風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

花と聖句

主人は言った。『いや、毒麦を集めるとき、麦まで一緒に抜くかもしれない。刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい。(マタイによる福音書13:29,30)

ハイビスカス・トリオヌム。一昨年だったか夏の終わりに売れ残っていたのを買って、去年、母の家の庭に植えたら枯れてしまったので、掘り起こして鉢に入れて置いておいた。すっかり枯れてしまって茎も引き抜いた鉢の中に葉が出てきた。雑草かと思ったが、もしやと思ってそのままにしておいたら、花を咲かせた。
ハイビスカス・トリオヌム。

だけど、トリオヌム、午後にはもう萎んでしまった。


朝が来れば花を咲かせ、やがて移ろい
夕べにはしおれ、枯れて行きます。
           (詩編90:6)

草は枯れ、花はしぼむが
わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。
          (イザヤ書40:8)



これは、薔薇のカティ。
鉢に入れたまま放っていて、弱りかけていたのを地面に降ろした。葉も病気になったり虫に囓られたりしていたのだが、草木灰を根元に入れたら、元気を取り戻した。
この薔薇、一つだけ残念なのは、香りが全くしないこと。薔薇なのに。
大きさとか色とか形を追求して交配を重ねると元々持っている香りが失われるんじゃないかと思う。シクラメンも商業用に作られた大きな物は香りがない。蘭の仲間も、寒蘭などの野生のものは色や姿は地味だが素晴らしい香りを放つ。けれど、胡蝶蘭などは香りはないのではないだろうか?
それにしても、根元はこの写真の右下なので、どれだけ朝の光の射す方へと伸びて行っているかが分かると思う。

そこでイエスは彼らに言われた、「もうしばらくの間、光はあなたがたと一緒にここにある。光がある間に歩いて、やみに追いつかれないようにしなさい。やみの中を歩く者は、自分がどこへ行くのかわかっていない。光のある間に、光の子となるために、光を信じなさい」。(ヨハネによる福音書12:35,36)