風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

流浪の教会


福島第一聖書バプテスト教会
福島原発に近い場所に、発電所ができるずっと以前に建てられた教会だという。
2009年、この教会は、100年先を見据えた会堂を建設した。
そして2011年3月、地震による原発事故のため立ち入り禁止区域となった。

この教会は、この先何年、使われることなく、この地に立ちつづけるのだろうか。しかし、神に用いられるとは、こういうことなのかもしれない。


1章:Document (記録)〜3・11から復活祭まで
2章:Message (説教)〜被災牧師からあなたへ
3章:Testimony(証言)〜流浪の旅の中で
付記:History  (歴史)〜原発より前に建てられた教会
(佐藤彰『流浪の教会』(いのちのことば社)目次より)

私はこの間教会に一時帰宅しましたが、・・。
私たちは震災が無ければ洗礼式や結婚式をするはずでした。一時帰宅が許され帰った時、手渡すはずだった色紙が教会の事務所にさみしく残っていました。食材もご両親が用意したお菓子も準備万端だったのに、すべて腐っていました。
イースター礼拝Messageより引用)

佐藤牧師と教会員の方達は、3月31日の時点で、奥多摩福音の家に避難されたようだ。
12月7日の新聞で、避難区域外で自主避難した人達への賠償金があまりに少ないという記事を目にした。