風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

モリブデンと銅と尿酸値、それに今年のスイカズラ


● モリブデンについて(「臨床栄養士のひとり言」より)
硫黄分が多く含まれる食材(タマネギ、ニンニクなど)や水は、モリブデンの吸収を阻害します。また、モリブデンが過剰に摂取されると銅の吸収が低下し血中尿酸値が高い方は痛風発作を起こすこともありますので注意してください。(抜粋引用)

色々調べて、重要だと思う情報が入っていても、すぐには考えられない場合はブックマークに入れておく。そんな中に、上にリンクさせて頂いた記事があった。

ニンニクについてはずっと考え続けているのだが、ここでは、その後のモリブデンが過剰に摂取されると銅の吸収が低下し血中尿酸値が高い方は痛風発作を起こすこともありますので注意してください」に注目したい。モリブデンによって銅が駄目になるという情報は、もう随分前に掴んでいたことで、娘の指の皮膚が切れることとモリブデンと銅と尿酸に関連して過去記事を書いている。けれど、「銅の吸収が低下し血中尿酸値が高い方は痛風発作を起こす」という程、直接的には言い切っていないのだった。

銅含有酵素との関連で、銅欠乏によっておこる病理についても情報を得て持っているのだが、すっきり分析できていない。
けれど、その中に心筋症(関連酵素=シトクロムC酸化酵素心臓肥大(関連酵素ドーパミンβーハイドロキシラーゼ)細胞死(関連酵素=スーパーオキシドジスムターゼ)が入っていて、夫の心不全と関連する事柄が多いので、そろそろ纏めなければいけないと思っていた。細胞死に関連したスーパーオキシドジスムターゼは亜鉛含有酵素でもある。夫は、利尿薬によって亜鉛を駄目にされているので、銅の方が不足しているのかどうか判断しかねているのである。

私としては、亜鉛不足か銅不足かの判断はいくつかあると考えているのだが、はっきりと言い切れないままになっている。そこで、最近自分の体で試してみた。亜鉛サプリメントを一日所用量の半分を飲んで様子を見る。この場合、亜鉛単独のサプリメントであることが大事である。この時は、午前中に飲んで、昼食を食べて買い物に行って帰って来た辺りから、眩暈までいかないが少々ふらつく感じになった。少し動悸もする。銅がやられている、と思う。そこでココアを作って飲んだ。しばらくして、ふらつきやしんどさが治まってきた。

やはりサプリメントとして摂取する場合は効き過ぎに注意しなくてはいけないだろう。食物でも同じなのだけれど、サプリメントを続けて摂るという場合、原材料も気になるところである。私の持っている亜鉛だけのものでは、大豆油、米糠、小麦胚芽が原材料となっている。もう一つの、核酸とセットになっている亜鉛では、鮭白子DNA、酵母エキス(RNA含有)、白子たんぱく、酵母亜鉛含有)、デキストリンセルロース、乳化剤、香料と記載されている。
野菜等購入する時には農薬や産地を色々考えて購入するけれど、サプリメントの場合は案外そんなことは考えないで購入したり、摂取したりするのではないだろうか?1950年代に乳児の飲む粉ミルクにヒ素が混入していたという事件があった。乳児用なら万全を期しているとか、サプリメントなら大丈夫などという保証はない。

ニンニクについてはまとめるのは当分先になると思うのだが、上のリンクの「硫黄分が多く含まれる食材(タマネギ、ニンニクなど)は、モリブデンの吸収を阻害」するということについては、モリブデンだけでなく重金属全ての吸収を阻害すると言えるのではないかと考えている。つまり銅も吸収阻害されるのではないか、と。

実のところを言うと、銅不足で痛風発作が起きるかどうかについても、まだ確証は持てていない。けれど、そうではないかとはうすうす思っていたのだった。

ところで、色の白い人は亜鉛が多いのではないかと思う。亜鉛が多いと、銅は亜鉛に抑えられて少なめになるのではないだろうか。私のように生まれつき色白でない場合は、亜鉛はあまり多くないだろうと思う。私の場合は亜鉛は少なめでナイアシンが多いので、銅はメラニン形成に使われて、日焼けに強いのだと思う。亜鉛が多くナイアシンが少ない人は色が白く、日に焼けると赤く腫れ上がるタイプだろう。
元々比較的亜鉛が多くナイアシンも多い場合は、銅が亜鉛によって吸収を抑えられ、ナイアシンによって使われるため、銅不足の傾向にあるのではないかと思う。
パントテン酸が不足しても白髪になりやすい」『栄養成分バイブル』(中村丁次=監修)に書いてあるが、銅不足でも白髪になる。
骨相のように、外見で栄養素の不足が解ればと考えているのだけれど・・。

こんなことを考えに考えて、全て解明されないまま、そのうち死んでいくのだろう。私など科学者でもないし・・。


人体から植物の話に急に変わるのだが、サプリメント関連で、今年のスイカズラについて書いておこう。
今年のスイカズラはまずまずの様子で咲き終わった。
今年は、液肥はやらず、蕾をつけ始める前に、人間用の亜鉛サプリメントを一粒すり潰して撒いた。6,7年前に植えたままで植えっぱなしだったので、先端まで栄養が行かずに奇形を発生させるのではないかと思い、ところどころ剪定した。花は蔓の先端に向けて下から咲きはじめるので、咲き終わったものは摘むようにしたり、剪定を兼ねて花が咲きはじめた枝を切って飾ったりした。そういったことが功を奏したのか、ほとんど奇形は発生しなかった。ただ、真夏にもう一度花を付けるかどうか、その時、帯化現象を起こすかどうか、まだ分からない。