『放射性物質から身を守る食品 内部被ばくの処方箋』伊藤翠=著(文芸社文庫)
…秋月は、…。(秋月とは、『死の同心円』という被曝記録を残した長崎の医師、秋月辰一郎氏のこと)
そして、『死の同心円』には、「食塩のナトリウムイオンは造血細胞に賦活力を与えるが、砂糖は造血細胞に対する毒素」だと書き残している。
(中略)
自然海塩には塩化ナトリウムだけでなく、塩化マグネシウム、塩化カリウムなどのほかに、カルシウム、亜鉛、鉄、マンガンなどが含まれている。
戦地で点滴に使うリンゲル液が足りなくなったとき、海水を薄めて点滴した。このように自然海塩にはミネラルバランスをととのえる働きがあるのだ。
(伊藤翠=著『放射性物質から身を守る食品 内部被ばくの処方箋』(文芸社文庫:2011年8月15日初版第一刷発行)より)
この部分を読んで、毎日新聞に連載されていた『原子の森 深く』を思い浮かべた。
以下に再度、引用する。
・・。茂さんもやはり戦前から物理学を東大で学び、核融合研究などで後に日本原子力研究所副理事長になった人だ。
「当時、医者も何をしていいかわからない状態で、本人の血を抜いてまた血管に入れれば造血作用があると言われたので、私が毎日やってました。意識が完全になくなったというより、ずっともうろうとした状態で、声をかけても応えませんし、手も動かせなくなっていました」
身内のつてで医師に来てもらった時も、「どうしてやることもできない」と言われ、「輸血をやめ、わずかにもらったビタミンと(生理食塩水にカリウムやカルシウムを加えた)リンゲル液、生理食塩水を打ち続けたんです」。
何が効いたのか。森さんはその頃を境に、初めて回復に向かう。
(毎日新聞連載、藤原章生=文「原子の森 深く」16回より抜粋引用)
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毎日新聞連載「原子の森 深く」と、歴史の・・
● 男女平等・多様性社会推進条例と★0320 再稼働反対!首相官邸前抗議
と、言うことで、今週も官邸前へ。
今日の午後6時の気温は12度。コートを着るべきかどうか微妙な気温。霞が関の駅から官邸前へ向かう途中、外務省の敷地ではもう、桜らしきものが咲いている。
22日にNO ABEという大規模集会が開かれるそうで、今日の抗議は官邸前のみ。参加者は800人くらいだろうか(主催者発表1000人)。ちなみにその集会の趣旨にボクは賛成できない。安倍なんかお断り、なのは当然だが、そういうイシューにすると…。(抜粋引用)
関電前には、知り合いが一人参加していた。私が初めて参加した時にはおられなかったのだが、次の時に来ておられた。でも、プラカードも持っていなかったので、通りすがりに(私ではない)知り合いがいたのでそのまま参加しておられるのだと思っていたら、昨年の秋から参加していて、今年になって体調を崩してしばらくお休みしていたのだという。プラカードも何も持っていないんだけど、ショッキングピンクのジャケットに黒い毛糸の手袋で手を振っているから結構目立ってる。(ミルトス)
いつまでたってもメディアに刷り込まれた現実、つまり PM2.5の原因が中国にあると思い込まされている限り問題は解決しない。その目を見開いて、よく見てみるといい。
距離で稀釈拡散していくのに、これほど日本で濃度が高いという事実を。 pic.twitter.com/uKzm6Vi9hl
— cmk2wl (@cmk2wl) 2015, 3月 22