風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

花のない葉と葉のない花と

● 栗の実が落ちる
眠り込もうとしたその時、「福島からきました。すぐ近くにいるのでちょっとお話したいのですが、どう行けばいいのでしょうか」という電話が。(中略)
何もできない。それは確かだけど、いま起きている現実を知るのは、そこに住んでいる人たちの話を聞く以外にないとも思いました。(中略)
今朝のデーリー東北一面には「高レベル最終処分地の調査受け入れを自治体に当面求めず 問題解決引き伸ばし」と大きく共同通信の配信記事が載っていました。
原燃PR館では一時期あふれるほど置いてあったパンフレットも、一種類だけになりました。
政府の建前がどうであろうと、原発が再稼働を強行しようと、原発に未来はないのだとお金の動きが示しているのでしょう。
一億玉砕をすなおに信じていたあの時代より、いまはましなのだと思いたい。(抜粋引用)

全草に毒を持つようしゅやまごぼう生え出でてをりそのままに置く

母の遺した土地にヨウシュヤマゴボウらしき花が咲いていた。植えたいと思っていたものなのだが、しかし、これは根にも葉にも種子にも猛毒を持つという。幼児は「果汁が直接皮膚に触れることも避けるべき」だとウィキペディアには書かれている。学校帰りに摘めるような場所に生え出ているので場所をかえた方がいいかな、とは思っているのだが。「草食動物は摂食を避ける」らしいが・・。


白猫はいづこを遊びきたりしか草の実つけて金の眼輝く 小中英之

枯草の庭よりのぼりきし猫はみどりのまなこ燃えてちかづく 葛原妙子

毒を持つと言えば、彼岸花も毒を持っていた。会堂の脇に彼岸花の仲間が沢山出てきたので、オオタニワタリの葉と一緒に飾った。「花のない葉と葉のない花と」だ。

後ろから撮ると、オオタニワタリはまるで狐の尻尾のようだ。

[[


白いランタナは今年伸びてこなかった。昨冬、剪定しすぎたせいだろうか。その代わり、鉢に植えていて枯らしたと思い、カイヅカイブキの傍に土ごと捨てたピンクのランタナが今年は芽吹いて花をたくさんつけた。今は実をつけている。人の手を離れて自然に帰ればよみがえるのかも知れない。

わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。…。実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。(ヨハネによる福音書15:1~2)