風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

自民党改憲案と九条の問題 その2


自衛権3要件 拡大検討 首相表明で揺らぐ専守防衛

問 どうして日本を戦争する国にしたいのですか。

答 次のような言葉で説明するのです。「友達のAさんがBさんから殴られそうになったら、Aさんを守りますね。これを両者の間の個人の問題にしないで、クラス全体で解決を図ることが、集団的安全保障ですよ」。そのために自衛隊を「国防軍」にして「集団的自衛権の行使」による集団安全保障が必要だ、とするのです。しかし、この論理には騙しがあります。喧嘩の仲裁は殴られたら殴り返すことではありませんし、集団で殴り殺し合うものではありません。武器を備えて押さえ込むことは戦争の始まりです。「剣を取る者はみな、剣で滅びる」(マタイ26章52節)からです。平和的解決は、話し合いや会議による粘り強い外交にあるのです。

(『ヤスクニ通信 第710号』(日本キリスト教会靖国神社問題特別委員会)所収「ヤスクニ問題 Q and A 」(川越弘 沖縄伝道所牧師)より引用)