風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

どういう風に考えれば良いのだろうか・・「食べて応援」


● 映画『フタバから遠く離れて 第二部』と『日々ロック』
仮設住宅にいる住民からは『埼玉の避難所は弁当が支給され、手当ても月2万多い。不当に優遇されている』という声が挙がる。部屋も狭く壁も薄い仮説住宅の環境が過酷であればあるほど、彼らには避難所が優遇されているように映るのだ。かといって、埼玉の避難所の生活が楽かというと、勿論そうではない。教室に畳を敷いてダンボールで区切って雑魚寝をする生活を見れば『優遇されている』なんてとても言えるはずがない。
染物屋の80過ぎのお婆さんが避難所にかって作った染物を飾った。この人たちは約3年間 廃校の教室の床にアルミシートを敷き、その上に畳を敷いて寝ていた。
(中略)
前作では双葉町を追われて埼玉の高校に避難した町民たちの姿に『こんな酷いことがあってもいいのか』という怒りを抱いた。その続編の今作ではもっと深いアンビヴァレントな感情が湧き上がってくる。
・・。これを見てもボクはどうして良いかわからなかった。問題の本質はそこにあるのだろう。(抜粋引用)
私たちは容易には解決のつかない所に立たされているのだと思う。それでも何とかして生きていかなければならないのだと・・。(ミルトス)

「食べて応援」ということが言われている。これに対して批判の声も上がってきている。これは、どういう風に考えれば良いのだろうか・・。
「食べて応援」ということの先には、「被災地の復興」ということがあると思う。けれど、放射能汚染の問題が片付かないままこれが押し進められれば、放射能を回避したいと思って避難した人達も補助を打ち切られて帰らざるを得ないということが起こってくるように思う。
しかし又、放射能汚染はあっても住む家のある高齢者が家を捨ててまで避難しようとはなかなか思えないのも現実であると思う。そういう人々の方がむしろ多数ではないだろうか。だから、住み続ける人達も必ず居るということだ。そうすれば、その人達が生きていけるということも同時に考えるのでなければならないと思う。
「食べて応援」という行為がお為ごかしでなされるなら、間違った方へと向かってしまうだろう。そしてそういったところを分からないまま行動するなら、その行為によって苦しむ人を生み出す可能性があるのだと思う。

正しい方へ進んでいるはずだったのに、いつの間にか間違った道へと逸れて行っている場合がある。どこで立ち止まるべきか、どこで引き返すべきか、常に見極めながら進まなくてはならないと思う。

巡礼者は幸いである。真理を求めて、巡礼を、道であり、真理であり、生命である方を求める、「生命の道」にするならば。(「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」第8話より)



● 川内原発再稼働について
これまでのところ、原発事故について関係者の誰ひとり刑事責任を問われていません。事故処理に要する天文学的コストは一民間企業が負担するには大きすぎるという理由で税金でまかなわれている。政府と東電が事故がもたらした損失や健康被害や汚染状況をどれほど過小評価しても、それに反証できるだけのエビデンスを国民の側には示すことができない。
彼らは原発事故でそのことを「学習」しました。
鹿児島県知事は「たとえこのあと川内原発で事故が起きても、前例にかんがみて、「何が起きても自分が政治責任を問われることはない」ということを確信した上で政治決定を下したのです。
僕も彼らが利己心や邪悪な念によって原発再稼働を進めているとは思いません。彼らは彼らなりに「善意」で行動している。主観的には首尾一貫しているんで す。それは、せいぜい五年程度のスパンの中での経済的利益を確かなものにすることです。経営者としては当然のことです。しかし、1億人以上の人が、限られた国土で、限られた国民資源を分かち合いながら暮らし続けることを運命づけられた国民国家を運営するには、百年単位でものごとを考えなければならない。
(中略)
原発再稼働は「パイのフェアな分配」については何のアイディアもなく、ただ「パイを増やすこと」以外に国家戦略を持たない人たちの必至の結論です。
(中略)
日本が誇れる国民資源は何よりも豊かなこの「山河」です。国破れて山河あり。戦争に負けても、恐慌が来ても、天変地異やパンデミックで傷ついても、この山河がある限り、国民は再生できます。本の森林率は67%で世界トップクラス。温帯モンスーンの肥沃な土壌のおかげで主食のコメはなんとか自給できます。 豊富な水、清浄な大気。これらがほとんど無償で享受できる。こんな豊かな山河に恵まれた国は世界でも例外的です。国民が知恵を出し合ってフェアに分配し、 活用すれば何世紀も生きているだけの「ストック」がある。(抜粋引用)

● そのひとの罪は問われず冬四つ いらくさ


● 地方創生と新自由主義経済は両立しない。・・・ではどうする?
 地方から都市に富が流出せず、地方が自立するための経済政策としては、たとえば、シルビオ・ゲゼルの自然経済秩序(地域通貨・減価する通貨)というものが有効だと思います。(抜粋引用。シルビオ・ゲゼルの自然経済秩序についてのサイトへはリンク先のブログからお入りください

● 石油は20年で枯渇する・・・常識のウソ
北極の氷は2013年、14年連続で増加しているそうです。http://blog.livedoor.jp/noel23/archives/1008543903.html