風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

キッチンの小窓の磨り硝子の向こうに・・

● 建築と低周波被害 
2年前までは、設計する家の設備に対して健康被害があるということに気がつかなかった。…。近年、風力発電所エコキュートからの低周波による健康被害が表面化し、…。(ブログ『有機的建築を造ります』さんから抜粋引用)  

朝、耳のすぐ近くで鳥の鳴き声がすると思って見ると、キッチンの小窓の磨り硝子に磯ヒヨドリの幼鳥らしき姿が映っていた。写真!と思って、「あ!」と声を上げた拍子に飛び立ってしまったのだが・・。

そう言えば、こちらに来てから、こんな短歌擬きを作ってブログに載せたのだった。

ケケケケと警戒音を発しをりイソヒヨドリはこんな夜更けに
わが軒の端から端へパタパタと移りては鳴くまだ午前四時
つぎ家をたてるときにはトタンを軒に使ふまいぞよ寝不足になる
鳥に怒るわけにもゆかず駄文つらねてしかたなく寝る
ここに来てイソヒヨドリの母鳥の鳴く声蛙のやうだと知る

この短歌擬きを作った時には、まさか牧師館を建て替えることになろうとは思ってもいなかった。「トタンを軒に使ふまいぞよ」なんて言っているのだが、新しい牧師館に軒はない。玄関の庇は深いのだが・・。
いわゆる、工場で作って現場で組み立てるプレハブ建築なのである。けれど仮設住宅などとはもちろん違っていて、冷暖房については考えられている。ただ、太陽光パネルなどを取り付けると費用が嵩むので、それは端から考えには入っていなかった。と言っても、教会が建てたものなので、私が勝手に決めたわけではない。けれど、ツイッター等の情報を見ていると、それで良かったと思っている。
今までの牧師館は南北に長い造りになっていたが、今回は北側に駐車場を設け南北を短くした。その代わり、東側にあった玄関と樹木が取り払われて東西に少し広くなった。
お隣が三階建てで、そのお隣は二階建てなのだけど三階建てのお隣と屋根の高さがほとんど変わらない。だから、うちは小さく見える。でも、隣近所の人たちに新しい牧師館のお披露目をした時、来てくださった方が玄関に入るなり、「ひろ〜い!外から見ると小さいと思ったのに、中に入ると広いですね」と驚いていらした。総二階になったから実際広くなったのだが、屋根も平で立方体のような家なのでこぢんまりして見える。前の牧師館の方が、外から見た感じ、趣があって良かったかも知れない。でも、新しい牧師館は住み心地が良い。


最近のうちの庭の植物達。

他所から貰って来た白い露草を土におろしたところ新しい葉を出している。根づいたようだ。



数年前に鉢に植えておいた酔芙蓉の脇に草が生え出て、蕾をつけ始めた。これは何だろうと見ていると、ネジバナらしくなってきた。今まで庭で色んな草に交じって夏になる頃に急に花を咲かせていたので、ネジバナの葉っぱがどういうものなのか全く知らなかった。引っこ抜かないで置いておいて良かった。

すいかずら達は、外科的処置を施した鉢のものが一番元気だ。でも、育てた人間もその人間が死ぬまで分からないように、何が功を奏するかは、まだ分からない。