風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

毎日新聞はもう取らない!と、鳥に学べ〜


● 『川内原発再稼働反対! 1213 反原発☆渋谷大行進』と秋の映画2題:『マダム・マロリーと魔法のスパイス』と『ミンヨン 倍音の法則』
この週末は渋谷のデモへ行ってきた。『川内原発再稼働反対! 1213 反原発☆渋谷大行進』
途中から抗議の列に入った丸井のところでデモの全体を見回したが、年末のクソ忙しい中(笑)思ったより参加者は多い感じだった。
●この日の写真:ボクらは毎日を風下で暮らしている。(↑)(抜粋引用)

 群れをなす動物たちは、集団の進むべきルートをどう見定めるのでしょう。ミツバチや魚や鳥の一部では、「正しい知識を持ったリーダー」が少数いることが知られており、こうした優等個体が集団を牽引するようです。ただ不思議な点もあります。正しい知識はどのように群れ全体に伝わるのでしょうか。そもそもメンバーたちは「誰が正しい知識を持つか」を、どうして識別できるのでしょうか。
 現在では、高速なコンピュータに個々の動物の行動癖を組み込むことで、集団行動のパターンを再現することができます。
 計算結果によれば、集団に占める「正しい知識を持った個体」の割合が増えるほど、群れは正しい進路を取ります。これは当然でしょう。しかし、意外なことに、知識個体率が同じ場合は(たとえば10%のメンバーが正解を知っているときには)、集団の規模が大きいほど群れは正解に至ります。こうしたところに動物が巨大な群れをなす理由があるのかもしれません。
 さらに面白いことに、知識層のメンバーが正解にあまりに固執すると、集団は分裂崩壊してしまうことが示されました。リーダーは確固たる意図をあえて明示せずに、一見曖昧な行動をしたほうが、結果として集団を正しい方向に導くことができるようです。(池谷裕二=著『脳には妙なクセがある』(扶桑社新書)より)

大まかに正しい方向を示す方が良いということのようだ。正解を明示してしまうと自分の頭で考えなくなる。そしてそれでは、次のリーダー層が育たなくなりそうだ。

確かに、渡り鳥を見れば、先頭の鳥の真後ろに連なって飛ぶというより、横に広がって飛んでいく印象の方が強い。しかもその形も一定ではなく、「棹になり、かぎになり」と歌にも歌われているように変化させながら飛ぶようだ。風の抵抗による体力の消耗を最小限に抑えるために、一番前を飛ぶ鳥が交替できるように形を変える、と何かで読んだ記憶がある。

幅を持たせる方が正しい方向へ進みやすいということだな。

神ではない一人の人間を、「この人!」と、まるで神のようにリーダーに押し立てて進んでいけば、その群れは滅びるしかない。旧約の時代のイスラエルも、預言者の言葉に耳を貸さず、王をリーダーとして従って行った時に滅びた。渡り鳥の知恵はいつの時代にでも適用できると言えそうだ。


もちろん、新しい神学が興されたならば事は済んだ、と考えてはならない。増え続けるバルトの『教会教義学』に頼り切ってはならない。バルトは私たちを手助けできるかもしれないが、救いはしない。私たちはおのおの自分の神学的闘いを担わなくてはならない。(フロマートカ=著『神学入門ープロテスタント神学の転換点』(新教出版社)より)


投票日の朝刊に、毎日新聞自民党の広告だけを載せていた。いくら広告料を貰っているといっても大新聞が一党のみの広告を載せるようでは購読を続けるわけにはいかないだろう。一番の顧客が誰であるのか、再確認して胆に命じなくてはいけない。こういったやり方を続ければ、良識ある購読者がどんどん減っていくということを分からなくてはならない。朝日新聞報道でも随分叩いていたようだったが、自分のところだけ生き残ろうとするようなやり方は滅びを招くということを知るべきだ。