2018年受難週第一主日礼拝説教 豊島北教会ホームページ〈 読む礼拝 〉より
私を教会へと引き戻した讃美歌
私を教会へと引き戻したのは、この讃美歌205番だと思う。
「わが主よ、今ここにて 親しくまみえまつり、限りなき幸いを受くるこそ嬉しけれ」
私自身は、その頃まだ洗礼も受けておらず、聖餐にも与ってはいなかったのだが・・。
「ここにはあがないあり、ここにはなぐさめあり、わがけがれ清められ、み力は満ちあふる」
「贖い」という言葉もよくは分かっていなかった。けれど確かに、ここには他にない何かがある、と思ったのだった。
この讃美歌は、教会という場を象徴したような讃美歌だと、今になって思う。
中学生だったということもあって語られた説教の記憶はないが、聖餐の後の讃美歌にこの205番を選ばれたH先生の信仰が、私を教会へと引き戻した、と思う。