夫の保湿クリームがなくなったので持ってきて下さいということで、新しいのを作って届けた。これから寒くなるので需要が増えそうだ。
youtu.be「あなたの手は・・」(保湿クリームを簡単に手作り)
(休業中のアロマセラピスト良香さんの日常№4)より
転院した時、アメニティグッズの中に保湿クリームらしい物があった。それで、アロマセラピストの資格を持っているので、保湿クリームは手作りの物を持ってきたいとお願いした。すると看護師さんが「香りの強い物はちょっと」と言われたので、「精油は腎臓が弱っている人には使えないんです。ですから精油は入れないで、植物油とシアバターだけで作ります」と話した。
そう言えば腎臓が弱っているというので、降圧剤を利尿剤でなく、肝臓で代謝するカルシウム拮抗薬に替えて貰ったのだった。まぁ、どちらにしても色々問題はあったのだが。
「玄妙」といふ言葉あり細胞のうちなるうごき記せる論文(もの)に
シトクロムP450=特定の酸化還元酵素ファミリーに属する酵素の総称である。単にP450あるいはCYP(シップ)と呼ばれることがある。肝臓において解毒を行う酵素として知られているとともに、ステロイドホルモンの生合成、脂肪酸の代謝や植物の二次代謝など、生物の正常活動に必要な様々な反応に関与している。NADPHなどの電子供与体と酸素を用いて基質を酸化することも共通である。
(略)
さまざまなシトクロムP450の基質は脂溶性で、蓄積すると毒になるものが多い。たとえば、ポリ塩化ビフェニル (PCB)、フェノバルビタールをはじめとする薬物、ステロイドなどである。これら基質の多くにはシトクロムP450の発現を誘導する性質もある。(略)
カルシウム拮抗剤などでグレープフルーツジュースとの併用により副作用が増強することがある。これはCYP3A4の活性が阻害され薬物の代謝が遅くなるためとされ酵素阻害と呼ばれる。逆にセイヨウオトギリはCYP3A4を誘導し薬物の代謝を速め酵素誘導と呼ばれる。このほかにもシトクロムP450が関係した薬物の相互作用がありうるので注意が必要である。
カルシウム拮抗薬が肝臓において解毒される薬だから、グレープフルーツとの併用に特に注意が必要になるということだ。
だから腎臓から排出される薬ではグレープフルーツとの併用について特に記載されていないわけなのだ、と最近になって気づいた。