風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

『聴く』5月号

2018年受難週第一主日礼拝説教 豊島北教会ホームページ〈 読む礼拝 〉より


  私を教会へと引き戻した讃美歌

私を教会へと引き戻したのは、この讃美歌205番だと思う。

「わが主よ、今ここにて 親しくまみえまつり、限りなき幸いを受くるこそ嬉しけれ」
私自身は、その頃まだ洗礼も受けておらず、聖餐にも与ってはいなかったのだが・・。

「ここにはあがないあり、ここにはなぐさめあり、わがけがれ清められ、み力は満ちあふる」
「贖い」という言葉もよくは分かっていなかった。けれど確かに、ここには他にない何かがある、と思ったのだった。

この讃美歌は、教会という場を象徴したような讃美歌だと、今になって思う。

中学生だったということもあって語られた説教の記憶はないが、聖餐の後の讃美歌にこの205番を選ばれたH先生の信仰が、私を教会へと引き戻した、と思う。