風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

誰もゐぬー白い芍薬


母の庭の芍薬が今年は沢山咲いていたので、香りを楽しみたいと思い、切って持って帰った。私の偏愛して止まない白い芍薬なのだが、あまりの美しさに俳句も短歌も出てこない。「参りました」と降参して眠った翌朝、ふと、こんな句が浮かんだ。

誰もゐぬ芍薬ほの白く咲く庭

誰もゐぬ家内にみち芍薬の白く匂ひぬ月の満つまで[[