ところで、ラバンには二人の娘があり、姉の方はレア、妹の方はラケルといった。レアは優しい目をしていたが、ラケルは顔も美しく、容姿も優れていた。ヤコブはラケルを愛していたので、「下の娘のラケルをくださるなら、わたしは七年間あなたの所で働きます」と言った。(創世記29:16~18 新共同訳)
この部分の17章は、口語訳では、「レアは目が弱かったが、ラケルは美しくて愛らしかった」となっているが、私には、新共同訳や新しい聖書協会共同訳の「優しい目」という訳の方が良いように思える。
つまり、そうすると、「ヤコブはラケルの美貌に目が眩んだ」と捉えることができるからだ。
ヤコブは舅ラバンの策略に嵌まり、レアとラケルの二人の姉妹を娶ることになるが、最終的にはこれらは全て神の策略だったと私には思えるのである。
神に祝福を求めたヤコブに、神は大いなる繁栄をもたらされた。ヤコブの女性を見る目の無さも、舅の策略も用いて。
讃美歌21−127番
1 み恵みあふれる 主をほめたたえよ。
みわざを忘れず 賛美をささげよ。
主に求める時、主は答えられる、
慰めをもって。