風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2014-01-01から1年間の記事一覧

『ヘレンケラーはどう教育されたかーサリバン先生の記録ー』より

最初と最後の1,2年を除いて、短い教員生活のほとんどを障害を持つ子ども達と過ごしてきた。その間、通常の子どもを対象に作られた指導要領は役に立たないから、子ども一人一人の課題も指導内容も自分で考えて組み立てるしかなかった。もちろん、私より先に…

ロロンかぼちゃとささげの豆のスープ

近所の八百屋にラグビーボールのようなこんなカボチャが売られていた。種苗会社のタキイが開発したカボチャらしい。ロロンという名前らしい。煮付けにしてみると、とても甘くて美味しかったので、又買ってきた。 こちらは、ササゲを乾燥させたもの。お粥に入…

腰を痛めた夫に

長時間車を運転して出張に出掛け、帰って来てから「腰が痛む」と言っている夫に、ホホバ油にマジョラム(Origanum majorana)を希釈したオイルを塗ってマッサージ(いや、本来はマッサージという言葉は法規上使ってはいけない)していたのだが、もう一つ良く…

ある日の粗食

粗食と呼んでいるものにお豆腐ばかり使っているとお豆腐をバカにしているように思われるかも知れないのだが、そうではない。この場合の粗食は、亜鉛含有が少なく、且つ亜鉛と銅の割合が10:1を超えないものということでの粗食なのである。 このお豆腐には柚子…

白いゴーヤと夏のなごりの・・

地産地消のコーナーに白いゴーヤがあった。 ニンニクを食べると具合が悪くなることがあるので、にんにく味噌炒めは止めて、この夏は片栗粉(馬鈴薯でん粉のことだけど、小麦粉よりからりと揚がる気がする)をまぶして揚げることにした。それで白いゴーヤも揚…

葛原妙子49

淡黄のめうがの花をひぐれ摘むねがはくは神の指にありたき 『薔薇窓』「葛原妙子48」で私は、最晩年の病の後、妙子が自分が歌人であったことさえも忘れていたと、川野里子=著『幻想の重量−葛原妙子の戦後短歌』(木阿弥書店)の中で森岡貞香氏によって語…

梅じゅーすのサイダー割り

作った梅じゅーすを三ツ矢サイダーと水で割って、飲む。 三ツ矢サイダーにはスクラロースとかアセスル何とかとか余計なものが入っていないから好き。それにしても何でわざわざ不味くなるものを入れるんだろうねぇ?スクラロース入ってると不味くて飲めない!…

海のしずくー七宝の青

海のしずく固めたような七宝の青を飾れば胸にひろがる 私はほとんど身を飾るということをしない。日曜の礼拝の数時間だけ口紅をつけ、服に合ったペンダントをつけるぐらいで、普段はアクセサリーを何もつけない。けれど、若いときに貰ったペンダントを後生大…

混沌(カオス)ー存在の根底ー存在の深淵

をはりがある方がいいと言ひし友よ君は終はつてどこにゐるのか 大島末男=著『ティリッヒ』(清水書院)の中で、ティリッヒの「存在の根底としての神」にハイデガーの「根源的存在」が呼応するとして解説がなされているのだけれど、私は、ハイデガーの「根源…

朝、目を覚ますと・・

朝、目を覚ますと、娘がこのところかけていた歌が頭の中で流れていた。 途切れ途切れの頭の中の歌に耳を澄ましてみると・・ ♪ 一緒に夢の前で待ち合わせをしよう、しよう〜 わ〜けなど一つもなくキスをしよう、しよう〜 ぼくはこ〜こにいるよ〜君をてらして…

アストリッド・リンドグレーン=作『はるかな国の兄弟』(岩波少年文庫)

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』の中で、河合氏が、人間はいろいろに病んでいるけれど、そのいちばん根本にあるのが「人間は死ぬ」ということだ、人間だけは自分が死ぬということをすごく早くから知っていて、自分が死ぬということを、自分の人生観の中…

白いランタナが・・

後ろに壁があって、下の方で前に向かって伸びて花を咲かせていたランタナが、・・。 いつの間にか、宿根ひまわりより高く伸びて花を咲かせていた。[ ランタナって、双子のように枝を伸ばして花を咲かせるんだね。[[ ひとりぼっち 高田敏子 子どもにも さびし…

アトピーとの闘い'14−17(亜鉛は免疫反応の立役者ということ)

最新の関連記事↓ myrtus77.hatenablog.com 1 亜鉛による獲得免疫応答を制御するメカニズムを解明 2 あとぴナビブログ「亜鉛と免疫応答の研究」 今回、あとぴナビで行っているモニターは、フィラグリンの産生を促すために亜鉛を媒体として用いたサプリメン…

アトピーとの闘い献立編(色々まとめなくてはと思っていること、例えばナッツ類について)と、新しく発表されたアレルギー研究について思うこと

世の中のことに振り回されて献立を考えることに集中できないで適当な食事を摂っていると、娘の皮膚の状態はたちまち後退する。それでも悪くなったり良くなったりしながら最近はまあまあの状態だが・・。色々調べて、まとめて、頭の中を整理しなくてはと思っ…

桃を紅茶シロップに漬ける−放射能対策にならないかしら?

