風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

アーユルヴェーダ(インド伝統医学?)

「朝ご飯はしっかり摂るように、ご飯はお茶碗3杯食べるように」と言われて育てられ、朝からご飯を3膳も食べていたかどうかは記憶にないが、子どもの頃は結構それが負担だった。成人して働き始めてから結婚するまでの10年程は朝食は摂らなくなっていた。それで、全く問題はなかった。結婚してから、朝食を摂ると、起きたばかりだというのに体がだるくなって又眠くなる。そんなある時、本屋で『長生きしたければ朝食は抜きなさい』東茂由=著、甲田光雄=監修(河出書房新社という本を見つけて、別に長生きがしたいというわけではないが、このかったるさをどうにかしたいと思い、買って読んだ。そう言えば以前は朝ご飯を食べないでいて調子が良かったと思い、朝食を摂るのを止めた。
娘には、育ち盛りだからと考えて食べさせていた。

それから又数年後に、インド伝統医学のアーユルヴェーダの本を買って体質チェックをすると、水の性質のカパに当てはまった。カパがバランスを崩すとだるさや眠気がひどくなると書かれていた。そしてカパ体質の人は朝食は温かいスープで軽く済ますくらいが良いとも書かれていた。娘は、風の性質を持つヴァータに当てはまった。ヴァータの人はエネルギーを消耗しやすいので、規則正しく3食きちんと、しかもゆったり落ち着いて食べなければいけないようだ。

アーユルヴェーダ入門』上馬場和夫、西川眞知子=著(地球丸からだブックス)
アーユルヴェーダは一つ一つ科学的に解説や証明はまだされていないのだと思う。西洋医学や栄養学から観ると相容れないことを言っているように思える部分もあるのではないかとも思う。けれど、経験的には体に良いと思えたりするので、アーユルヴェーダと栄養学をつなげるような作業をしたいと思ったりする。
私には、昔からそういうところがある。教育学でも、シュタイナー教育モンテッソーリ教育ピアジェの理論をつなげて考えることをしてみたいとずっと思っていた。一つ一つのことを深く研究している人はいるけれど、ちょっと違う、あるいは相容れないものを比較検討してそれらをつなげるというような学問領域がないように思える(私が知らないだけかも知れないが)。

けれど、それをしても発表する場が私にはない。そして、極めるには人生は短すぎる。

書物はいくら記してもきりがない。学びすぎれば体が疲れる。すべてに耳を傾けて得た結論。「神を畏れ、その戒めを守れ」これこそ、人間のすべて。(コヘレトの言葉(伝道の書)12:12〜13)