しかし、アダムからモーセまでの間においても、アダムの違反と同じような罪を犯さなかった者も、死の支配を免れなかった。このアダムは、きたるべき者の型である。(ローマ人への手紙5:14 口語訳)
若い頃、「アダムが来たるべき者の型」だというこの部分を読んだ時、すっきりと納得できなかった。「来たるべき者」が「キリスト」を表しているというのは分かる。しかし・・。
訳が新しくなって、ここの部分を読み返しても、やはり・・。
実にアダムは、来るべき方を前もって表す者だったのです。 (ローマの信徒への手紙5:14 新共同訳)
このアダムは来るべき方の雛型です。(ローマの信徒への手紙5:14 聖書協会共同訳)
ところが、最近リビングバイブルを読んで、納得したのだった。
アダムは人類を代表するという意味で、やがて来られるキリストの原型ですが、両者はなんと対照的でしょう。(ローマ人への手紙5:14 リビングバイブル)
おそらく聖書の原文にはないであろう「両者はなんと対照的でしょう」の一言があるために、深く深く腑に落ちたのであった。