役」と記されている。
これに対してビタミンB12の項には「神経細胞内のタンパク質や脂質、核酸の合成を助け、神経系を正常にはたらかせる」とあり、葉酸の項では「ビタミンB12と協力しあい、赤血球の産生にはたらく」、「タンパク質と核酸(DNA、RNA)の合成にはたらき、からだの細胞分裂、発育を促す」と記されている。
つまり「代謝」という言葉と「合成」あるいは「産生」という言葉は同じではないということだ。
つまり「代謝」には、「分解」という語も含まれているわけだ。
ビタミンB6(http://ipidiw.co.jp/nutrition/vitaminb6.html)
ビタミンB6不足・欠乏の症状
麻痺発作、手足のしびれやけいれん
過剰摂取・副作用 症状
感覚神経障害、末梢神経の痛みやしびれ
過剰と欠乏で似たようなことが記されている。多くても少なくても駄目だということだ。
そしてビタミンB6の「過剰摂取・副作用」で「筋肉の脆弱」が起こってくるのである。
これは、ビタミンB6がタンパク質の「分解」に働く栄養素だからだ。
コラーゲンなどの線維タンパク質をも分解する。
コラーゲンというと美容との関連でお肌の方にばかり目を向けがちだが、筋肉や骨にとっても重要なタンパク質である。
新陳代謝によって常に入れ替わり新しくならなければいけないだろうが、合成より分解が上回れば、筋肉は衰え、骨格を支えることも出来なくなる。背骨が歪むと神経を圧迫して痛みも生じる。
椎間板ヘルニアの原因にVB6の過剰摂取も関連しているかも知れない。