● 果物の一番甘い部分はどこなのか? 桃を紅茶シロップに漬けてみた。カルシウムの多い岩塩とマグネシウムの多い海の塩と砂糖と紅茶(そういえば、レモン果汁も入れたんだった。忘れてた、書くの)。一晩冷蔵庫で寝かして・・。 こんなふうに漬けても美味し…

夏季限定、じゃばらのタレで戴く翡翠麺

和歌山の飛び地、北山の特産じゃばらのタレが美味しいというホウレンソウを練り込んだ翡翠麺が食べたい!ということで本宮へ。それにしても、こっち方面に行くのは久しぶり。昨年は私、一度も来なかったような・・?出不精にも程がある![左の写真もそうなん…

室生犀星=詩「安息日」

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高田敏子=詩「八月の真昼」

時計台 高田敏子 風が流れ 雲が流れ 時も流れる あの細長い塔は 杭のように 時の流れのなかに立っている あの日 人を待ちながら 塔の時計を仰いでいた その人は ついに来なかった 私の一つの思い出が 杭のように 月日の流れのなかに立っている 『月曜日の詩…

STAP細胞とips細胞、STAP問題と原発問題

● 愚かなリニア中央新幹線・・・今年着工予定 ●新幹線の3倍〜4.5倍の消費電力・・原発再稼動とセット ● 規制委員会のパブコメと映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』 8/15締切の川内原子力発電所の原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・…

「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」芳賀言太郎のエッセイ 第5回

● 「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」第5話アルケミストとの出会い〜モワサックからその先へ〜 サン・ピエール教会を訪れ、回廊に足を踏み入れる。キリスト教建築における回廊とは、修道院や教会の中庭を囲む屋根のついた廊下のことである。…

台風接近の中、逝去者記念礼拝

● 集団的自衛権:憲法学者157人 閣議決定撤回求める声明 会見で小澤教授らは、憲法学者の中に閣議決定への批判が広がっていることを強調。賛同人の一人の石川裕一郎・聖学院大准教授は「今まで社会に向けた運動に関わってこなかったが、今回は違う」と語…

リンクと、「うんざり」という最近の私の精神状態

● 集団的自衛権:憲法学者157人 閣議決定撤回求める声明 会見で小澤教授らは、憲法学者の中に閣議決定への批判が広がっていることを強調。賛同人の一人の石川裕一郎・聖学院大准教授は「今まで社会に向けた運動に関わってこなかったが、今回は違う」と語…

寝ているようなので近づいて行ったら、・・睨んでる!

● 「すべては発動し、すべては循環する。」森永純さんの新作写真集 今後、年に一冊ずつ写真集を制作していきたい。 世の中には、簡易な作りの写真集が数多く発行されているが、一生の間、手元に置き、じっくりと何度も見る価値のある写真集を作る必要がある…

玉木愛子集『わがいのち わがうた 絶望から感謝へ』より

かへりみて豊かに病めり走馬燈 天命に謝しねむりたく銀河濃し玉木愛子集『わがいのち わがうた 絶望から感謝へ』(新地書房)より長い年月療養所で生きた玉木愛子さん81歳の天へと召された年の句である。キリスト教徒であった。 長く罪の世で生きていれば、…

アトピーとの闘い献立編(パントテン酸食材再考)(赤字部分=訂正追記)

亜鉛が体内で増えすぎると銅を排出する。銅を摂りすぎることで亜鉛を体外に排出するということはないようだが、パントテン酸食材を摂ることで、亜鉛が副腎皮質ホルモン受容体合成に使われて欠乏し、抗酸化に働けなくなって、ニキビが出来やすくなるといった…

YAHOOの知恵袋の質問と発達心理学者ピアジェ先生の11歳の頃のモノアラ貝についての論文

● 進化とは何か!?? ● 進化とは何か!?? 娘が見つけて「面白いよ」と言って教えてくれたヤフーの知恵袋のベストアンサーを読んでいて、発達心理学者のジャン・ピアジェが10歳の頃に観察し11歳の頃に発表した「モノアラ貝」についての論文を思い浮かべた。こ…

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』から再び −「自己矛盾」について

● 集団的自衛権の行使は国民全員を殺人者にするということ 安倍は、イスラエルに武器の共同開発を申し出た。私たちは、私たちの税金で、こうした不幸を増やそうとしている。● ガザ攻撃、イスラエル国内で起こっていること 「非戦を訴えるユダヤ教徒を殴打す…

海の気配(けはひ)の・・

海近きふるさとに来て海を見ず海の気配のただ中にをり 会堂の二階でヨガの真似事のような体操をしていると、東向きの窓から潮の匂いを含んだ風が入ってくる。ここから歩いて5分程のところに河口がある。さらに河口の堤防に沿って20分程歩けば広い浜辺に出る…

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』と、「憂いの篩」

ハリー・ポッターシリーズの中には、魔法使いの話らしく読者の興味を引く色々な道具立てが出てくるのだが、中でも私が一番気に入っているのが「ペンシーブ」と呼ばれる「憂いの篩」である。「憂いの篩」は4巻で初めて登場するようだが、最終巻で、「かげのヒ…

ロバート・フロスト=詩『星にまなぶもの』から

● “彼は現役の大統領でありながら、明らかにアメリ力の知的少数派に属している”『詩人フロストとオバマ大統領』川本皓嗣 2014年 09月号 岩波書店 〜昔書いた本の紹介文から〜 今回は、キャサリン・パターソンの本を紹介したいと思います。 パターソンは1932…